マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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節句のヨモギダンゴ・シロダンゴ

2013年07月11日 06時54分54秒 | 大和の郷土料理
3月節句にはヨモギ(ヨゴミとも)ダンゴを作っていると話していた矢田中村のⅠさん。

大昔は石臼で挽いていた米粉。

今は餅屋で米を挽いてもらう。

米粉はダンゴに搗いて、包丁で切ったヒシ型。

サクラモチと共に供えた節句のごちそうだ。

今年の1月23日に搗いた寒のモチは7臼。

4臼はネコにしてカキモチにする。

残りをエビ・アオノリ・ドヤモチにする。

年末に拝見した正月のモチと同じである。

この日にいただいたヨモギダンゴとシロダンゴはオーブントーストかレンジで温める。

ヨモギダンゴはほんのりヨモギの香り。

シロダンゴは砂糖醤油で食べると話していた。

Ⅰさんの話しによれば「センギョ」やいうておばあさんがいたころはセンギョをしていた。

1月6日の寒の入りにアブラゲメシを作って竹の皮に包んで施していた。

家の裏山にいた狐は夜に食べるから夕方に供えた。

コンコンと鳴いていたと話す。

県内各地であった狐の施行(セギョウ、或いは訛ってセンギョ)は家の風習でもあった。

(H25. 3.26 SB932SH撮影)


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