修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

不安な夏

2014-08-22 21:40:49 | 写真

8月22日(金)

  降って欲しくない雨が降る中を車を走らせていつもの用件で四国へとやって来ました。一昨日未明の広島の被災の状況はあまりにも悲惨過ぎます。被災した人達の無念と救助、捜索に当たっている方々のご労苦を思うと心は塞いでしまいます。四国に来ても気持ちは晴れません。夕刻に重信川の堤防を散策しながら眺めた東温アルプスもこの不安な夏の心情を象徴するかのような複雑な景観でした。

【写真↓】東温アルプスの上空は黒雲に覆われ、稜線部からは上昇気流が立ち昇り、誠に不安定極まりない気象状況でした。
20140822_033

【写真↓】上空は黒雲に覆われていましたが、稜線のすぐ上部には明るい雲が漂っていました。善神山のピーク辺りが一際明るい感じです。20140822_026

【写真↓】黒雲や上昇気流に伴う雲に隠されていた皿ヶ嶺がやっと姿を現してくれました。20140822_022

【写真↓】松山平野の西方の伊予灘を紅く染める太陽が沈むのも間もなくです。20140822_039

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悲しみの阿武山

2014-08-21 00:07:49 | 日記・エッセイ・コラム

8月20日(水)

  良き散策の山である阿武山が悲しみに包まれています。何ということでしょうか。未曾有の大雨のなせるところ。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、災害に遭われた方々には心から御見舞いを申しあげます。

【写真↓】濁流流れる太田川越しに悲しみの阿武山を仰ぎ見る。20140820_026

【写真↓】土石流の爪跡が痛々しい阿武山。20140820_076

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秋近し!?

2014-08-17 23:32:39 | 風物詩

8月17日(日)

  8月に入ってから梅雨のような不順な天気が続いています。こう長い間続くと水害ばかりでなく農産物の生育への悪影響など大いに心配になってきます。雨が止んだ合間を見計らって散歩に出ますが、散歩コースに青い栗のイガが落ちているのを見掛けます。栗を見ると何となく秋の到来を想ってしまいます。稔る前にこうして落ちる現象を「生理落下」と呼ぶそうですが、秋近しといった気持ちになるのも事実。まあしかし今は秋風が吹き出す前に真夏の日々が戻ってくることを願わずにはおれません。

【写真↓】わが住宅団地内の散策コースで見掛けた落下したイガ栗20140816_002

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霧の北八ヶ岳縦走

2014-08-08 10:06:31 | 山歩き

8月4日(月)

  信州遠征3日目の最終日は長い間夢見ていた北八ヶ岳縦走にチャレンジした。標高2,127メートルの麦草峠から北横岳まで雲上の縦走路を歩き、巻き道を帰ってくるコース採りであった。事前の天気予報では、遠征中の3日間のうちで最も好天になる筈であったのだが、西日本に未曾有の豪雨をもたらしている台風12号の余波で当地も不安定な天候が続き、この日の北八ヶ岳はすっぽりと霧に包まれてしまっていた。それでも、雨が降らないのが幸いと計画通りに山行を挙行した。

【写真↓】スタート地点は国道299号線の麦草峠。ここから北横岳まで稜線部を辿って北上する。
Img_5190

【写真↓】北八ヶ岳の山域は森林限界に達するまでの標高がなく、縦走路は樹林の中を行く。大石峠へと続く登山道はシラビソの森の中に延びる。Img_5197

【写真↓】大石峠から長い上り勾配を登り続けてやっと到達した茶臼山(2,384m)であったが、霧が晴れる兆候は微塵もなく、展望台からの視界はほぼゼロ。Img_5223

【写真↓】縞枯山展望台近くの稜線上から束の間霧が晴れた茶臼山を眺望する。Img_5241

【写真↓】縞枯れし白骨化した樹林に囲まれた縞枯山々頂(2,403m)。

Img_5261

【写真↓】雨池峠から北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に下る登山道の途中から坪庭の景勝地に入り、そこを抜けて北横岳へと向かった。Img_5304

【写真↓】北横岳の山頂直下の北横岳ヒュッテ近くにある七ッ池に立ち寄ってみた。二つの池を見ることが出来るが、訪ねていた間に霧で閉ざされていた池面が明けてくれた。Img_5338

【写真↓】北横岳北峰(2,480m)。麦草峠から5時間足らずで到達した。蓼科山や霧ヶ嶺などの大眺望が拡がっている筈なのだが、霧はますます濃くなってこの日は眺望ゼロ。Img_5354_5

【写真↓】麦草峠への帰路に北八ヶ岳ロープウェイ(旧ピラタス横岳ロープウェイ)の山頂駅に立ち寄ってみた。霧の中ながら、乗客の姿は多かった。Img_5370

【写真↓】帰路のコースは山域の西斜面を巻く比較的なだらかなルートであった。途中幾度か草原や笹原などのこころ和む景観が開けた。Img_5385

【写真↓】総所要時間8時間余で霧に閉ざされた麦草峠へと帰着した。Img_5419

【地図↓】この日の軌跡0804kitayatsu

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美ヶ原~三城から周回

2014-08-08 06:24:27 | 山歩き

8月3日(日)

  信州遠征2日目は日本百名山のひとつである美ケ原へと転じた。あまりにも有名で山上まで道路が通じた高原であり、さてどこを歩いてこの山を踏破したことにしようかと計画段階で苦慮したが、結局南麓の三城(さんじろ)から百曲りコースで標高差550メートル程の急坂を登って草原台地に上がり、 花と展望を楽しんでから八丁ダルミコースで下山するルートを選んだ。総延長13キロメートル余の素晴らしい登山ルートであった。

【写真↓】美ヶ原から眺めた御来光
Img_4941

【写真↓】三城いこいの広場から標高差550メートル程を一気に登る百曲りコースを採った。山上の賑わいからは隔絶した静かな登山路であった。Img_4970_2

【写真↓】樹々に覆われたこの南斜面を登ること2時間弱で広大な台地上の一端に出た。Img_5019

【写真↓】遮るものなき高原台地に建つ美しの塔。Img_5055

【写真↓】高原台地からは北アルプスの連峰が一望出来た。農鳥岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳と名峰が並ぶ。
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【写真↓】山上は不安定な気象で見る方向によって天気は異なっていた。そんな中で多くの鉄塔とホテルの建つ最高点の王ヶ頭だけが時折霧に包まれていた。Img_5093

【写真↓】最高点の王ヶ頭の頂き。Img_5112

【写真↓】美ヶ原の西端の王ヶ鼻から松本の市街地を俯瞰する。背後の北アルプスの峰々は雲の中に隠れてしまっていた。この王ヶ鼻から八丁ダルミコースを採って下山の途に就いた。Img_5137

【写真↓】三城に下って、三城牧場から最高峰の王ヶ頭を見上げた。

Img_5180_3

【地図↓】この日の軌跡0803utsukushigahara_2

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