修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

霧の中の逍遥もまた楽し~皿ヶ嶺

2015-06-27 11:22:57 | 山歩き
6月22日(月)

 三ツ峠から広島に戻った翌日のこの日、いつもの所用で愛媛に渡った。午後の空いた時間を利用して2週間ぶりに皿ヶ嶺を歩いてみた。生憎の濃い霧に覆われた山中であったが、雨が降る心配もなく、一味違った山行を楽しむことが出来た。霧の中の逍遥もまた楽し・・・であった。

濃霧に巻かれた皿ヶ嶺登山道を竜神平へと登った。


大好きなミズナラの古木も霧の包まれていた。


霧の巻く登山道脇に咲くアカショウマ


ギンバイソウの群落に覆われた登山道、これからこの花の世界が広がって行く


霧降る森の中に咲くヤマシグレ


霧に巻かれた尾根筋の道を飾るヤマツツジ


濃霧にシルエットとなったブナの枝々。四国のブナは奔放に枝を張って実に楽しい!


霧の登山道を飾るのは咲き始めたばかりのヤマアジサイ


風穴の中にはヒマラヤの青い芥子が健気に咲いていた


この日の軌跡


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初めての三ツ峠山(1,785.2m)

2015-06-23 06:51:59 | 山歩き
6月20日(土)~21日(日)

 山梨県の三ツ峠山へ行ってきました。富士山の好眺望の山、岩登りの大ゲレンデなどで有名な山ですが、植物が豊富な山としてもまた名高い山です。梅雨時の山行の難しさはなかなかに天気が読めないことです。今回の山行でも静岡県側からは素晴らしい富士山を望むことが出来ましたが、肝心の山梨県側はずっとガスに包まれて殆ど富士山を望むことが出来ませんでした。天気に恵まれない山行ではありましたが、山中では西日本では見ることが出来ない多くの花々に出会うことが出来ました。

6月20日(土)の朝、静岡県須走で目を覚ますとモルゲンロートに輝く富士山を仰ぎ見ることが出来ました。


須走からみた6月20日(土)の朝の富士山です。


河口湖側の三ツ峠登山口から三ツ峠山に向けスタートしました。既に標高1,300メートルの地点でした。


登山口から1時半林道を歩いて山頂直下の宿、三ツ峰山荘の到着しました。


三ツ峠山(開運山)の南壁の屏風岩です。岩登りの殿堂で多くのクライマーを育ててきたゲレンデです。


三ツ峠山の最高峰・開運山の山頂です。ガスに巻かれて眺望なしでした。三峠山は開運山(1,785.2m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の三つのピークを持つ山塊の総称のようです。


ここからは、今回の山行で出逢った主な花々です。

ミヤマカラマツ


クサタチバナ


アツモリソウ 今回の山行の主目的はこの花の保護活動のお手伝いに参加することでした。半日草取りに励みました。


ベニバナツクバネウツギ


サンショウバラ


カモメラン


エゾタチツボスミレ


今回の山行の軌跡
コメント (2)
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恐羅漢山・旧羅漢山の花々

2015-06-18 11:05:44 | 山歩き
6月15日(月)

 週末には天気にも恵まれて大賑わいであった恐羅漢山~旧羅漢山の稜線を、一転静寂に包まれた月曜日のこの日歩いてきました。例年この稜線を紅く染めるサラサドウダンの花が今年は大凶作で見る影もなく寂しい限りでしたが、旧羅漢山の頂きには例年よりはひと足早くオオヤマレンゲが満開の時を迎えていました。

恐羅漢山はご存知の通りに広島県、島根県の最高峰です。


恐羅漢スキー場のゲレンデを登って恐羅漢山を目指しました。ゲレンデには様々な花が咲き、その花の蜜を求めて多くの蝶も集まってきていました。


こちらはヒメシジミのようです。この日はアサギマダラも目にすることが出来ましたが、写真が撮れる所に止まってくれませんでした。


恐羅漢山の麓にはまだ卯の花が咲いていました。その蜜を求めてクロアゲハが飛来していました。


壊滅状態の今年のサラサドウダンの花でしたが、それでも何とか1房、2房その姿を見ることが出来ました。


標高1300メートルの稜線を辿って旧羅漢山に到達しました。この山頂部にはオオヤマレンゲが咲いています。


旧羅漢山々頂の岩場にオオヤマレンゲの花を見付けました。ここの花は純白の花弁が変色を始めておりもう最終盤を迎えているようでした。


満開のオオヤマレンゲ。芳香に誘われて蜜蜂が飛来してきたようです。


天女に譬えられる花ですが、この姿を見ると納得して微笑んでしまいます。


この日の軌跡
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緑深まる天上山の森

2015-06-17 18:16:34 | 山歩き
6月14日(日)

 S山の会のメンバーと共に龍頭峡から引き明けの森、横泓(よこぶけ)人工林を歩いて天上山へ登ってきました。束の間の梅雨の晴れ間でしたが、緑深まる自然を満喫した一日となりました。

龍頭峡の駐車場に車を停めて先ずは龍頭峡に懸かる二段の滝を訪ねました。梅雨の時期ゆえに水量はやや多めでした。もう一つの奥の滝は登山道が通行止めのため見ることが出来ませんでした。


龍頭峡の懸崖の中ほどを巻いて行くスリルのある登山道を辿って引き明けの森へと向かいました。懸崖の巻き道に紅い橋が架かっていました。


引き明けの森の入口にはこんな標識が立っています。


早速に老杉や樅の古木が現れました。


老木、古木を縫うようにして引き明けの森の中を進みます。


引き明けの森には樹齢100年~500年の古木が満ちています。


森の主と言われている栃の古木です。


引き明けの森を抜けて、山頂直下の横泓人工林へ入ると、大正初期に植樹された杉の人工林が広がっていました。


樹齢100年の杉の植林地も見事なものでした。


この日の軌跡です。


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皿ヶ嶺~ヒマラヤの青い芥子続々報

2015-06-13 00:15:30 | 
6月8日(月)

 雨が降りガスに巻かれた皿ヶ嶺でしたが、愛媛に渡ったこの日にやはり気になって風穴のヒマラヤの青い芥子を訪ねてみました。6月に入って、やはり本格的な花期を迎えたようで、この日は風穴の中にも3輪の花が咲いており、外縁部に咲く8輪と併せて合計11輪の花を見ることが出来ました。鬱陶しい梅雨の雨ではありますが、その雨に濡れた青い芥子は新鮮味を感じさせてくれて仲々に良いものです。

今年最初に花を開いた外縁部にある元気な株ですが、現在は既に4輪の花を開いています。


外縁部では続々と花を開く株が増えています。


雨に濡れて、一際艶やかな咲きっ振りです。


これも凛として、仲々に良い咲きっ振りです。


開花準備中の予備軍が沢山控えています。


雨に濡れた風穴の全景です。


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