7月18日(日) 前日の梅雨明けの発表に勇気付けられて四国山地を訪ねて、大永山トンネル南口の登山口(新居浜市)からちち山(1,855m)、笹ケ峰(1,859.6m)を目指しました。青空以外の天気は想定していませんでしたが、登山口に立つと稜線は厚い雲に包まれるという意外な展開でした。それでも稜線上に出る頃までは視界が徐々に開けて行きました。しかしながら稜線歩きに移ると俄かに横殴りの風雨となり、結局はその雨は下山するまで降り続けることとなりました。梅雨明け翌日の四国山地は、まだ完全に雨の季節から抜け出していないようでした。
【写真↓】ちち山分れへの笹原の斜面を登る頃、稜線上の霧が晴れてきました。
【写真↓】笹ケ峰に向かう稜線上の道はちち山の南斜面を巻いて行きます。この辺りから南からの強い風雨に悩まされ始めました。
【写真↓】雨のそぼ降るちち山の頂。小さな祠も霧に巻かれていました。
【写真↓】腰までの笹を掻き分けてちち山分れから一ノ谷越までの稜線を辿りました。
7月17日(土) 気象庁は今日、中国地方の梅雨明けを発表しました。九州北部、四国、近畿、東海、北陸、関東、甲信越も同時に梅雨明けとなりました。中国地方の梅雨入りは6月13日でしたから、今年は随分と短い梅雨であったといえます。昨日の庄原市などその最終盤には日本各地に豪雨災害をもたらし、まだまだ捜索も続いているので、心底から梅雨明けの喜びを感じることは出来ません。とは言えいよいよ盛夏の到来です。元気に酷暑を乗り切りたいものです。
梅雨入りの今日の午後、四国の皿ケ嶺の登山口の一つの風穴(ふうけつ)を訪ねました。多くの登山者が下山してくる中を暫し付近の散策を楽しみました。
7月14日(水) もう5日間にも亘り降り続く雨は広島県の各所に甚大な傷跡を残すこととなりました。JR芸備線安芸矢口駅界隈も冠水したとのことで、現地に早々に単騎乗り込んだN特派員から写真レポートが送られてきました(取材時間は午後2時半~3時頃)。その一端をご紹介しますが、水はこうなると仲々に怖いものだとつくづくと感じます。また被害に遭われた方々には衷心からお見舞いを申し上げます。
【写真↓】安芸矢口駅裏を流れる増水し濁流となった太田川。河川敷も水の下となり水流が堤防上に迫りつつある。(遥か先の橋梁は安佐大橋、背後は山頂部を雲に隠した阿武山)
【写真↓】弘住陸橋から見た冠水した安芸矢口駅界隈の街並み。一時は深いところで2メートル程度になったということです。
【写真↓】懸命に矢口川水門付近で太田川への排水作業を続ける係員。太田川支流の矢口川の水流が水位の上がった太田川本流にうまく流れ込めずに滞留したために冠水域が拡がっていったようです。
7月10日(土) 悪天の週末が続いています。ただこの週末はこの日だけは何とか晴れ間も見えようかという予報が出ました。遠征にも出掛けたいと思ったものの、強雨域が各所に出る空模様に気勢を削がれてしまいました。鬱積した気持ちを何とか晴らしたいと考えて、広々とした眺望の得られる秋吉台へ出掛けてみました。
【写真↓】先ずは「山と渓谷」7月号に紹介された西の西山(398.9m)を目指す。登山道分岐の道標の上方に見えるのが西の西山の山頂部。
【写真↓】無数のドリーネ(鉢状の陥没)が見られるカルスト台地を望みながら山上へと向かう。
【写真↓】羊の放牧風景に譬えられる白いカレンフェルト(石灰岩柱)の台地を行く。
【写真↓】夏の山を飾るコオニユリの花期には早過ぎたが、カセンソウ(キク科)が登山道を黄色で飾っていた。