晴れ上がった梅雨入り前の一日、吉和冠山・寂地山の登山道で初夏の花々を楽しみました。梅雨入りが遅れ爽やかな初夏の日々が続いていますが、山野草の開花は遅れがちのようです。それでもさっぱりとした天候の下での山野草を探しながら山歩きは心地良いものでした。〔6月13日(木)〕
↓ この時期のこの山域を代表する花はやはりオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)でしょう。今年は開花が遅れている様子でまだ固い蕾を見るのみでした。
↓ 広島・山口県境の松ノ木峠からこの日の山行を始めました。
↓ 爽やかな初夏の朝の光が漏れてくる森を登り行きました。
↓ イチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)がまだ未熟な蕾の姿で登場してくれました。
↓ コアジサイ(アジサイ科アジサイ属)が咲き始めていました。
↓ 道中で一株だけ開花していたササユリ(ユリ科ユリ属)です。この朝開花したようでした。ササユリの花も今年は遅れ気味!
↓ オオヤマレンゲと共のこの時期のこの山域で是非見たいのがトケンラン(杜鵑蘭、ラン科サイハイラン属)です。今年は個体数が少ないようです。
↓ 登山道途中の展望所から南方に陣取る羅漢山(1108.9m)、鬼ケ城山(1030.9m)を眺めました。
↓ 下草の中にコバノフユイチゴ(バラ科キイチゴ属)が盛んに咲いていました。
↓ ニガナ(キク科ニガナ属)が登山道脇を飾っていました。ややピークを過ぎた頃合いでした。
↓ 山口・広島県境の尾根筋の広島県側には見事なブナ林が広がっています。
↓ 立派な実となったエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)
↓ 春の山域を彩るカタクリ(ユリ科カタクリ属)の実が残っていました。
↓ 花が終わって結実したツクバネソウ(ユリ科ツクバナソウ属)
↓ ここでもハスノハイチゴ(バラ科キイチゴ属)が群落をなしていました。
↓ 老杉に絡まるツル性植物!
↓ ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)は少雨乾燥のせいかあまり見掛けませんでした。
↓ トウダイグサ(トウダイグサ科トウダイグサ属)も実を結んでいました。
↓ トケンランをもう一度!
↓ カエデ類の群生が続きます。ハウチワカエデ(ムクロジ科カエデ属)でしょうか!?