前日に広島県安芸太田町の程原の沈下橋に立ち寄りました。この日はその近くにある空谷の棚田を訪ねました。安芸太田町の山間の斜面に集落が棚田と共に拓かれています。2011年9月に訪ねてから約7年ぶりの訪問でした。前回は千本地区を中心に訪ねましたが、今回は横山地区を中心に野影地区、香郷地区を併せて回りました。 名護木地区を加えて5つの地区で構成される空谷集落は標高200~450メートルの斜面にあり、今棚田には稲が稔っています。ただ残念ながら、耕作放棄された棚田が多いのも事実で、厳しい集落の実情をも垣間見る気がしました。〔8月30日(木)〕
↓ 斜面に拓かれた横山地区の集落と棚田です。
↓ 空谷集落への入口に立てられていた案内板です。
↓ 横山地区の中程から棚田を見下ろしました。強い夕立が降った後で、周囲の山には霧が立ち昇っていました。
↓ 棚田の中に農道兼生活道といった位置付けの道が通じていました。
↓ 不安定な天気の一日で、夕立の後の霧の立ち昇る空谷集落です。もう夏も終わり・・・と言ったところでしょうか!?
↓ 稲の稔った集落の中の斜面に耕作放棄された棚田も見受けられます。右上の階段状の棚田はまったく耕作されていないようでした。
↓ 横山地区の棚田を下から見上げました。
↓ 横山地区の集落と棚田が一体となった景観です。
↓ 横山地区の谷間の棚田を見上げました。頂点の山は大丸峯(778.3m)で、山向こうの豊平方面から登山道が通じています。
↓ 香郷地区の棚田ではもう採り入れを終えている田圃もありました。
↓ 野影地区の棚田と農家です。急峻な谷間に森林に交じって棚田が拓かれています。最上部の集落に至る間の棚田が殆ど耕作を止めていたのが残念でした。
↓ 概してなかなかに厳しい環境の中に棚田が拓かれている野影地区です。