8月30日(水)
午前中に所用を済ませ、午後になってから夕刻まで皿ヶ嶺を歩いてきました。下界はまだ33℃の酷暑でしたが、山上では薄の穂が出てオタカラコウも咲き始め、季節は夏から秋へ確実に移行しているようでした。そんな晩夏の色合い濃い皿ヶ嶺の山歩きレポートです。
西日を浴びて、ブナの古木の凛々しさ力強さが強調されていました。
曲がりくねった枝が上に延びています。四国のブナの様態は面白いものです。
根元から近いところで幹が枝分かれするのも四国のブナの特徴です。大きく枝を広げて深い森を一際深く感じさせます。
石鎚山系に多いハガクレツリフネです。満開の群落がみられる一方で、散っている区域も沢山ありました。
皿ヶ嶺山頂ではススキが穂を出して、晴れてきた空の下で風にそよいでいました。
山頂部にあるヤマナシが鈴なりに実をつけていました。残念ながらこの実は食用には向きません!
西に傾いた陽が射す竜神平です。午後5時近くで、登山者の姿はもうありませんでした。
竜神平に咲くコオニユリです。もともとここにあった株ではなく植生ではないかとのことです。
竜神平にオタカラコウが咲き始めていました。例年に比べてちょっと花期が遅いように感じられます。