6月30日(土) 天杉山(1,173.6m)は恐羅漢山、台所原から北に延びる広島・島根県境にある山です。今でこそ山歩きを愛する人達の間で知られるようになってきた山域ですが、広島県下では多分最も人跡が薄く、最も濃密にブナやミズナラなどの原生林が残っているところではないでしょうか!
今日は島根県の奥匹見峡からのルートを辿り、県境尾根を南下して野田ヶ原の頭(1,136m)を経由して天杉山の山頂までピストンしてきました。下界は梅雨の合間の晴天であったのでしょうが、ここの山上は霧に包まれたり、その霧が晴れたりといった天気でした。霧に包まれた尾根筋を見ていると、ここの原生林の濃密さ、その持つ生命力のようなものが感じ取れるようでした。
【写真上】県境尾根はずっと笹原に覆われており、その中に一条の立派な登山道が延びています。
【↑写真↓】霧に包まれた尾根筋の広葉樹の森を歩くと、樹々が濃密に繁り、自然の持つ生命力、その力強さをひしひしと感じ取ることが出来ました。