修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

悲喜交々~皿ヶ嶺再訪

2019-05-31 07:00:00 | 山歩き

 愛媛に到着したその日の夕刻、この時期に咲く二つの希少種の花に会いたくて皿ヶ嶺を訪ねました。日没直前の時間でしたが、運良くそれらの花に出会うことが出来て嬉しい限りでしたが、反面悲しい現実も目の当たりにしました。〔5月29日(水)〕

↓ 太陽が西に傾いた午後5時過ぎに皿ヶ嶺へと向かいました。


↓ 目的のひとつはこの花の存在を確認することでした。蕾ながら何とか会えました。


↓ 前回探した時には今年は駄目かと思っていましたが、今回見付けることが出来て大感動といったところでした。

 ↓ 目的のもうひとつは5月15日に訪ねた時にまだ蕾であったこの花の群落を見ることでした。今回は花期の終盤ながらも揃い踏みに出会えました。


↓ この個体は遅咲きのようでまだ初々しい感じでした。


↓ こちらは貫禄十分といった感じの古老格の花でした。


↓ 2年前に同じ場所にあった群落です!


↓ こちらは今年の群落です。明らかに個体が激減しています。悲しいことにこれは現実です!

 ↓ ヒマラヤの青い芥子はやっと蕾を結んだところでした。開花が待たれます!


↓ シコクナベワリ(ビャクブ科ナベワリ属)にも再会しました。四国の固有種です!


↓ コケイラン(ラン科コケイラン属)です。毎年ほぼ同じ場所に咲いています。


↓ ミズナラの古木です!餌を探しに出てきたニホンアナグマらしき動物が根元から逃げて行きました。


↓ 険しい谷筋を真っ白に染めて咲いていたのはオオカメノキ(スイカズラ科ガマズミ属)のようでした。

 ↓ 夏の花園を埋め尽くすギンバイソウ(ユキノシタ科ギンバイソウ属)が伸びてきて小さな蕾を付けたようです!


↓ 登山道沿いの斜面をギンバイソウが埋め始めており、ギンバイソウロードを形成中です!

 

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今月2度目の愛媛へ

2019-05-30 07:17:17 | 散歩道

所用があって今月2度目の愛媛へ! 広島から愛媛への初夏の道中の様子を写真で拾ってみました。〔5月29日(水)〕

↓ 枇杷の実がたわわに実る伊予路でした!


↓ しまなみ海道を通って広島から愛媛へ! 県境の多々羅大橋です。


↓ 四国に渡れば昼食はやはりこれですね!


↓ 畑に実った枇杷です。小さな実でどうも採り入れする様子がありませんでした!


↓ 愛媛県東温市のレスパス・シティで買物!ビロウ樹でしょうか、南国ムードが漂います。


↓ 快適そうなレスパス・シティのグランドゴルフコース。

 ↓ 裸麦の採り入れ後の麦藁や株への火入れが終わった田圃から皿ヶ嶺連峰を仰ぎ見る。


↓ 田圃の畔に雑草が実り、ここも麦秋(初夏)の佇まい!
 

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赤名湿原を歩く~花は端境期

2019-05-29 06:43:21 | 散歩道

 赤名湿原は広島・島根県境の赤名峠に近い島根県飯南町の標高450メートルほどの高原にある湿原です。島根県下最大規模のハンノキ林とそこに育成する湿原性の植物や昆虫類が貴重で島根県自然環境保全地域に指定され、官民の手で良い環境が整備されています。中国山地の花々を追う途次にちょっと立ち寄りました。今は春の花から夏の花への移行の端境期で植物を見るには寂しい時期でしたが、静謐な湿原の佇まいを堪能するには最適でした。静かな湿原を歩きながら、間もなくやって来る夏の花々や昆虫たちの賑わいに期待を寄せました。〔5月21日(火)〕

 ↓ ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)の繁る湿原に遊歩道が延びる赤名湿原です。


↓ 林床の湿原には貴重な植物や昆虫たちが生息しています。

 ↓ 若葉を纏ったハンノキです。

 ↓ 湿原に大群落を形成しているミツガシワ(ミツガシワ科ミツガシワ属)。春には湿原を真っ白な花で覆います。

 ↓ 3枚の柏に似た葉を広げる姿からミツガシワと名付けられたようです。


↓ 今は春の花期が終わり実を結んでいました。


↓ 遊歩道に垂れる樹にフジの花が咲いていました。


↓ 湿原の中で白く輝くように咲くオオカメノキ(別名ムシカリ、スイカズラ科ガマズミ属)は初夏を代表する花の一つです。


↓ ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)も静かに咲いていました。

 ↓ 夏にはサギソウやトキソウなどが咲いて賑わう一画も今は単調な草原の趣きでした!

 ↓ 盛夏に大爆発したように繁茂して大きな花を開くハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)が湿原の中で蕾を付けていました。

 ↓ 湿原に中にある長尾池です。農業用水のため池のようですが、春には水際がミツガシワの花で白く飾られるようです!

 ↓ 長尾池には今はコウホネ(スイレン科コウホネ属)の花が咲いていました。

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愛媛あれこれ!

2019-05-28 07:19:22 | 散歩道

 先々週はほぼ愛媛に滞在していました。その間のレポートで紹介出来なかった花々などの写真がありましたので、遅ればせながらご披露します。〔5月14日(火)~18日(土)〕

↓ 民家の庭先に咲いていたブラシの木(フトモモ科ブラシノキ属)です。大きく真っ紅なブラシでした!

↓ これも民家の庭先に咲いていました。ランタナ(クマツヅラ科シチヘンゲ属)の花のようです!もうこの時期に咲くのですね!?

↓ タチアオイ(アオイ科タチアオイ属)がもう咲いていました!

↓ 散策中に立ち寄った公園の樹木の高みに咲いていました。街路樹などにも使われるセンダン(センダン科センダン属)の樹の花で良い香りがします!

↓ 重信川の堤防下の空地に地元の農協の育苗センターが開かれていました。機械植え用の稲の苗が育っていました。

↓ 育苗センターに苗を仕入れに来ていた農家の方々のようでした!

↓ 愛媛県花き研究指導室の庭に設置されている花時計です。

↓ 随分と沢山の花々で構成された花時計のようでした!

↓ セッコク(ラン科セッコク属)が見事に咲いていました。

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八幡高原の山野草園に立ち寄る

2019-05-27 07:17:49 | 散歩道

 八幡高原のかきつばたの里の後、少し離れたところにある山野草園にも立ち寄りました。土曜日とは言えもう午後4時を少し回っていたので園内に人影はありませんでした。人の手で管理された山野草園ですので植生の花が沢山咲いていました。綺麗な花が多いものの、それらには仲々に深い関心が向かいません!自然味が感じられるものを中心に園内を見て回りました。〔5月25日(土)〕

↓ 田圃を改造した水生植物園です。かきつばた(アヤメ科アヤメ属)の花と築島に咲くレンゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)が初夏を感じさせます!

↓ 築島の周りにスイレン(スイレン科スイレン属)も咲き始めていました!

↓ コウホネ(スイレン科コウホネ属)、スイレン、かきつばた、レンゲツツジが協奏曲を奏でます!

↓ 築島を中心にした水辺は初夏の佇まいを呈していました!

↓ 日当たりが良い水面にはスイレンの花が開いていました!

↓ コウホネも花を開いていました!

↓ 花園ではチョウジソウ(キョウチクトウ科チョウジソウ属)が満開となっていました。

↓ 花の形が横から見ると「丁」の字形に見えることから「丁字草」と名付けられたとのことです!島根県の千倉沼でも見頃を迎えているようです。

↓ 花園の一角をカラフルに染めていたクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)。

↓ この花は、はて??

↓ エビネとキエビネの交雑種のタカネエビネ(ラン科エビネ属)のようです!

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