修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

ササユリが稜線を彩る雲月山(911.2m)

2016-06-28 13:18:56 | 山歩き

6月27日(月)

 山の花々が足早に咲き急ぐ中、例年なら今が絶好のササユリの花頃である雲月山(うづきやま、うんげつさん、うづつきやま)も、今年はもう遅きに失したかも・・・と思いつづ訪ねてみると、多分今年最後のものであろうと思えるまだ瑞々しい花たちが稜線上で健気に出迎えてくれました。

出雲峠駐車場から先ずはすぐ上の岩座山へ向け登り始めました。

登山道にはウツボグサが沢山咲いていました。

笹原の中を覗いてみると、隠れるように咲くササユリの姿がありました。

稜線を辿って岩座山から鞍部に下ると次のピークの高山への急坂が待っていました。

稜線の島根県側に白骨林が広がっています。これは山火事の置き土産とのことです。

ササユリ咲く稜線を山頂に向けて緩やかに登って行きます。

稜線にはオカトラノオも咲き始めていました。

辿ってきた雲月山の斜面を振り返ってみると、見事に唸ねる草地が広がっていました。

曇月山の山頂です。二等三角点が建てられています。

山頂でランチタイムを取ってから、周回路を採って南側から高座山、高山のピークを見上げてみました。

やや笹がかぶさった道でしたが、笹の中からササユリが覗いていました。

笹を掻き分けてみると真っ白なササユリが姿を現しました。

これはアカショウマの花です。初夏の季節感十分です。

いい色合いです。会いたかったこの花にも出会えました。

この日の軌跡です。

東屋下駐車場9:49・・・・10:02出雲峠駐車場10:06・・・・10:22岩座山・・・・10:39高山・・・・11:11雲月山(911.2㎞)(昼食)11:45・・・・12:24仲の谷・・・・12:38東屋下駐車場

山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。
  http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0627uzukiyama.html   

 

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神の庭「笹倉(さぞう)湿原」と後背の筒上山縦走路を踏査する

2016-06-20 07:59:48 | 山歩き

6月18日(土)

 石鎚山系の筒上山の懐にある神の庭とも称される「笹倉(さぞう)湿原」を訪ね、その後筒上山へと延びる笹漕ぎの縦走路を少しだけ探査してきました。神秘的な湿原、好天下の山岳景観の素晴らしさ、原生林の美しさと迫力に感嘆すること頻りでした。

標高差約400メートルの山道を辿って神の庭とも称せられる笹倉湿原に到着しました。

数十メートル四方の湿原が全面ウマスギゴケに覆われています。

標高1,399メートルの山中の四方を樹林に囲まれた窪地に開けた湿原です。

倒木もウマスギゴケに覆われようとしています。

この山域の原生林の中には風格のあるブナの古木が多く見られました。

ブナと樅が織りなす見事な原生林です。


ちょっとド胆を抜かれそうになった迫力満点の樅の樹です。

美しい樅の樹間に石鎚山が覗いています。

梅雨の一日だけの中休み、稜線のドウダンツツジの上に夏空が広がりました。

面河渓の谷を挟んで石鎚山から堂ヶ森へと続く稜線の山岳景観が見事です。

丸笹山から眼前の筒上山、手箱山の大きな山体を仰ぎ見ました。

この日のGPS軌跡です。

山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。
     http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0618sazohshitsugen.html

 

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初夏の名花咲く山稜を歩いてきました

2016-06-17 07:53:45 | 山歩き

6月14日(火)

 入梅して暫し、広島県の最高峰・恐羅漢山(1,346.4m)とその双耳峰の旧羅漢山(1,334m)を結ぶ稜線には初夏の名花が咲く季節となりました。その花々を訪ねて、梅雨の中休みのこの日その山稜を歩いてきました。

お目当ての第一はその咲いた姿が天女の舞いとも称されるオオヤマレンゲの花です。

例年はまだこの花の走りの時期なのですが、今年は開花が早かったことから、もう花期の最終盤を迎えていました。それでも、この天女の微笑みは美しいものです。

二つの峰を結ぶ縦走路には、通常この時期サラサドウダンがこぼれんばかりに咲き誇っているのですが、この花も今年は開花が早かったようで、この日はもう殆ど樹に残っていませんでした。

地面にはサラサドウダンの花弁が堆く積もっていました。今年のサラサドウダンの出来は素晴らしかったようです。

恐羅漢山の山頂

旧羅漢山の山頂

縦走路の旧羅漢山の直前に平太小屋原という老杉が鬱蒼と茂る湿地帯があります。

その湿地に毎年モリアオガエルが産卵します。

恐羅漢山の登山口辺りでは、ササユリが咲き始めていました。夏の訪れを感じさせてくれる花です。

この日のGPS軌跡です。

山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。
     http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0614osorakanzan.html

 

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ミヤマキリシマ咲く九重を歩いてきました

2016-06-11 16:40:29 | 山歩き

6月7日(火)

 九重のミヤマキリシマが盛りの頃を迎えているとの情報に、入梅直後の時期ゆえに悪天も覚悟して九州に向けて車を走らせました。朝の九重は危惧した通りに濃い霧に巻かれた悪天、それでも山中では山の神が微笑んでくれて一時的にも霧が晴れることもあろうかと期待しつつ、また祈念しつつ入山しました。今年の九重のミヤマキリシマは十年に一度とも、七年ぶりとも言われる素晴らしい出来で、訪れた登山者を感激させていました。

訪ねたのは扇ヶ鼻、その山頂部をミヤマキリシマの群落が埋めていました。


扇ヶ鼻の山頂から眺めた扇ヶ鼻の全景です。霧が一時的に晴れてその姿を見せてくれました。

扇ヶ鼻山頂部のミヤマキリシマはまだ蕾も多く残っており7~8分咲き程度でした。まだ暫くの間満開状態の花が楽しめると思います。

扇ヶ鼻山頂部からちょっと下った東斜面のミヤマキリシマの群落です。

色合いのちょっと異なった花々の醸す風景が印象的です。

後背の霧の中から久住山の稜線がシルエットになって出現してきました。

霧の中から星生山が姿を現してきました。

ツクシドウダンの花もこの時期ならではの花です。

こんな箱庭的な景色もいいものです。

登山道もミヤマキリシマの花で飾られていました。


この日は牧ノ戸峠から登りました。

この日のGPS軌跡です。

山行の詳細はHP「一歩入魂」でご覧ください。 
   http://www.chacoandmonk.sakura.ne.jp/2016/0607ohgigahana.html

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