修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

皿ヶ嶺も晩夏の色合い

2017-08-31 10:12:20 | 山歩き

8月30日(水)

 午前中に所用を済ませ、午後になってから夕刻まで皿ヶ嶺を歩いてきました。下界はまだ33℃の酷暑でしたが、山上では薄の穂が出てオタカラコウも咲き始め、季節は夏から秋へ確実に移行しているようでした。そんな晩夏の色合い濃い皿ヶ嶺の山歩きレポートです。

西日を浴びて、ブナの古木の凛々しさ力強さが強調されていました。


曲がりくねった枝が上に延びています。四国のブナの様態は面白いものです。


根元から近いところで幹が枝分かれするのも四国のブナの特徴です。大きく枝を広げて深い森を一際深く感じさせます。


石鎚山系に多いハガクレツリフネです。満開の群落がみられる一方で、散っている区域も沢山ありました。


皿ヶ嶺山頂ではススキが穂を出して、晴れてきた空の下で風にそよいでいました。


山頂部にあるヤマナシが鈴なりに実をつけていました。残念ながらこの実は食用には向きません!


西に傾いた陽が射す竜神平です。午後5時近くで、登山者の姿はもうありませんでした。


竜神平に咲くコオニユリです。もともとここにあった株ではなく植生ではないかとのことです。


竜神平にオタカラコウが咲き始めていました。例年に比べてちょっと花期が遅いように感じられます。

 

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朝露に濡れた芸北の花々

2017-08-28 21:54:05 | 山歩き

8月27日(日)

秋の花々が咲き始めている芸北を周回しました。この日の芸北の朝の気温は11℃だったとのこと。冷え込んだ早朝に芸北に着いて、朝露がべっとり付いた初秋の趣き濃い花園を訪ねました、その様子を山歩きレポートとして投稿します。

朝露をべっとり纏ったシラヒゲソウ。各所の湿原で今が盛りと咲いていました。


湿原に咲いていたサワギキョウの花弁も朝露を纏うていました。


ユウスゲは全身朝露に包まれていました。


朝日が射す森の中に咲くヤナギランの花弁にも朝露が付着していました。


紫色のキク科の花が朝露に包まれてまるで銀色のメッキを施したかのようでした。


桔梗も全体が朝露を纏うていました。花の内側に露が付いていないのが不思議です。


満開のヒヨドリバナは花全体が玉のような朝露で包まれていました。


咲き始めたばかりのキツリフネは全身朝露に塗れていました。


イネ科の雑草の穂や葉に朝露が付着して花園に見事な造形模様が現われていました。

早朝の森に咲くヒゴダイは、まるで小宇宙の天体のように感じられました。

 

 

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天涯の花の蜜を求めて

2017-08-21 10:38:31 | 山歩き

宮尾登美子さんの小説「天涯の花」のメインテーマとなって有名なあの黄色い花を西中国山地の奥山に訪ねました。花は徐々に咲き進んでおり、その開花した花の蜜を求めて可愛い蜂たちが活発に動いていました。そのミツバチたちをカメラで追ってみました。

花の蜜を求めって花園を蜂たちが飛び回ります。


まだ蕾の多い区域ながら開花した花を見付けたようです。


一匹が花弁の中で蜜を採取中、もう一匹はホバリングして待機中のようです。


蜜の採取を終えて花弁の中から退出してきた蜂です。次の花弁を求めて飛び立ちます。

狙いを定めて花弁の中に突入態勢に入っているようです。

長細い花弁の中に潜り込んで存分に蜜を採取しています。

 
存分に蜜が採れて、とても満足した表情が読み取れそうです。

 

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夏の花咲く皿ヶ嶺を歩いてきました

2017-08-14 18:20:57 | 山歩き

8月14日(月)

 お盆の墓参の後、時間を見付けて夏の皿ヶ嶺を歩いてきました。梅雨時の7月10日(月)以来のほぼ1か月ぶりの訪問でした。お花畑の花々にも変化がありました。今回はその花を中心にしたレポートです。

風穴の周りに咲くモミジガサの花にアサギマダラが止まっていました。やはり冷涼な気候を好む蝶ですね。


お花畑の各所から背を伸ばしてウバユリが花を開いていました。


登山道を覆うミズナラの古木は夏ならではの濃い緑の枝を広げています。足元はギンバイソウの絨毯です。


湿っぽい沢沿いの岩盤にはイワタバコが貼り付いて咲いていました。


風穴から竜神平に向かう登山道沿いはさながらギンバイソウロードでした。


お盆の休暇ゆえか、竜神平の休憩所には沢山のハイカーの姿がありました。


竜神平の湿地に咲くヌマトラノオです。沼の雑草の中に群れをなして咲いていました。


同じく竜神平の湿地に群落をなして咲いていたコバギボウシです。


竜神小屋近くにヒオウギが咲いていました。数年前から咲き続けている花ですが、どなたかの植生では・・・と言われています。


竜神平の乾いたところで咲いているのはダイコンソウのようです。


竜神平から十字峠に上がると、稜線上の路傍にアキノタムラソウの姿がありました。


アキノタムラソウの隣にはヤマジノホトトギスが咲いていました。


トチバニンジンの紅い実が路傍で輝いていました。


稜線から北面の斜面に下って行くと、ハガクレツリフネが咲み始めていました。


北面の登山道沿いにはギンバイソウと共にクサアジサイの姿が目立っていました。


ふと目に留まった、ヤマシャクヤクの実です。弾けて中から種が飛び出して来そうでした。


風穴まで下って来ると、穴の周りには大勢の観光客の姿がありました。お盆ゆえ、涼を求めて沢山の普段着の人達が来ておられるようでした。


風穴の中には、まだ沢山のヒマラヤの青い芥子の花が咲いていました。


お盆も営業している水の元の流しそうめんのお店には、長蛇の列がありました。

 

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サギソウ咲き、ハッチョウトンボが舞う谷間へ

2017-08-12 22:35:26 | 山歩き

8月11日(金) 山の日

 山の日のこの日、知り合いに案内してもらって安芸高田市の谷間の湿原に見頃を迎えたサギソウを見に行ってきました。この日も広島県には高温注意情報が発表された暑い日でしたが、ちょうど見頃を迎えたサギソウの群落を始め明るい谷間の豊かな自然を存分に堪能することが出来ました。

左右対称のニ羽のシロサギが飛び立つかのようです。


細い渓流の谷間に沿って広々とした湿原が広がります。


湿原の草原にサギソウが咲き誇っていました。


ここのサギソウは皆思い思いの方向を向いて咲いているようでした。


細い流れに沿った土手を群落をなして彩るサギソウです。


アップで見ると、なかなかに立派な咲きっぷりです。


流れの脇に静かに咲く一輪のサギソウがありました。


この角度で見るとまるで舞うかのような容姿に見えます。


歩いて行ける最奥の湿原に辿り着きました。


最奥の湿原にはハッチョウトンボの姿がありました。体長2センチメートル余の小さなトンボで、紅色は雄です。


こちらはちょっと地味な色合いの雌のハッチョウトンボです。


最奥の湿原にもサギソウの姿がありました。


草原のすぐ隣の樹林の林床は分厚いフワフワの苔に覆われていました。


別の谷筋にも入ってみましたが、そこにもサギソウが咲く湿原が広がっていました。


その湿原の縁にミミカキグサが咲いていました。初めて見る花でしたが、1センチメートルにも満たない小さな花でタヌキモ科の食虫植物とのこと。

 

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