修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

美しい総漆喰の民家を見付けました!~湯坂

2018-07-31 07:36:13 | 散歩道

 記録的な豪雨の被害を受けた安佐北区湯坂を見ての帰り道、湯坂の集落のメーン道路沿いに一軒の美しい家があることに気付きました。農家なのでしょうか、大きめで外装が総漆喰塗りの立派な家でした。その家に気が向いたきっかけは倉庫の窓の庇受けの金具の存在でした。単調な白壁に取り付けられた妙にモダーンなデザインの金具の存在感には強いインパクトがありました。この庇受けを支点にして真っ白な建物全体に目をやると、総漆喰の建物がより力強く、堅牢に、かつ美しく見えてきました。今まで幾度も門前を車で通りましたが、この家に殆ど気持ちが傾いたことがなかったのが不思議です。〔7月27日(金)〕


↓ 湯坂のメーン道路沿いに建つ総漆喰塗りの民家です。手前が住居、右手の奥が倉庫のようです。

 ↓ 白壁に小さめの窓と扉付きの通路が開けられた倉庫棟です。

 ↓ 倉庫棟に付けられた窓の庇受けの金具の存在に強いインパクトを受けました。

 ↓ 同じ窓庇を反対側から見上げてみました。妙にモダーンなデザインの金具が大変美しく感じられました。

 ↓ 真っ白な倉庫の壁に開けられた窓と通路の配置も美しく、絶妙なもののように感じられました。

↓ 倉庫棟を下から仰ぎ見てみました。単調ながらも美しいデザインの建物です。

 ↓ 倉庫棟の側面の広い壁と、その奥に蔵の建物が続きます。

↓ 蔵の正面をアップで見てみました。蔵の側面にも窓庇が取り付けられています。

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台風一過、朝焼けの空

2018-07-30 09:10:18 | 散歩道

 今朝午前5時の広島北郊の空は朝焼けで彩られていました。昨日は異例の東からやって来た台風12号の直撃を受けましたが、前宣伝と異なって静かな台風で、危惧された雨の量も災害を再発させる程のものではありませんでした。窓を開けてみると、今朝も異例の朝焼けの空に驚きましたが、ちょっと涼しく感じる空気の中を早朝ウォーキングに出掛けました。〔 7月30日(月)〕

↓ 東の空ばかりでなく、中空の雲までオレンジ色に染まった朝でした。

 ↓ 住宅団地の上空が薄っすらと朝焼けに彩られていました。

 ↓ 住宅団地のエッジの小尾根の先が日の出を迎える東方向です。その先ではもう日の出の時を迎えているようでした。

 ↓ 送電線の通る尾根越しに朝焼けの東の空を望む!

 ↓ やっと日の出を何とか望める所に出ました。ちょうど山の端から日が昇ったようですが、山際には黒い雲があって太陽を見ることは出来ませんでした。

 ↓ 山の端の黒い雲が開いて、一際明るい陽光を感じることが出来ました。

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湯坂の棚田

2018-07-29 09:08:02 | 散歩道

 広島市安佐北区湯坂の豪雨災害現場を見ての帰路、谷間の斜面に広がる棚田の美しい景観に魅了されました。ざっと見たところ斜面の棚田には大きな被害はないようでした。田圃の間に延びる農道に入って棚田を観察しながら下って行きました。災害現場とは違ってホッとする景観でした。〔7月27日(土)〕

↓ 湯坂集落の周りの広々とした斜面には広大な棚田が拓かれています。

↓ 斜面に水平の土地を確保する為に築かれた石垣の下に延びる農道から集落の上部を仰ぎ見ました。

↓ 棚田の上部から下方を俯瞰しました。数多の段差が築かれて数え切れない程の田圃が開かれています。

↓ 棚田最上部には堅固な石垣が延びています。

↓ こうした斜面に田圃を築いた勤勉さに頭を下げたくなる景観です!

↓ 棚田の中程から湯坂峠方面を仰ぎ見ました。峠は集落から遥か先の山間にあります。

↓ 柿の木越しに棚田の中に建つ大きな民家を仰ぎ見ました。秋の彩りの頃にも見てみたいアングルです!

↓ 豪雨の後ながら、順調に生育している稲田のようです。秋には豊作であることを祈りたくなります。

↓ 棚田と集落!

↓ 山陽高速道が棚田よりもっと高い位置を通り、更にその上に三本木山(486.3m)が聳えます。湯坂は昔さながらの佇まいです。

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記録的な豪雨から三週間、断水が続く湯坂集落を訪ねる

2018-07-28 10:05:35 | 散歩道

 記録的な豪雨に見舞われてから3週間が経ちました。報道では安佐北区の湯坂ではまだ断水が続いているとのことです。豪雨の日の愛媛からの帰路に湯坂峠を越えて帰宅しようとしましたが、山から鉄砲水が噴出しており断念した経緯がありました。あの日以降あの峠越えの道はどうなっているのかと気になっていたこともあって、ちょっと湯坂を訪ねる気持ちになりました。結果から言うと、豪雨による水害の爪痕痛ましく気持ちの重い訪問となりました。しかし、湯坂の人々は後片付けなども殆ど終えて、道路の整理などの生活環境もきれいに整えておられとても健気に生活されている様子が伺えました。〔7月27日(土)〕

↓ 湯坂の集落の奥まったところにある水車小屋は志和越川の氾濫で水に浸かったようですが、水車はいつものように動いていました。

↓ 県道37号線の「湯坂口」交差点には湯坂峠越えの道が通行止め旨の掲出がありました。車を近くの広場に置かせてもらって、徒歩で集落へと向かいました。

 ↓ 湯坂集落へと続く車道を辿りながら民家の裏手に回り込んでみると、谷間を流れる湯坂川の護岸が大きく削られた現場に行き当たりました。当日ここを轟音と共に濁流が流れたのでしょう。

 ↓ 更に車道を遡って行くと、車道と並行して流れていた湯坂川が荒れ狂うた痕跡に出合いました。小川のようであった川の幅が異常に広くなっていることに驚きました。

 ↓ 川岸にあった筈の電柱が川の中に立っていました。川岸が削られて後退したようです。

 ↓ 更に遡って行くと、車道のガードレールの土台の周りが濁流に削られて土台が宙ぶらりんになっていました。

↓ 車道から対岸に渡る生活道路の橋が護岸が削られて落下していました。

↓ 車も通れる生活道路の橋がここでも湯坂川に落下していました。

 ↓ 湯坂川沿いの道から湯坂峠へと上り行く道に入り集落の中を抜けて行きました。この辺りでは水害の爪痕はあまり見られませんでした。

 ↓ 集落を過ぎて谷が奥まってくると湯坂川の支流の志和越川が溢れた痕跡が見られるようになりました。

 ↓ 志和越川の縁に建てられた水車小屋は健在でこの日も規則正しく回転していました。菜種油を搾る水車を再現したものです。

↓ 水車小屋を背後から見ると、明らかに豪雨の際に小屋も志和越川の濁流に洗われたことが容易に推察出来ました。

↓ 辿ってきた車道と志和と小河原を結ぶ巻道の合流点に出ました。道路上にはまだ洪水で流れ出たゴミ類が堆積していました。

 ↓ 交差点から小河原方面への道路を見ると、洪水後一切手付かずのまま瓦礫やゴミが放置されているようでした。

 ↓ 志和方面への道路には瓦礫やゴミはありませんでしたが、「全面通行止」の看板が立てられていました。

↓ 志和と小河原を結ぶ巻道との交差点から来た道に引き返しました。湯坂集落の棚田にも濁流が一部流れ込んだようですが、田圃全体を壊滅する規模ではなかったようです。

 ↓ 帰りは集落の高みを巻く道を採りました。集落の生活道路や家の周囲はどこも綺麗に片付けられとても落ち着いた雰囲気でした。湯坂川沿いまで下ってくると、洪水の爪痕が濃く感じられました。床上浸水や玄関先まで激流に迫られたご家庭もありました。断水は仮設道路が完成次第解消する手筈になっているようです。
  

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夏の花咲く掛頭山・臥龍山の山麓を歩く

2018-07-27 11:32:33 | 散歩道

 掛頭山から下りて来て、夏の花が咲く霧ケ谷湿原など掛頭山と臥龍山の山麓を歩いてみました。午後の遅い時間となってやや速足での散策となりましたが、全般に今夏の花の咲くのは早めで、夏の湿原の花々は最終盤となっており、奥山で本来8月に咲く花がもうここで花を開き始めていました。〔7月25日(水)〕

↓ 木道沿いにチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)の咲く霧ケ谷湿原。

↓ 草原の駐車場に車を停めれば、道標が「霧ケ谷湿原」への道を指し示してくれます。

↓ 霧ケ谷湿原に入ると早速にコバギボウシ(ユリ科ギボウシ属)がお出迎えしてくれました。

 ↓ クサレダマ(サクラソウ科オカトラノオ属)もまだ咲き残っていてくれました。

 ↓ 全般的には霧ケ谷湿原には花は少なく、花の端境期に入っているようでした。

 ↓ ビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)も木道沿いに姿を見せてくれました。

 ↓ かつて牧場に改造されていた時の名残の水路が湿原の中に通じています。只今湿原への回帰の途上です。

 ↓ ミズチドリ(ラン科ツレサギソウ属)も残っていました。

 ↓ ミズチドリとビッチュウフウロが咲き競う湿原の草原です。

 ↓ 霧ケ谷湿原から掛頭山を仰ぎ見ました。

 ↓ 湿原の中程にもう最終盤のトモエソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属)が咲いていました。

 ↓ 夏に沢山の蝶を集めるハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)はもう殆ど終わっていました。

 ↓ ヒヨドリソウ(キク科ヒヨドリバナ属)が満開でした。

 ↓ ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)の群落ももう終盤のようでした。

 ↓ 芸北の山野草園では、もうキレンゲショウマ(アジサイ科キゲンゲショウマ属)が開花し始めていました。

 ↓ 山野草園やその周辺ではキスゲ(ススキノキ科ワスレグサ属)が咲き誇っていました。

 ↓ 国道186号線沿いの草原にヒメヒオウギズイセン(アヤメ科ヒオウギズイセン属)の群落がありました。

 ↓ 仁川キャンプ場にミソハギ(ミソハギ科ミソハギ属)が咲いていました。
 

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