修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

春の花咲く皿ヶ嶺を歩く

2015-04-28 10:39:43 | 山歩き
4月27日(月)

 愛媛に渡った午後、日課のウォーキングを兼ねて皿ヶ嶺を歩いた。桜の花を追っかけていた約1か月の間に季節は回り、皿ヶ嶺は早春の花々も終わりいよいよ本格的な春の花の季節を迎えていた。山に踏み入った瞬間は、山の様相の激変にまるで浦島太郎のような気持ちになったものの、暫くその空気の中にいると段々と感覚も戻ってきたようで、万華鏡の中のように色とりどりの花々が一斉に咲いている山域にとても全部は吸収できないと諦めの気持ちになりながら、それらの花々を追っかけた。ここでは、その一部と途中で遭遇した珍獣をご覧にいれることにする。

この日の山行の出発は水の元


水の元のお花畑で先ずヤマルリソウが出迎えてくれた。


エイザンスミレもまだ健在


風穴(かぜあな)へと上がる


風穴の周辺に残っていたコガネネコノメソウ


イチリンソウは咲き始めであろうか


ヤマウツボも姿を現していた。


ハシリドコロはこれから大群生で咲き乱れることであろう。


シコクカッコソウも綺麗に咲き始めていた。


ワチガイソウはこの時期の代表的な花


シコクスミレの群落はこの山の見所のひとつ


竜神平近くの尾根道で遭遇したニホンアナグマ


午後3時を回って無人だった竜神平


上林峠への道にあったクロフネサイシン


皿ヶ嶺ではシロバナが普通のエンレイソウ


天狗の庭ではヤマブキソウが一斉に花開き始めていた。


天狗の庭で開き始めていたヤマシャクヤク


この日の軌跡
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空城(そらじょう)

2015-04-23 05:56:47 | 
4月22日(水)

 好天に恵まれた一日、芸北の桜巡りに出掛けた。今年の桜の開花は例年より1週間ほど早く、この日でも少し遅い訪問だったようだ。数ある芸北の桜スポットの中で、いつも訪ねるのを楽しみにしている特異な存在が緑資源公団の大規模林道沿いにある(旧)河野邸である。他の名高い桜は皆しだれ桜なのに、ここでは古民家の周りに植えられたソメイヨシノが海岸部から1か月ほど遅れて花開くのである。昨年訪ねた時に手を加えられていたその古民家が、「空城 さくら亭」という会席料理のお店に変身して営業中であった。随分と傷んでいた建物の前の桜の古木も手入れがされて健康体に戻り、この日は満開であった。店名にある「空城」(そらじょう)は、ここの地名のようだ。天空に近いいかにも山奥の地域といった趣がある。お店は昨年秋に開店し、土日祝日には会席料理を、平日にはコーヒーとケーキを供するという。我々もこの日コーヒーと季節のケーキを楽しんだ。この店が出来て、ただ静寂なだけのさくらスポットであった空城が、華やぎ元気なさくらスポットとして蘇ったように思い嬉しくなった。

満開のソメイヨシノに包まれた「空城 さくら亭」


立派な蔵や庭、池などもある古民家を利用した料理店だ。


暖簾に記された店名


檜の銘木の調度品を配した店内


臥龍山の伏流水で煎れたコーヒーと桜ロールのコーヒーセット


店内から建物前の満開のソメイヨシノを楽しむ。


ひと足早い田植え準備が進む空城地域の田圃
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残雪の十方山を歩く

2015-04-14 08:04:04 | 山歩き
4月12日(日)

 山の会の例会に参加して久し振りに十方山を歩いてきた。ルートは内黒峠から丸子の頭を経由する北尾根の縦走路を辿って十方山に達し、下りは水越峠へと下る西尾根の薮漕ぎルートを採って獅子ヶ谷登山口に出て予め車を配していた二軒小屋駐車場へと下った。北尾根縦走路や西尾根にどの程度雪が残っているかが今回の山行の難易度を決する要素であったが、雪が残っていたのはルート上の日当たりの悪い北向きの斜面のみで、それも固く締まった雪でさほど歩くのに苦労することもなかった。気温も立ち止まるとちょっと冷たさを感じる程度で、上りで汗をかくこともなく実に快適に歩けた。かくして、上りに3間半、下りに1時間50分ほどの時間をかけて山行を終えた。

加藤武三記念碑のある内黒峠から山行開始


彦八付近からの恐羅漢山の眺望。スキー場の雪は殆ど融けたが、稜線部にはなお残雪が認められた。


カサゴヤキビレ付近から行く手遠くに雪の残る三ツ倉の稜線を望む。


丸子の頭北斜面の残雪の中を登り行く。


丸子の頭山頂


前三ツ倉への上りの北斜面に開いた根明けの穴。


奥三ツ倉付近からブナ林越しに十方山の山頂部を望む。ここから論所に下ってから最後の上り返しが待つ。


視界良好な十方山々頂。


十方山の最高点から、西尾根の薮ルートを下る。


若葉が萌え始める前の樹林の先に恐羅漢山を望みながら西尾根を下る。


残雪の西尾根。雪があると下るのも楽であった。


獅子ヶ谷登山口へピッタリと出た。


あとは水越林道を二軒小屋まで下るだけ。


この日の軌跡
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山峡の駅跡を訪ねる

2015-04-05 21:42:43 | 
4月4日(土)

 広島の桜は一気に満開となったが、花散らし、桜流しの長雨でこれまた一気に花期を閉じようとしている。雨の予報が急遽晴れ間の見える予報に変ったこの日、それではと郊外の安野花の駅公園を訪ねた。廃止になった三段峡まで延びていた可部線の安野駅跡に開かれた公園である。現役の駅の時代にも山峡の花の駅として有名であったが、廃止になった後も地元の皆さまのご努力により、花の駅公園として見事に整備されている。

可部線を走っていた機動車も静態保存されている安野花の駅公園


古い駅名標もそのまま残っている。


この時期の園内は桜、花桃、レンギョウ、ユキヤナギなどの花々が美しい。


かつてのプラットホームは来場者の恰好の憩いの場


三段峡方面に延びていた線路跡は散策路に姿を変えている。


線路が敷かれていた路盤も今は花々に彩られている。


枝垂れ桜咲く沿線の風景


深い山峡にある公園だ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春は桜の宮島

2015-04-03 14:42:31 | 日記
4月2日(木)

 桜が満開の時を迎えた広島であるが、天気予報では暫く冴えない天気が続くという。そんな中で、この日だけ何を間違ったか突然に晴マークの予報に変った。是非もなくこれは花見に行かねばと宮島へ出掛けてみると、何と島に到着するのと時を同じくして上空は青空から”花曇り”に変ってしまった。自然とは時に無情なものである。とは言え島の桜は満開。花曇りの下であっても広島を代表するこの島の桜の花を楽しむこととした。

JR連絡船上から満開の桜を背にした大鳥居を望む。


「誓真大徳碑」の広場から桜越しに塔の岡を望む。

山の辺の道から五重塔の見上げる。


桜の花に包まれた多宝塔越しに大鳥居を俯瞰する。


桜の園越しに多宝塔を遠望する。


沖をJR連絡船が行く


桜の花の下で鹿たちが憩う大元公園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする