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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

啓翁桜を求めた大淀・道の駅吉野路大淀iセンターで美味し食材に出逢う

2024年11月24日 07時43分11秒 | 大淀町へ
写真家Kさんが友に求めるすくっと立つ花付きの枝木がどこか売ってないか、と・・

たぶんここにはあるだあろう、と立ち寄った大淀にある道の駅吉野路大淀iセンター

店内入るそこにあった啓翁桜(※けいおうざくら)をお買い求め。



私が求める美味しい食材は、吉野山林豆腐店が提供するめちゃ旨の2個入り揚げ出し豆腐。



この商品には、これまた出汁が旨い京南禅あげだし豆腐のタレ。

吉野山の林豆腐が、わざわざ京都から仕入れて同封する豊美食品の京南禅あげだし豆腐のタレ



極端にいえば、市販の揚げ出し豆腐に使用しても旨くなる豊美食品の京南禅あげだし豆腐のタレ。

大量に消費されるお店なら、ネットにも売っているこちらの商品を推奨するよな。



林とうふ豆腐の揚げ出し豆腐を買ったら、なんとおから1袋が無料で付いてくる。

私はおからが大好物。

尤も、買ってきたままの状態では、遠慮する。

家に持ち帰った揚げ出し豆腐におから。

揚げ出し豆腐だけなら、むちゃ歓んでくれるが、おからが一緒になると、歓びも半滅。

だって、私がつくるんでしょ、といいつつ、翌日に調理してくれた。



我が家で療養中のおふくろも美味しい、と喜んで口にしてくれた林とうふ豆腐の揚げ出し豆腐に手料理のおから料理。



これが旨いんだなぁ。

最近、発見したおからにプラス。

からしマヨネーズをかけて食べたら、さらに美味しくなった、と伝えておこう。

さて、道の駅吉野路大淀iセンターに初登場の野菜を並べていた。



えっ、これってなんの葉っぱですか、に答えてくれたオカノリ。

えっ、もう一度・・・オカノリです。

初耳のオカノリ。

丘に生えた海苔っていうのも可笑しなネームやね。

そういえば、オカにノリがあるなら、既に食したことがあるオカヒジキ

これも丘で、つまりは陸地で栽培された海に育ったヒジキでなく、陸の畑でそだった植物のヒジキ。

そんなワケで、「陸の海藻」、とか「畑のヒジキ」や、と伝える人も多く、海のヒジキと見かけがよく似ていることからオカヒジキの名がついた。

さらに、オカワカメちゅうのんもある。

栽培も流通も多くないオカワカメ

たしか天ぷらにしてもろて食べた記憶がある・・・・ような気がする。

パリパリ食感が目立ったオカワカメの天ぷら。

お浸しのオカワケメも
美味しい。

オカヒジキもそうだが、お浸し調理にマヨネーズかけて食べたらめっちゃ旨かった。

で、陸の畑で育てるワカメって、どんな植物なん?と思えるネーミングが頭に残る。

さて、オカヒジキにオカワカメ



そして3番手のオカノリ

揃った三匹の侍、いや三羽がらすでもなくオカノリって、美味しいのかなぁ。



こちら道の駅吉野路大淀iセンターの売り場に運んだ生産者が、オカノリ(陸海苔)の特長やレシピ、かつ食の体験も添えてくれた。

ありがたい生産者(※道の駅吉野路大淀iセンターに出荷している大淀出荷組合/ハーベストうらら)のメッセージも公開しておこう。



オカノリ(陸海苔)の調理は、後日。

取り急ぎ、袋詰め状態のオカノリを公開しておく。

(R4. 3.31 SB805SH 撮影)

大岩に来たら、つい立ち寄りたくなる今木が在所の今木社会法人ひまわりわかば直売所

2024年11月23日 07時49分35秒 | 大淀町へ
帰宅の途に就くそのときも雨降りだったが、グリーン色も見られたすももの情景に思わずカメラ撮りしていた平日喫茶きまぐれや。

私が撮っていたら、二人とも写真家。

しっかり、雨に濡れながら撮影に黄色花が映えるサンシュユ(山茱萸)も撮影どきの状況。

ここきまぐれやの地で解散した。

Kさんが友に求めるすくっと立つ花付きの枝木がどこか売ってないか、と・・尋ねられた。

たぶんここにはあるだろう、と出かけた。

目的地は、大淀にある道の駅吉野路大淀iセンターであるが、先に入店したい今木が在所の大岩社会法人ひまわりわかば直売所に・・

わかば直売所に購入を求める食材は地産地消の野菜や果物に総菜もある。

それら以外にも、買ってみたい手つくり商品がぞろぞろ売り場にあるが、気に入れば「買い」となるのも問題がある。

稀には、生産不良もあったが、そこは今木・社会福祉法人ひまわり事業所は、障碍者支援施設でもある。

さまざまな学びも取り入れた支援施設。

わかば直売所内においても収穫した野菜などの手入れもしている。

それは家庭にモノが増えてしまう点。

場所をとるモノが多くなるほどに家人の不満が膨らむ。

その壁は、なかなか越えられるものではないから、諦めがほぼ100%。

私の大好きな葉玉ねぎも綺麗にしてはった。

家族も好きな葉玉ねぎなら、買い物は許してくれるが、次々、連続している、と判断したときは、拒否される場合もある。



ちなみに一束括りの葉玉ねぎの値段は140円。家庭に優しいお値段やね。

店舗前に置いていた売り物。

えっ、これってなんだ。



初めて見るカタチに、さっぱりわからぬ用途に、これなぁーーんだ。

右に置いている材は、割り木。

暖炉やお風呂の釜(※今どき拝見する機会がほとんどないが・・)焚きの材。

かつて、私が子どものころ。

ずいぶん昔の暮らし。

生誕地に暮らした1階建て木造住宅に楕円形木製(※木桶風呂)の浴槽だった。

風呂釜の焚き口に、割り木を入れてくべていた。

子どもたちの役目であるが、割り木材はどこから入手していたのか。

今から60年から65年前の暮らし。

地区にお風呂屋さんがあった。

そこでもらってきたこともあるし、建築中の工事現場で拾った廃材などはナタで割っていた。

バラック小屋のような我が家ににょきっと突き出した風呂釜の煙だし煙突


たしか、煙突の素材は曲げやすいブリキ板金属だったような気がする。

生きていくためにそうしてきた当時の暮らしを思い出す


そのことより、気になる左に置いているコレはなんだ。

名称は「ロケットストーブ」。

手つくりのロケットストーブは、8000円。

安いと、いえば安い買い物。

ネットに見つかった、ほぼ同型のロケットストーブ

持ち運びもできる移動型のロケットストーブは、アウトドア用途に開発されたようだ。

屋外で楽しむ暖房道具。

とんどで暖をとるよりも、火の取り扱いが易しい屋外ストーブ。



また、焼けた灰の処理もしやすい。

使用したキャンプ場にも迷惑はかけない道具。

ましてや、河原で遊んだ薪焚き。

川を汚さない道具といえよう。

話しによれば、火力が強いし、暖房速度が早いようだ。

もう一つの特長は、上部が五徳仕様になっているから、調理もできる構造。

アマゾンが販売しているネット通販情報によれば、さまざまなロケットストーブがありそうだ。

なんと、折り畳み式のロケットストーブもあるし、価格帯もさまざま

(R4. 3.31 SB805SH 撮影)

大淀町大岩・2022年喫茶きまぐれやのすももが気になる

2024年11月22日 07時41分36秒 | 大淀町へ
写真家Kさんの写真展を終える日。

知知人のカメラマン。Sさんも、撤収の時間帯に寄りたい、という。

到着した大淀町・大岩に所在している平日喫茶モーニングだけのきまぐれや。

3月3日から展示していた長野県の松本市、上田市、茅野市に今も行われている民俗伝承。

地区、それぞれの在り方だが、この民俗伝承を「コト八日」と呼ぶ


奈良からは相当な距離にある長野県だけに、行きたい気持ちはあっても二の足を踏んでしまう。

だからこそ、ここ平日喫茶のきまぐれやで写真展をしてくれたのがすごく嬉しい。

明日からは、また水彩画の展示

毎月のように入れ替わる、いわば芸術祭が例月祭のように開催される平日喫茶のきまぐれや展示。



撤収時間帯に降るそぼろ雨。

しっとり濡れた白い花は、やがて真っ赤な実をつけるすももの樹。

今が丁度の見ごろ時季。

濡れた雨のおかげもあって映えるすもも




次回に訪れたい日は、6月中旬から下旬にかけて・・・再訪したいすもも狩り。

実は、初めて体験したすもも狩りは、前年の令和3年6月29日。

オーナーさんとHさんのすもも狩りを拝見


尤も、写真撮りと同時なものだから、ほとんど間違いなく、私が手にとったすももは落下のすもも。

枝が揺れるだけで、自然に落下するすももは熟し。

瑞々しいこれがめちゃ大好きな甘さ。

今年の4月15日には、藤の花が咲いたよ、と伝えてくれた喫茶・きまぐれやに、ほぼ隔日、日参される知人のHさん。

展示を撤収したこの日ではまだまだの藤。

蕾がふくらみかけた状態を教えてもらっていたので、是非とも伺いたい、と思っていた。

5日後の21日には、ほぼ満開のお報せが届いたが、家庭内事情もあり、今年は断念せざるを得ない。

すももが実成りのときは、なんとか都合をつけたい、と思っているが・・・



平日喫茶きまぐれや写真展「コト八日」の撤収作業中。

そろそろ車に積み込もうとした時間帯にやってきた写真家のSさんが合流した。

カーナビはセットしたものの道に迷い、遅くなったようだ。

食事は、と聞けば、まだ。

じゃぁ、喫茶きまぐれや特製の日替わり「スペシャルモーニング」。



私の注文は、お飲み物はローズマリーレモン。

パン食はバターコーントースト。

中華サラダも、小鉢の玉ねぎスープ。

これで1食が500円のスペシャル。

味もスペシャルやし、毎度美味しいスープがいちばんの好物なんだよなぁ。

食後の話題、会話に常連さんのHさんも、ご一緒に・・

笑いがいっぱい広がり、大賑わい。



喫茶室内においてあった綿の花と手つくりの足半(※あしなか)

たしか二人とも結の里に売っていた足半・履いて、試して、心地いいから買っていたよな。



室内から中庭を見れば、梅の花が落下。

その風情もえーかな、とシャッター押し。

いつもにぎわう平日喫茶きまぐれやを後にして出発しよう、としたら小雨風情。

雨にしとれるきまぐれやの前庭にお花が咲いている。



雨降りに濡れる花の撮影に、急ぎのシャッターに撮ったクリーム色のクリスマスローズ。

春が、否が応でもやってきたとわかるクリスマスローズの開花。

それにしても、クリスマスの時季ならあかるが、なんでクリスマスローズの名がついたのかな?

ネット調べにあった「豆知識」によれば、「クリスマスの時期にバラのような花を咲かせることから名付けられた」と、ある。

うーん、不思議だ。

さらに、「豆知識」が伝える和名では「初雪起し」「待雪草」

だから「雪が降る時期に花が咲くことから、名付けられたのでしょう」と、締めくくるっておかしくないですか。

同じくネットの「家庭画報」によれば「学名をヘレボルスといい、原種系のヘレボルス・ニゲルを指した名前で、ちょうどクリスマスのころに咲くバラのような花、というのが名前の由来」と、ある。

原種系のヘレボルス・ニゲルは、12月半ばから2月あたりまでが花の咲く時季。

だから、ヘレボルス・ニゲルから得たクリスマスのころに咲く花だからクリスマスローズになった、と・・

家庭画報」は、次に記載していた「(実は、)2月下旬から咲き出し、早春から春の庭を美しく彩る花がある。その花は、ヘレボルス・オリエンタリスという系統であり、原種系のヘレボルス・ニゲルとは、異種。
現在、日本ではヘレボルス・オリエンタリスも含んで、春近くに咲く花をひっくるめて「クリスマスローズ」と、称した。

つまり、原因は、12月半ばから2月あたりまでが花が咲く原種系のヘレボルス・ニゲルも「クリスマスローズ」。

2月下旬から咲き出し、早春から春の庭を美しく彩るヘレボルス・オリエンタリスも併せて、どちらも「クリスマスローズ」と呼んだ
ことによって、誤解が生まれた弊害の結果であろう。

ま、とにかく今の時季に咲いている「クリスマスローズ」の種は「ヘレボルス・オリエンタリス」であると、覚えるしかないのであろう。



この花は、もう覚えてしまった美味しくて甘い実をつけるすももの白い花。

これまでは、枝いっぱいに咲いていたすももの樹。

オーナーの話によれば、最近は弱ってきているようだ、という。

この映像は、幹付近。

後に、わかった※すもも枯れ現象。

樹医さんの診断でわかった原因はクビアカツヤカミキリ

バラ科の樹木に寄生するクビアカツヤカミキリ。

桜も、梅も、桃も、すもももみな同じバラ科の樹木。

クビアカツヤカミキリの犠牲になりやすい樹木科。

異常発生の所在がはっきりわかる根本付近にみるカミキリが落とした糞と木くず。

その「フラス」事象があれば、今すぐ対策を
、ということだった。

県の情報によれば、被害地が年々広がっている状況がよくわかるので参照していただければ幸いです。

春近しの花に黄色い花が咲いている。



ほとんど人たちが存じている、それこそ庭の「さんしゅゆ(※山茱萸)」



花の名前がわからんかったコレなんだ。

(R4. 3.31 SB805SH 撮影)

今木・社会福祉法人ひまわり直売所わかばで買ったつるし柿は正味渋の柿

2024年08月15日 07時15分30秒 | 大淀町へ
今木・社会福祉法人ひまわり・直売所わかばで買った450円のつるし柿。

見た目ではわからなかった、味はだれでもわかる渋柿。



食べられたもんじゃない渋柿のまま。

つまり、見た目は装いの渋柿だった。

写真展をしているときは、展示会場にできる限り詰める。



おかげかどうかわからないが、4日前の2月1日に入店し、買ってきた吊り干しの柿。

4日に再訪し、店長に伝えた。

こんなもの食べられへんわ。

味わいはなく、完全な状態の渋柿ですわ、とクレーム持参したら、直ちに返金された450円。

渋柿のまんま状態の吊り干し柿。

見た目だけでは、渋柿に見えない。

今もつるしていますが、ほかに回収すべき状態。

全部が全部とも渋柿ではないだろうが。

試食したらわかるから・・・

次に買われるお客さんも、私と同じ目にあうから・・・

そして渋柿だったことを、生産者にも伝え、原因を探ったほうがいいよ、と伝えた。

実は、考えられる原因は、干す日数が不足している。

或いは風通しの悪いところに吊るしていた可能性がある。

そういうことも知らずにつくっているなら、素人づくりしか考えられん。

見かけではわからない渋柿にはまいった。

かーさんが食べたときは、すごく甘かったが軸のほうに近いモノでは、みな渋かった。

私が食べた柿は、先っぽからして渋い。

ほかに、まだあるが口にするのが怖くなった、と伝えた。

その伝達にウソはないと、判断された店長。

受け取った返金で買った品物。

ひょうたん型のカボチャ。

たぶんにスクナカボチャに太めの葱の持ち帰り。

干し柿が、渋の柿のままだった原因は、風にあてて、完全に渋が消えるはずが、風の力を得なかった干しが不足した、と考えられる。

風が通らない干し場では、乾燥が中途半端な状態。

つまり、柿渋が残っていたと推測できる


(R4. 2. 1 SB805SH 撮影)
(R4. 2. 4  記)

平日喫茶のきまぐれやさん・すもも狩り

2023年07月31日 07時28分44秒 | 大淀町へ
この日の午後。

平日喫茶のきまぐれやさんの営業が終わってから、すもも狩りをすることになった。

お声をかけたのは、きまぐれやさんいちばんの常連客でもあるHさん。

一週間ほど前、平日喫茶のきまぐれやさんに訪問していた。

店舗前にすくっと育ってるすももの木に、相当多くのすももの実が成っていたそうで、その実成りのすももをもらった、とHさんが運営するFBに伝えていた。

その情報に飛びついた私は、HさんにFBを通して連絡した。

まだ、あるのならぜひともすもも狩りをしたい、と・・・

遡る、今年の3月24日。

その月の喫茶きまぐれやの展示は、知人の「川島朱実写真展-祈り、花、華」。

川島朱実さんが、執筆、連載もされている季刊誌『琵琶湖 湖国と文化』本を読み学びしていたきまぐれやさんの前庭に咲くバラ科の樹木。

当初は、白く咲く桜の花と思っていたが、その木がすももだったとは・・・

毎年に数個の実成りがあると、いうきまぐれやの店主。

奥にあるすももは、もっと多く、誰も食べないから捨てている、と話す。

まさに、えっ、である。

そんなぁ、捨てているのはもったいない。

甘くて、美味しいすももは、大好物。

市の施設をクビになった次の勤め先は、64歳まで勤めていた接骨鍼灸院。

役目は、患者さんをお家まで送り迎えする送迎ドライバーをしていた。

あるとき、そう、夏場に差しかかるころだった。畑でできたから、と院まで持ってきてくださった患者さん家族。

どうぞ、食べてくださいと、院長にお礼の差し入れ。

院に務めていた人たちに、分けてくれた甘いすもも。

冷蔵庫に冷やして食べたすももは、瑞々しい。

朝採りのすももの味に、惚れた日だった。

もし、捨てるなら、私に捨てて・・・・そう、きまぐれや店主にお頂戴願いをしたのだった。

実成りになって、野鳥の餌になる前にもらいにいきますぇ、と伝えていた。

こうして、やってきた平日喫茶のきまぐれやさん。

お昼を済ませて、外に出た店主のMさんと常連客でもあるお友達のHさん。

この日のためにわざわざ駆けつけてくれた大淀・馬佐(※ばさ)にお住いのHさん。

馬佐といえば、懐かしい。

台風は去ったが、牛滝社の裏山から流れる水の勢いが強くゴンマキが中断になった牛滝さんのまつり行事。

平成25年9月16日の取材を思い出す。

そのときに聞いた秋のマツリは、未だに取材に行けてない馬佐の行事は、ほかにもあるようだった。

すもも狩りには道具が要る。

枝切り挟みを用意するから、と伝えた店主のMさん。

すももの実が鈴成り状態だ、という裏山に行く前に見ておきたい店舗前のすももの木。

熟したすももは、地面に、落ちていたが、まだまだ未熟の青梅のようなすももの実はしっかりしている。



数えてみれば、15個くらいの青いすもも。

いずれは落下するか、野鳥が啄むようだ。

そうそう、この実はなんだ。



まるでグミのような形の赤い実。

その問いに応えてくれたHさん。

スマホで調べてくれた植物の名称は、ゴボウズオトギリソウのようだ。

野原に咲くオトギリソウは見たことあるが、ゴボウズオトギリソウは聞きはじめ。

ネット調べによれば、黄色い五花弁の花をさかせるようだ。

どこかで見たような気もするゴボウズオトギリソウ

さて、裏山に実成りがすごい、というすももの山。

崖的な地に育ったすももの木は、何本もあるように見えた。

そこに近づく前に気づいたゴロゴロ落ちていたすももの実。



熟したすももの実が、枝から離れて勝手に落ちる。

きまぐれやの中庭に続く裏山。

坂になっているから、落下したすももの実はコロコロ、転がってくる。

乾いた地面のここだけでも、十分な個数のすもも。

もちろん、食べられるものではないが、今まさに転がってきたすももは食べられる。

水洗いし、水分を拭き取り、冷蔵庫にしばらく保管したすもも。

真っ赤な状態のすももは甘くて美味しい。

そんなことを思いながら裏山に入る。

急坂状態の裏山。

さっさとのぼっていくお二人の後ろから登るが、うーん。

身体が昔のような元気があれば、さっさと行けるんだが、今はもう・・・

さっそく、伸ばした枝切挟み。



手にしていたのはHさん。

斜めの土地に、しっかり踏ん張った足。

身体を構えて枝切挟みを目的のすももに狙いを定めて・・・もぎ取る。



まだ、青いすももはしっかり枝にくっつているから枝ごともってこれるが・・・

そのとき、隣の枝とかにあたってガサガサ。

その振動によって熟しぎみのすももが、ボソ、ボソ落下する。



枝葉が多い裏山のすもも。落下した熟しのすももが、いっぱいに広がっている。

落ちたすももを踏んでしまえば、ぐちゅぐちゅ。

ヘタしたら、踏んだズック靴では滑ってしまう足場。

ただ、落下した場は、すもものえー香りがする。

裏山ぜんたいがえー香り。

そう、甘い香りが漂い、酔ってしまいそうになる。

とにかく、注意しながら足場を見て移動するすもも狩り。

ボソ、ボソここでも落ちるすもも。



たまたま目に入った落下してきたすももゲット。

この中に美味しいのんがある・・はずだ。



腰をかがめて手にしていた、そのときもボソ、ボソ落ちてくる。

あっちこちに目が動き、あっちこちにそろり、と移動してゲット。

割れているすももは、ヤマアリの餌になる。

そんな観察もじっくりしたいが、今日は勘弁してくれ。

枝切挟みの取り扱いは慣れている、というHさん。



ご自宅では、野菜つくりなど農作業もしているHさんだからこそ、機敏に動く。

枝切りすももに、綺麗な状態のすももはちり取り収集。



店主も動くすもも狩りに枝に手が伸びる。

持ち込んだ三脚は無用だったすもも狩り。



今まで、ほったらかしにしていたすもも。

捨ててたのがもったいない、とわかったすもも狩りの日。

青葉が逆光に美しい。



何枚も、何枚もシャッターを押していたすもも狩り。



意識したワケではないが、そんな一面も撮れた裏山のすもも景観。

十分に堪能させていただいた。

おまけに、発見した山野草のシオデ。



おひたしにも美味しいし、茹でてマヨネーズかけても美味しい一品。

野山のアスパラガスとも呼ばれているシオデ。

この一本だけだから、山菜取りはしない。

すもも狩りを終えて気になっていた収穫したすももを入れる腰籠。



Hさんにお願いして撮らせてもらった。

大量に収穫したHさんはジャムに、私は前述したとおりの熟しのすももを冷やしてがぶり。

大きなタネがあるから飲み込まないように・・・

帰路に見つけたすももの実。



落下しているすももの色が、全般的に黄色い。

見上げた頭上の枝にも赤身の実が見られない。

このすももは、おそらく成長過程に何らかの症状によって、成長未熟なままに落下したのであろう。

いわゆる生育不良。

こんなことって、あるんだね。

帰宅してから、洗浄したすもも。

布で水気を拭き取りしてから選別作業。

熟し加減で選別し、それぞれの量が入るタッパー詰め。



すぐにでも食べられる甘くて美味しいだけを冷蔵庫保存。

明日にも、食べたい熟しのすももが愉しみだ。

すもも狩りさせてもらったすもものその後である。

冷蔵庫に保存。熟したすももを待つこと数週間。

なんと、月が替わった7月初旬の5日。

冷蔵庫から取り出した熟成りのすももをガラス製の皿に並べた。



並べている間に、水滴がつくすもも。

ひとつ取っては、じゅるじゅる食べた甘いすもも。

皮むきもつるっと、というか、するっと捲れる。

もちろん、皮有りでも美味しい。

皮と実の間にうま味がぎっしり。

皮有りであろうが、皮剥きのすももも美味しい。

至福のすももは13個。

いっぺんに食べるのはもったいないから、二日に分けて食べた。

あれから、12日目。

喰い納めの時季がきた。



今夏、最後に食べたすももも、また甘くて美味しい。

この場を借りて、厚く御礼申し上げる次第だ。

(R3. 6.29 EOS7D/SB805SH撮影)
(R3. 7. 5、17 SB932SH撮影)

きまぐれや写真展に賑わせたすももはかすれても、まだまだ花盛り

2023年04月10日 07時36分39秒 | 大淀町へ
24日に続いて30日も訪れた、大淀町大岩が所在地のモーニングだけの喫茶・きまぐれやさん。

2月は「大岩・きまぐれや写真展2021 💭リ・ビューin喫茶きまぐれや」。

続く3月は、「川島朱実写真展 - いのりのかたち 花 - 」写真展に展示協力をしてくださった大淀町・大岩 モーニングだけの喫茶店 きまぐれやさん。

本日まで、長期間に亘ってありがとうございました。厚く御礼申し上げます。

その間に、愉しませてくれた大岩に華やかにしてくれる彩りの花たち。

行く度に魅せられてしまう花の園。

うつりゆく花、華、はなに思わずシャッターを向ける。

この日も、あっちこちからの立ち位置から撮らせてもらったカメラアイ。

携帯画像では申しわけないないが、それなりの構図をとって・・・

一週間も経過したすもも。

白い花がびっしり咲いていたが、今じゃチラホラ状態。

やがて実を結んで、真っ赤に染まる時季に、また寄せてもらう予定だ。

で、本日撮ったきまぐれやさんの付近を彩ってくれた花、華、はなである。

真っ白なボケの花は密集。



奥に咲くのも白花のスノードロップ。

映像はないが、淡いクリーム色のクリスマスローズも咲いていた。

裏に、今も咲いていた雪柳にレンギョウ。



その向こうにすももが見える。

手前にある自然木の垣根に侘びを思い起こす。



これまで撮る、いや撮られることもなかった山桜の咲く位置から・・・

右手の樹木も早や散った白い花。

どこかで見たような葡萄の実のような房の、名前が出てこない。

花も景観も美味しい大岩の地。



今日は温い日だからアウトドアでいただくカフェテラスのモーニングスペシャル。



入口玄関は、いつも美しいお花が迎えてくれる。

ここから見るカフェテラスも、また鑑賞の場。



甘い香りが漂うお花。

近くに住む人が寄贈されたお花。



貴女のお名前、なんという。

(R3. 3.30 SB805SH撮影)

きまぐれや写真展訪れ、ご近所周りの景観に癒されすももの花を観る

2023年04月01日 08時06分41秒 | 大淀町へ
今日の目的地は、写真展を開催している喫茶きまぐれやさん。

写真展を開催するようになってからは、ここ大淀町・大岩に観る春の便りを感じたく、度々訪れていた。

たしか、雪の降る2月だった。

真っ白に覆われた情景にずっと佇んでいたいが身体は震えていた。

それが気持ちを高ぶらせる発端だった。

訪れるたびに必ず見たくなる高台の紅梅。

パークゴルフ場の白梅。

前庭に咲くクリスマスローズ。

我が家にも咲いているクリスマスローズなんだけど、環境が異なると、感じる心も変化がある。

そう、ここ大岩の環境がいいのさ。

喫茶気まぐれやに行く道は、ストレートに向かうよりも、里道を通るときの周りも素敵なんで、そっちを通る。

初めて来られる人は、たぶんに、そこ行けるんかいな、と疑問が浮かぶだろうが、それが本来の村の道。

風情を感じる里道の情景を見て廻るのも、訪れる楽しみの一つ。

今日は、余裕をもたせて早めに家を出た。

ここ大岩に来る前に立ち寄っていた御所市・本馬の一本木の桜樹に一服休み中の畑地

次に拝見した橿原市・観音寺町の歴史文化を伝える道標がある通りから見える小高い陸に咲く桜樹。

いずれも、一本の桜樹が気になって入った美しき、地域の情景。

地域は、地域ごとにな心に馴染む情景がある。

写真展開催をきっかけに、これらの地域を肌身で感じられるようになった。

到着した時間帯は、午前11時20分。

今日も、えー天気に恵まれた。

人の暮らしが見えてくる田畑に草花を植えて育てている人は多い。

色鮮やかな花は、心に潤いを魅せてくれる。



畑地の向こうに見える花は紅梅、それとも桃の花。

いやいや紫木蓮(しもくれん)かも・・



収穫を目的の畑地には鉄柵を設置しているが、防御になるのだろうか。

違う意味での柵かもしれない。

写真ではわかりにくいが、柵の向こうに見える黄色い小花樹は、庭のサンシュユ(山茱萸)であろう。

おおいわ結の里の駐車場から三方を観る景観。



それこそ三方良しの景観。

いつ、来ても眺めてしまうえーとこ。

この先、目を凝らしてずずーっと先に喫茶きまぐれやが眺望の視野に入る。

この時季、畑地に黄色い菜ばなが綺麗にならぶ。

丁度、正午の時間になった。



喫茶きまぐれやに観たかったサンシュユ。

それを前景に入れて撮った映像は、白い花を広げたすももも入れて撮った映像は「二重奏」やね。

6月のころには、赤い実をつけると聞いている。



喫茶きまぐれやのお店をバックに撮った前庭のすもも。

八方に枝を伸ばし、花は満開のすもも。

見ごろの時季は3月半ば過ぎから末にかけて・・・

青空に映えるすももの白い花が美しい。

今日も、来たよ、と挨拶。



今月末まで展示している写真家川島朱実さん、初の写真展。

「大岩・きまぐれや 川島朱実写真展 - いのりのかたち 花 - 」は、3月30日が最終日。

撤収されるまでに、もう一度見ておきたい主に滋賀県の伝統的民俗行事。

提供受けていた季刊誌『湖国と文化』。



写真家川島朱実さんが連載している記事。

今季号は滋賀県高島市マキノ町浦に行われている「涅槃会 五色の華団子」行事の紹介。

ぜひ、訪れて拝見したい民俗行事である。

史料も拝見していた時間帯のお昼は、喫茶きまぐれやの名古屋から取り寄せたむっちゃ旨い小倉小豆餡をのせた小倉トースト。



注文した飲み物。

アイスコーヒに付いていた小倉トーストのせ餡が、こぼれそう。



くどくない甘さが大好きなトーストに満足していた。

時間帯は限られているが、日当たり良好の喫茶きまぐれやのテラス。

暖かくなった日は、この場でコーヒー飲むのも佳し。



座ったテラスの真上。

時季がくれば藤の花が、頭の上から降りてくるそうだ。そんな時季も来てみたい喫茶きまぐれや。

帰り支度をしてありがとう、を伝えて屋外に出る。

さぁ、次もまたすももである。

喫茶きまぐれやから裏に廻って、崖の上にあがる。



そこは村の人が暮らす駐車場。

少しの時間をお借りして撮った満開の白い花。

両手を広げた白い花もすもも。

時季がくれば真っ赤なすももの実をつけるようだ。

すももの木はバラ科。

前庭のすももも、ここに咲くすももも、毎年の実成り。

前庭のすももは数個の実成りだが、この地のすももはもっと、もっと多いらしい。

正直、すももは食べたことがなく、意識していないから野鳥の餌食。

誰も食べないから、捨てている、という。

えっ、そりゃもったいない。

捨てるなら、私に捨てて、と笑って返したすももの実成り。

野鳥の餌になる前に、もらいにいきますから、と伝えた。



崖というか土手なのか、そこに咲いていた黄色い花のたんぽぽ。

向こう側に映える赤の色。



椿でなくサザンカのようだ。

短時間停めたそこからさらに奥へ行く大岩の地。

奥の奥は、以前に取材した大日さんの雨乞い井戸への入り口。

こんこん、と湧く大日さんの雨乞い井戸

もっと手前にあるのが、涅槃会を行っている大日堂



その途中にも住まいされている民家辺りからとらえた村の人たちの居住地からの景観もまた佳しである。

ここから下って帰路に就く。

パークゴルフ場からすぐ近くの畑地にも白い花があった。



場から近づけないから、判定はできないが、たぶんに2本とも、すもものような気がする。

(R3. 3.24 SB805SH撮影)

そぼ降る雨の日に岩壺情景に佇む

2023年03月02日 07時38分08秒 | 大淀町へ
喫茶きまぐれや写真展会場に一歩踏み出した民俗写真家。

大岩・きまぐれや 川島朱実写真展 - いのりのかたち 花 - 」の設営を終えて会場を離れる。

これより走る目的地は、道の駅吉野路大淀Iセンター

買い物にトイレ利用をさせてもらって高取町に移動し、今行われている町家の雛めぐりに向かう。

その道中に巡り合えた風情ある里村。

雨が降っているだけに、農村地帯に人の姿は見られないが、景観がなんともいえない風情に立ち止まった。



目の前にある鋼線。

網の目のように組んだ鋼線は、害獣除けの柵。

足元に深い用水路が設備されている。

撮ることに夢中になる人こそ要注意。

足元の用水路に気づかず落下しかねない。

用水路は町中にも無数にある。

気を抜くことなかれ、肝に銘じて行動したい。

それはともかく、ここは大淀町・岩壺の地。

平成29年10月9日、行事取材に下見のつもりでやってきたその日が、葛上神社のマツリだった。

出発された直後の遭遇に慌ててお願いした取材の承諾。と、同時に撮っていた。

その後のマツリが気にかかる。コロナ禍の状況にどう対応されているのだろうか。

大岩もそうだが、近隣の村々の行事。

想定するしかないが、おそらく参列者は代表者だけに、直会(なおらい)に伴う会食は控え、持ち帰り。神事のみのあり方になっているだろう。

いつか、そのいつかは予想できないが、いつかは復活されんこと、祈るしかない。

日本全国が、岩壺と同じように対策に追われる各地の行事。

復活、いや、廃絶若しくは中断のおそれも考えられる。

延々と続けられてきた地域行事。

村の歴史を継承してきた人たち。

現実的な課題に、橋は越えられるのだろうか。

正直、危惧している。



この場から少し離れた地にほぼ満開の林立白梅。

トンネルのような梅林景色を見て、お天気ならお弁当を食べたくなる景観にうっとり。

尤も、この地の梅林は所有者がおられる。

道路から観るだけにしてくださるようお願いする。

(R3. 3. 8 SB805SH撮影)

おおいわ結いの里の足半(あしなか)つくり

2023年02月11日 07時36分41秒 | 大淀町へ
大岩に訪れる目的は、もうひとつあった。

今日は休みだった「おおいわ結の里」。

足半(あしなか)つくりの作業場は、暖房設備も整っている大岩フアーム小屋に移していた。

「おおいわ結の里」管理人も担当しているNさんが、FBに発信し、つくり手に声をかけて集まってもらった。

遠くは三重県の伊賀上野から車を飛ばしてきたという女性もおられる。

ここだけでなく、一日に片道300kmも走ってくる元気な高齢女性。

15年前に、旦那さんを亡くされ、介護の義父母も見送り、今は自由を謳歌するおばさんを称する女性もおられる。

手は動かす、口もよく動くらしい女性たち。



今日は、絵も習っているK区長の奥さんが、足半(あしなか)つくりも先行体験していることからリーダー役を務めていた。

足半(あしなか)の歴史は古く、鎌倉時代につくられ、利用が広まった特殊な形の草履。

ころは、蒙古襲来の鎌倉時代。

草鞋の機能をもつがカタチは草履。

しかも、草履にかかとの部分のない特殊な足半(あしなか)

関東武士によってつくられ、普及した足半は、飛脚に農民まで利用していたそうだ。

鼻緒に足の指を入れ、かかとは浮かせず、床につけて履く。

歩くときは、足の指に力を入れ、握らないように歩く。

歩くと、自然に体重は後方にかかり、姿勢が正しい位置に近づく。

そうすることによって、本来働いてほしい筋肉が、自然と動くそうだ。

材料をそろえて、一足作るには鼻緒の編み方からはじまる。



皆さん方は、まだまだ終わらない時間を要する。

立会に取材はここまで。

時間の都合もあるので、お先に失礼させてもらった。

(R3. 2.26 SB805SH撮影)

雨天も撮りどきの大岩散策

2023年02月10日 08時08分12秒 | 大淀町へ
喫茶きまぐれやは、午後1時に閉められる。降っていた雨・・・

もうやむやろ、と踏んでいたが、今日はずっとになるね。

わざわざ足を運んでくれたと隣村。

大淀町でなく高取町。

山・峠を挟んで背中合わせの両隣。

歴史、文化を詳しく調べておられるNさんととも、ここ大岩の景観を見て廻る。

喫茶きまぐれやを出たそこに植生する黄色い花。

庭のサンシュユ(山茱萸)は、まだ蕾。

すぐにでも花は全開しそうな雰囲気のサンシュユ。

毎年、咲くらしく見ごろの時季に来られるのも、また佳しだね。
小雨降るなかの散歩道。

大淀町のパークゴルフ場の間を通って、「おおいわ結の里」に足を運ぶ。

そう、途中に出会った雨に濡れる花は、水滴たれる蝋梅。

ここもまた黄色いサンシュユが咲いている。

K区長のお家にもサンシュユ。

昨日になって、いっぺんに開いた、と後日に伝えてくれた。

ここの民家は、青竹を水平に竿。

そこに吊るしてつくっている干し柿。

思わず、シャターを押した。

濡れた土。

泥まみれではないがズック靴が潤んでいた。

土壁にトタン波の板壁の間から突き抜けて葉を拡げた笹葉。

風情のある情景に、これもまたシャッター押し。

写真は撮っていないが、コレは紀元2000年記念に建てた皇紀幟立碑石柱

刻印に、「櫻魂會 --建之」とある。

さすがに歴史・文化に詳しいNさんに感謝する。

扉は締まっていた「おおいわ結の里」を後にして、昔しよく上り下りした坂道を下ったそこに見えた木製の自転車。

先日の17日に訪問したN家が所有する遊び心を感じる木製自転車が素敵だ。

よくみれば自転車ではなく、バイクのように見えてきた。

古い井戸のあるお家から、辻に出る。

そこにあった常夜燈。

前回に訪れたときは、左側の常夜燈しか撮らなかった。

その燈は「古座中」であったが、右側の燈の刻印は未確認だったので再確認した結果、「大岩西座中」とある。

古座に対して新座の「西座中」であろう。

両座とも、八幡神社の氏子中でもある座中だった。

両座とも、現在は、村座に移した可能性もある、と推察した。

再び、雨天情景の大岩を散策する。

一歩進んだそこに咲いていた梅林。

向こうに農小屋が見える。

畑作もされている白梅が美しい。

雨に打たれた白梅は咲きはじめの様相。

晴れた日には、もっと色が濃くなるだろう。

時間の都合でNさんとは、ここまで。午後の用事が迫っているらしい。

戻り路に見たこれもまた美しい白梅。

その下の居住地は、大阪から移住してきたN家が住む茅葺屋根の家。

茅葺が傷まないようにトタン屋根で覆い、経年劣化を少しでも遅らせようとした茅葺保護。

どの村も、同じ手段をもって保護している。

(R3. 2.26 EOS7D/SB805SH撮影)