修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

県民の浜の河津桜を訪ねる

2019-02-23 09:47:38 | 広島の桜

 上関の河津桜を楽しんだ翌日、広島県立県民の浜(呉市蒲刈町の上蒲刈島)の河津桜も見頃と聞き訪ねました。上関の城山歴史公園に比べて規模では劣りますが、広島県内随一の規模でメジロが集う桜の園として人気のあるところです。この日も平日ではありましたが、メジロ狙いの写真愛好家を中心にして沢山の花見客の姿がありました。昨年は3月6日に訪ねたことを思うと、今年の早咲き具合の印象が強烈です!〔2月21日(木)〕

↓ 県民の浜の入口を入って直ぐの高台でほぼ満開となった河津桜です。


↓ 高台の下には県民の浜の諸施設があり、その先には四国が望める海が広がっていますが、この日は眺望が霞み四国の山影を見ることは出来ませんでした。

↓ ちょっと険しい傾斜ですが、満開の桜やそこに集うメジロなどを見るには都合の良い地形です。この日は山上に大勢の写真愛好家が三脚を立ててメジロを狙っておられました。

↓ 樹下に立って見上げれば、満開の桜の花の天井が広がっていました。

↓ ぼつぼつ青葉が出かかっている枝もありました。

↓ 後背に七国見山のスカイラインを入れてみました。

↓ 満開の桜を眼前にする丘の上には写真愛好家が大勢陣取っていました。

↓ 満開に近い桜の花の蜜を狙って沢山のメジロが集まって来ていました。

 ↓ 蜜を求めて桜の花を転々とするメジロの姿は可愛いいものです!


↓ 花見、花の写真撮影に飽きてきて、暫し県民の浜の園内を散策しました。園内には展望台、宿泊棟、温泉、天文台などの諸施設がありました。

 ↓ 夏には賑わう海水浴場の浜辺です。

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縮景園に冬牡丹を訪ねる

2019-01-07 07:59:06 | 広島の桜

 去年の12月末に訪ね損ねていた縮景園の冬牡丹を訪ねました。この日の朝の中国新聞の記事では園内に30株の牡丹が植えられているとのことです。比較的暖かいこの正月に殆どの花は満開かちょっとピークを過ぎたところといった感じでした。花の少ないこの時期に見る菰を被った冬牡丹は一服の清涼剤です。〔1月5日(土)〕

↓ 縮景園の正面入口から真っ直ぐ進んだところにある「清風館」の傍の庭に冬牡丹は菰を被って植えられていました


↓ 縮景園入口の冠木門前には立派な門松が飾られていました。

↓ 「清風館」の玄関先に他の株とは別に2株だけ植えられた株がありました。そのうちの1株がちょうど見頃を迎えていました。

↓ 寄せ植えされた冬牡丹が見事にちょうど満開の頃合でした。赤、白、黄、ピンクの取り合わせが見事でした。

↓ 菰の中で満開の時を迎えた白の牡丹です。これらの冬牡丹は島根県松江市の大根島から12月末に取り寄せたものとのことです。

↓ 一つの株に咲く花ですが、ピンクの色合いが少し違うのが不思議です。

↓ 黄色の大輪を2つ咲かせた株です。本来は春から初夏に咲く牡丹を温度調節してこの時期に咲かせたものを「冬牡丹」と呼ぶそうです。

↓ 見事に5輪の大輪を咲かせた株は感動ものでした。「冬牡丹」とは別種で寒い時期に咲く「寒牡丹」があるそうですが、その見分けは青々とした葉があるかどうかで付くそうです。これは葉があるので「冬牡丹」。

 ↓ 仄かな赤味を帯びた不思議な白い花でした。

 ↓ 満開の寄せ植えの花々には元気を沢山戴きました。

 ↓ 冬牡丹を見終えて園内を散策していると、もう梅の花がチラホラと咲き始めていました。初春の園内の様子は改めてレポートします。
 

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空域さくら亭(旧河野邸)のソメイヨシノ~Final 広島の桜2018

2018-05-01 08:30:39 | 広島の桜

 土橋のしだれ桜を見た後で友人と近くの 野草園に寄り、そこを出た後で単騎臥龍山の南麓にある旧河野邸(今は「空域さくら亭」という会席料理店に改装されています)のソメイヨシノを訪ねました。海岸部から1か月近く遅れてソメイヨシノが咲くという特異な所です。花期の早かった今春の桜でしたが、ここでは散り始めのソメイヨシノがまだ残っていてくれました。〔4月18日(水)〕

↓ 散り始めたソメイヨシノに包まれた「空域さくら亭」の佇まいです。

 ↓ 4年前から営業を開始した会席料理店は平日のこの日は閉店していました。

↓ 時折花見の車が立ち寄ることを除けばこの山間の邸宅は静寂に満ちていました。

↓ 料理店に改装された本宅の裏手の高台の桜も満開でした。この邸宅は築後100年を超えると聞いています。

 ↓ 鍵の掛かった本宅のガラス戸に散り始めた桜が映り込んでいました。

 ↓ 後背の高台から山深い空域の郷にある邸宅周辺の佇まいを俯瞰してみました。

 ↓ 桜の花に包まれて将に春爛漫の邸宅周辺です!

 ↓ 西に傾いた陽を浴びて春色に染まる邸宅周辺です。

 ↓ 緑公団の大規模林道の通る邸宅前にソメイオシノの古木の植え込みがあります。

 ↓ ほぼ満開のソメイヨシノと周辺の森林とのコラボレーションも良いものです!

 ↓ 一時衰えていたソメイヨシノの樹勢も料理店が開店してから回復し、見事な花を見ることが出来るようになりました。

 

 延べ39回に亘った今年の「広島の桜」シリーズを今回をもって終了させて頂きます。3月6日に訪ねた上蒲刈島の河津桜以降1か月を大きく超えるシリーズとなりました。3月22日の広島のソメイヨシノの開花からフィナーレの4月18日の旧芸北町空域のソメイヨシノまでやはり1か月ほど、この間広島県に桜前線が停滞してくれたようです。今年の広島の桜は概して「一斉に早咲き」した桜であったと言えるかと思います。行きたいところ、写真に納めておきたいところは沢山あったのですが、実現出来たのはほんの一握りで終わったようです。途中、広島から飛び出して現存する12天守のうちの5つの城を桜咲く季節に訪ねることが出来たのは楽しい思い出となりました。シリーズをソメイヨシノで締め括るというのは初めてのことです。種類と問わず、種々の桜が一斉に早咲きした今年の特色を具現した象徴的な出来事かと思います。多くの方々から励ましの言葉や情報提供も戴きました。皆さまに感謝すること頻りです。有難うございました。


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土橋のしだれ桜

2018-05-01 08:28:36 | 広島の桜

 沢山の花見客が次から次にやって来て賑わっている地久院を後にして雲月山の麓にある土橋(つちはし)のしだれ桜を友人と共に訪ねました。訪れる人も少ない旧芸北町でも最も山深い谷間の空き家となった一軒家の庭先に咲く孤高の桜です。なかなかに形の良い樹で、見る角度によって様々な表情を見て取れます。今年の花は上々の仕上がりで、一見大人しそうな咲き様に見えますが、よく観察するとその枝垂れ様はまるで激情渦巻くようでした。静と動の桜の世界をご覧ください。〔4月18日(水)〕

↓ 静寂が支配する谷間の一角で満開の時を迎えた孤高の桜です。

 ↓ 森と畑に囲まれた土橋最奥の民家の庭先に立つ一本桜です。

 ↓ 樹下から見上げれば見事に枝垂れた枝先が綺麗な放物線を描いていました。

 ↓ 立地は小さな谷間の入口にも当たります。見る角度により樹形も周りの景観も著しく変化します。

 ↓ 道路から見える姿、即ち真正面からの姿です。潤沢に花弁を付けて上々の咲きっぷりに見えます。


↓ このアングルから見上げると潤沢な花弁に包まれて、見事に枝垂れる様がよく分かるかと思います。

↓ 天頂部から激流となって一気に観る者に向かって枝垂れ落ちて来ます。
 

 ↓ 外見は大人しそうな樹形ですが、枝垂れ落ちる姿は激情を発露しているかのように激しく劇的です!

 ↓ この高く伸びた枝先の枝垂れる様は典雅でもあります!

 ↓ ここも激情渦巻くように激しく枝垂れ落ちています。

 ↓ 枝垂れる様は骨太で力に満ちています。

 ↓ 逆光の中で力みなぎって咲く桜の姿です!

↓ 一本の桜に垣間見える多様な表情を楽しむひと時も良いものです!

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地久院のしだれ桜

2018-05-01 08:27:04 | 広島の桜

  橋山大歳神社から雄鹿原の地久院のしだれ桜に車を走らせました。ここでフォト歩きをしている友人と合流しました。地久院のしだれ桜は今や芸北で最も人気を集めている桜です。15世紀の古刹跡に立つ樹齢420年程の古木で、形良し樹勢良しで、国道がすぐ近くを通る交通至便な地にあることなどがその人気の訳なのでしょう。一斉に開いた感じの今年の芸北の桜です、この日ここも満開の時のようで、沢山の花見のお客さんの姿がありました。〔4月18日(水)〕

↓ 満開の地久院のしだれ桜です。平日とは言え人気の桜ゆえ沢山の花見客の姿がありました。

↓ 正面から見た地久院のしだれ桜です。雪の多かった今年の冬に中央部上部の太い幹の先端が折れてしまって、樹形が少し変わっていました。

 ↓ 樹の根元に安置された祠の上に聳え立つ姿には力強さがあります。右側の太い幹の先端部が折れてしまったのが残念です。

 ↓ 真っ白で細かい水の泡のような花弁が密集して咲く様には美しいものがあります。今年も上々の咲きっぷりでした。

 ↓ 天頂部のびっしりと詰まった感じの花弁の塊は、この樹の樹勢の強さを物語っているようです。

 ↓ 高く伸びて枝垂れかかる姿は優雅な舞を踊っているかのようです。

 ↓ 一部が折れたものの残りの部分は健気に伸びて枝垂れて咲いていました。古木とは言え強い生命力を感じます。

 ↓  芸北は雄鹿原の空に大きく枝垂れます。

 ↓ 惚れ惚れとする程に豊かな花弁の付き様です。重厚感漂う天頂部です。名木たる所以です!

 ↓ 下から仰ぎ見た時に重厚感を感じる枝垂れ様です。満開の花弁が流れ下って来ているかのようです!

 ↓ 祠の上からもドッと枝垂れ落ちてくる感じです。

 ↓ この日はNHKテレビが取材中で、祠の扉が開かれておりご本尊(釈迦如来のようです)を拝見することが出来ました。

 ↓ 桜と黄水仙が一緒に咲く芸北の春です!

 ↓ 樹齢420年余、まだまだ健在です。

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