2月24日(水) 春先あるいは春の一瞬に、はかなくも短い命を惜しむように美しく山野に咲く小さな花たちをスプリング・エフェルメルと総称するという。既に庄原市総領町ではセツブンソウと福寿草が早々に開花していたものの、三次市吉舎町のユキワリイチゲがやっと開いたとの情報が届いたので、満を持した感じで両方の町に出掛けてみました。これらの可憐に咲く妖精たちを見ていると、春がもうすぐ傍まで来ていることを感じます。
【写真↓】ユキワリイチゲ(三次市吉舎町安田の自生地で):今年は天候に恵まれず例年に比べて1週間以上も開花が遅れたという。花は今が走りで、本格的に咲くのはまだまだこれから。
【写真↓】福寿草(庄原市総領町下領家、道の駅「リストアステーション」の田総川対岸で):ここの福寿草は北海道原産の「キタミフクジュソウ」で、河岸の園地に移植したもの。2月初旬から咲き始めています。
【写真↓】セツブンソウ(庄原市総領町下領家山根保則氏宅西側の自生地で):今年は里に雪がなく、例年に比べて極めて早く咲いており、3月13日~14日に開催れる節分草祭まで殆どの自生地で花が残らないのではないかと危惧されています。ご覧になるには早めのお出掛けが宜しいかと思います。
3月13日(土) 県北は曇りがちながら雪や雨が降ることはないであろうという天気予報を信じて比婆山へ出掛けました。県民の森(六ノ原)から出雲峠までは抜けるような青空の下でした。それが烏帽子山への急登をこなしている間に急変し、山上は雪模様となり、眺望も殆どなくなってしましました。それでも、御稜までは何とか行っておこうと比婆山まで足を延ばしました。心情的にはまだまだ池ノ段、立烏帽子山・・・へと行きたいところでしたてが、眺望もない山上は興が湧かないとそれは諦めて、ちょっと冒険をして比婆山東斜面の道なき小尾根を下ってみました。詳しくは、おってHP「一歩入魂」でご覧ください。
【写真↓】烏帽子山への急坂にある古ブナは健在! 高い枝いっぱいに霧氷を纏うていた。
【写真↓】比婆山のブナ純林は、クリスタルな霧氷の宮殿と化していた。
【写真↓】下山後に今日から公開された庄原市総領町のセツブンソウを観察に行ってきました。まだ走りですが可憐な花に会えました。自生地の公開は3月14日まで、3月7日(日)にはセツブンソウ祭も開かれます。