前夜に2時間もかけて作ったイノコのクルミモチ。
アオマメをすり潰して作る。
昔は石臼に少しずつ入れて挽いていた。
力が要るマメ挽きは高齢者にとっては困難。
いつしかミキサーで挽くようにしたという下笠間のI婦人。
一升八合もの大量のアオマメ挽きはミキサーであってもそれぐらいの時間がかかる。
多く入れ過ぎるとミキサーが動かない。
少量であればマメが弾けて挽くことができないから適量にする。
何度も何度も挽くから2時間もかかったという。
アオマメのクルミで包むのは搗きたてのモチ。
2升5合も搗いたという。
それほどの量を作ったのは親戚や知人らに送るため。
毎年こうしているという。
下笠間では翌日の23日に九頭神社でイノコの籠りが行われる新穀感謝祭を終えてから集まる氏子たちはパック詰め料理をいただいて過ごす籠りの日。
ご飯は家から持ち寄る人も多いようだ。
神社のイノコの祭礼ではクルミモチは登場しない。
この年に収穫された豊作の米に感謝する祭祀なのである。
新嘗祭と一般的に呼ばれている祭祀は県内各地で営まれるが、室生、東吉野辺りではイノコと呼ぶ地域が少なくない。
イノコの日には新穀で搗いたモチがつきもの。
それにアオマメを潰したクルミを塗す。
砂糖を振り掛けて食べる家のご馳走である。
亥の日にはイノコのクルミモチを食べるということだ。
東北地方ではずんだもちと呼ばれる同じような形式のモチがある。
仙台地域では有名なブランドモチ。
一度は食べてみたいと申し出た家人。
ネットで注文した。
届いたずんだもちを食べたが下笠間のクルミモチとは大きな違いがあった。
潰したのはアオマメと思うのだが舌触りがまったく異なる。
ザラザラしている餡だった。
一口食べてこれは違うと云ったのは私。
同じ感触をもった家人。
イノコのクルミモチをもっぺん食べたいと常々伝えていたかーさん。
望みを叶えてあげたくて下笠間の婦人に頼んでいたクルミモチはナンテンの葉を添えてパックに詰めていた。
お支払いはと云っても受け取ってくれないご婦人。
行事の撮影でもお世話になっている方は「お金で買うてもらうもんではない」と仰ったクルミモチをお皿に盛ってくれた。
砂糖をぶっかけて食べた。
これが美味いんだなぁ。
持ち帰ったクルミモチは蓋を開けるなり口に放り込むかーさんも美味しいと唸る。
(H24.11.22 EOS40D撮影)
アオマメをすり潰して作る。
昔は石臼に少しずつ入れて挽いていた。
力が要るマメ挽きは高齢者にとっては困難。
いつしかミキサーで挽くようにしたという下笠間のI婦人。
一升八合もの大量のアオマメ挽きはミキサーであってもそれぐらいの時間がかかる。
多く入れ過ぎるとミキサーが動かない。
少量であればマメが弾けて挽くことができないから適量にする。
何度も何度も挽くから2時間もかかったという。
アオマメのクルミで包むのは搗きたてのモチ。
2升5合も搗いたという。
それほどの量を作ったのは親戚や知人らに送るため。
毎年こうしているという。
下笠間では翌日の23日に九頭神社でイノコの籠りが行われる新穀感謝祭を終えてから集まる氏子たちはパック詰め料理をいただいて過ごす籠りの日。
ご飯は家から持ち寄る人も多いようだ。
神社のイノコの祭礼ではクルミモチは登場しない。
この年に収穫された豊作の米に感謝する祭祀なのである。
新嘗祭と一般的に呼ばれている祭祀は県内各地で営まれるが、室生、東吉野辺りではイノコと呼ぶ地域が少なくない。
イノコの日には新穀で搗いたモチがつきもの。
それにアオマメを潰したクルミを塗す。
砂糖を振り掛けて食べる家のご馳走である。
亥の日にはイノコのクルミモチを食べるということだ。
東北地方ではずんだもちと呼ばれる同じような形式のモチがある。
仙台地域では有名なブランドモチ。
一度は食べてみたいと申し出た家人。
ネットで注文した。
届いたずんだもちを食べたが下笠間のクルミモチとは大きな違いがあった。
潰したのはアオマメと思うのだが舌触りがまったく異なる。
ザラザラしている餡だった。
一口食べてこれは違うと云ったのは私。
同じ感触をもった家人。
イノコのクルミモチをもっぺん食べたいと常々伝えていたかーさん。
望みを叶えてあげたくて下笠間の婦人に頼んでいたクルミモチはナンテンの葉を添えてパックに詰めていた。
お支払いはと云っても受け取ってくれないご婦人。
行事の撮影でもお世話になっている方は「お金で買うてもらうもんではない」と仰ったクルミモチをお皿に盛ってくれた。
砂糖をぶっかけて食べた。
これが美味いんだなぁ。
持ち帰ったクルミモチは蓋を開けるなり口に放り込むかーさんも美味しいと唸る。
(H24.11.22 EOS40D撮影)