マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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アジサイ

2008年06月30日 08時29分11秒 | 我が家の花
明日はいよいよ6月を迎える。

アジサイで有名な矢田寺の季節だ。

このころから花は咲いてますかと問い合わせが多くなる。

たいがい家のアジサイと同じ時期だ。

家のアジサイがぷくっと膨らんできたので矢田寺も同じなんだろう。

(H20. 5.31 Kiss Digtal N撮影)

奈良・大和路まほろば巡礼

2008年06月27日 04時07分25秒 | 民俗の掲載・著作
3月末に発刊された「奈良・大和路まほろば巡礼」は県の企画編集本。

売れ行き具合はどうなんだろうと気にかかる。

奈良を知り尽くした17名の案内人が20のテーマに亘って解き明かす奈良・大和路の巡礼本は平城遷都1300年に向けて発刊された記念すべきガイドブック。

今まで取り上げられなかったテーマだけに読めば読むほど新鮮な感動を覚える。

地図も詳しく載っているので判りやすい。

えっ、こんな神社も載せてるんだと、編集の方々には頭を下げてしまう。

カラー写真が満載で見応えある本にできあがっています。

なにを隠そう、私も写真で協力したひとり。

「龍神の棲む聖地、室生」で掲載された一枚の写真は鮮明に覚えている。

秋祭りの下見にでかけた際、境内には氏子さんらが集まっていた。

尋ねれば、昼から龍神の勧請縄を作るという。

それならば、と急遽予定を変更して作るところから取材慣行させてもらった龍神を祀る大木杉の勧請縄掛けの1シーンだ。

もう一枚は海神社の雨乞いの太鼓踊りである「いさめ踊り」。

ストロボをあてずに、躍動的に太鼓を打ち鳴らすシーンが撮れないものかとシャッターを押しまくった記憶がある。

案内人には誌面をこんな写真で飾って申しわけないと低頭しましたのです。

掲載写真はこれだけで済まなかった。

○○テーマはないですか、□□テーマはないですかと注文多く。

そのたびに写真庫(?)から蔵出し作業。

ないようで出てくるのが不思議なくらいだと自分でも感心する。

これでいかがでしょうかとやりとりするも、著者の意向に沿わなかったのでしょうか、結果的に採用されず。

やれやれと思ったのもつかの間。

年中行事に使える写真がないやろかと、○○に□□に△△とご注文。

そのたびにありますねぇと回答。

次から次へのご注文に、一ヶ月間は確認、送付、確認、送付の連続日々。

締め切りが刻々と近づき、出版局の編集人はどれほど胃を痛めた(と思う)のでしょうか。

ようやく発刊されたときはこちらもほっとしました。

ちなみに掲載されたのは五條市篠原の「篠原踊り」、河合町廣瀬神社の「砂かけ祭」、天理市大和神社の「ちゃんちゃん祭」、橿原市久米寺の「練供養」、橿原市地黄町の「すすつけ祭」、奈良市唐招堤寺の「中興忌梵綱会(うちわまき)」、三郷町龍田大社の「風鎮大祭」、吉野山金峯山寺の「蓮華会蛙飛び」、橿原市坊城町の「ほうらんや火祭」、桜井市談山神社の「秋の蹴鞠祭」だ。

カット割りが上手いなぁと編集者に感心する。

(H20. 5.15 SB912SH撮影)

翁咒師走り

2008年06月26日 19時01分21秒 | 奈良市へ
翁咒師走りの儀を一度は見なくてはと春日大社に行ってきました。

結論からいいますと撮影不可。

有料払って舞殿に入られた人も、観光に来た外国の人も「ノー!カメラ」と×でダメがはいる。

おかげさまで三人翁の舞いやら四演目。

1時間強の観劇オンリーとなった。

この写真は、始まる前の回廊での出幸待ち風景。

終わってから「ダメ」していたスタッフに聞けば、協会からその指示がでていたという。

撮りたいなら協会に前もっていっておけば了解とれると思いますがと・・・・

肖像権なのか、拝金主義なのでしょうか。

昔はよかったとおっしゃるIさん。

(H20. 5.11 SB912SH撮影)

民博解説⑩ラストデイ

2008年06月25日 23時54分49秒 | メモしとこっ!
とうとう最終日を迎えた。

一ヶ月は長いようですが、あっという間に過ぎて短く感じる。

一ヶ月よりも二ヶ月すれば良かったかなと鹿谷氏はおっしゃいましたが、私は丁度これくらいがいい。

来館者を待っていたら、そこに立っているのは長男。

あれ、来てくれたの。

とーさん、先に行くもんやから自転車で来たでと。

民博に来たのは小学校以来。

そことき何を教わったのかさっぱり覚えてないという。

民具を見ても使ったことないし感動ないわという。

おばあちゃんと来たら昔使ってたこと話してくれたのにといえば、そんなんおばあちゃんの回想ばかりなるでと。

そりゃそうかもしれん。

そこへ次男も現れた。

かーさんにせっつかれてやって来た。

写真も資料も家で見ているから感動ないわと同じようにいう。

展示してある台所や農耕民具は昭和30年代をまででしょうか。

子どものころはそれを見たり触ったりしていたとーさん。

そんな風景は写真でしか見たことない子どもたち。

体験の差は著しい。

我々世代がこの世を去ったあと、次世代の子どもたちはどう継いでいくのだろうか。

(H20. 6.29 SB912SH撮影)

民博解説⑨

2008年06月25日 23時53分41秒 | メモしとこっ!
今日はほぼ終日を解説日にあてていた。

前日はおふくろがおばを誘って二人で見学。

新聞記事を貼りだし、その旨を説明してくださった民博の方々。

おふくろがとても喜んで報告してくれた。

ありがたいご好意に感謝します。

さて、今日はといえば、夕刻まで次々と来館してくださって嬉しい悲鳴をあげた一日だった。

開館一番には12日に来てくださったSさんが近所の方を誘って再び来館。

解説をしていると、あれぇ先生が来られたわとSさん。

なんと、市文化財審議会の長田先生ではありませんか。

周辺の文化財を調査して民博に立ち寄ったという。

それも、新聞記事を見て、これは見ておかねばと寄られたそうです。

見たこともない祭事が多くてたいへん驚かれた先生。

会合でこれらを紹介したいので写真を貸してほしいとおっしゃられたので快諾した。

そのような対応していると、市のTさんが訪れた。

私の活動をよく知ってもらっているTさんは是非とも拝見したいとおっしゃっていた。

毎日がとても忙しいTさん。

終わり近くになってやっと実現した。

昼前に訪れたのがいとこのねぇちゃん夫妻と新婚の娘夫妻。

ようまぁ大阪の河南町から来てくれたわ。

子ども時分の夏休み。思いっきり楽しんでいたいとこの家。

捕虫網を持って走り回っていたことを思い出す。

写真を見ながら福丸コッコーやショウブデンボを解説していると、イノコと同じやなという。

地区周辺ではそこらでやっていたけど、残ってるのはうちだけやという。

そりゃ取材に行かねばなりませんがな。

数珠繰り写真を見たねぇちゃん。

うちらも数珠繰りしてるけど服忌の日やでという。

そりゃひょっとしたら講に入ってのん。

うん、歳も歳やし観音講に入ってな、毎月19日には鉦叩いて唱和するんよと。

そりゃ十九夜講やがな。

それも取材に行くでぇ。

昼もとっくに時間が過ぎたのでコンビニで腹ごしらえ。

急いで民博に戻ったら池ノ内の自治会長さんが来られていた。

先日、牛の宮のしんこ喰い行事を撮らせていただいたお礼に写真を差し上げた。

その際、写真展を案内させてもらっていた。

今夜は集会なのでみんなにも案内しときますと会長さんの嬉しいお言葉に感謝申しあげます。

そこへ久しぶりの顔が訪れた。

やはり大阪の滝谷不動のいとこ夫妻だ。

午前中も来たいとこ。

いずれもおふくろの電話でやってきた。

民博では丁度、台所の民具展を開催している。

それを見たいとことは、母屋でのおくどさんや、釣瓶井戸、五右衛門風呂など懐かしい思い出話に花が咲く。

盆のときには、茶がゆをいなかの古漬けで食べたことが思い出される。

今でも口のなかに残っている味は忘れない。

民博で行われている「回想法での民具の用い方」がまさしくそれだ。

それから団体で来られた方らに解説した。

吉野町では千本杵で餅を搗いてますとおっしゃる。

小名で花笠まつりの際に取材させてもらったことを話すと喜んでおられた。

次に来られたのは近所のSさんご夫妻。

昨日の新聞を見て驚いてやってきたそうだ。

うれしいことです。

最後は観光ボランテイアガイドのIさん。

昨日はSさん。

みなさま方にはいつもお世話になっております。

(H20. 6.28 SB912SH撮影)

民博解説⑧

2008年06月25日 23時53分24秒 | メモしとこっ!
民博での解説日も終盤を迎えた25日。

午前中いっぱい滞在したがどなたも入館されない。

こういう日もたまにはあるそうだ。

先日の井戸野の報告を兼ねて事務所で雑談。

今度は何をテーマにしようかと次から次へと民俗行事の話題がふくれあがる。

門口だけでもいろんな形態のものがある。

また、若宮おん祭や伊勢講、愛宕講など郡山地域外と関係する行事やモノもある。

関連付けて相関図を描いていくと取材先が定まる。

とはいっても休みの日にどれぐらい費やすことができるのだろうか。

話を聞いてからまだ調査にあたっていないものがたくさんある。

課題は増えるいっぽうだ。

毎日がフリーだったらいいのだが、まだその生活状況ではない。

新聞記者が待っておられるので菅原天満宮の取材を終えると急いで民博へとんぼ返り。

いつもは取材する側だがあれやこれやと質問されて取材されるのはそんなに体験がない。

しかし、記者とはお互い取材する立場にあるだけに話が弾んであっという間に時間が経過した。

翌日の朝刊に写真付きで掲載された。

ふむふむ、なるほどと感心しながら読んだ。

記者の上手い記事に感謝申しあげる。

(H20. 6.28 SB912SH撮影)

民博解説⑦

2008年06月25日 23時53分20秒 | メモしとこっ!
今日は祭事取材もないし一日フリー。

こういう日は滅多になくて一年に数回ぐらいだろう。

その一日は民博解説に充当した。

前日、和歌山の知人から明日訪れると連絡が入っていた。

いつ到着するのかは判らない。

すると一人の女性が来館された。

あれっ、どこかでお見かけしたような・・・。

そうだ、何度か祭事取材のおりにおられた方だ。

先日の県政フラッシュを見て、思わずあの人が出てるー。

そして、「ならグルグル散歩」のホームページを探し出して来たとおっしゃるSさん。

ありがたいことです。

それにしても、テレビ画像は思い出したくもないが、記憶に残ってしまう特徴顔なんだろうな。

お互い自己紹介を済ませて、カメラマンの視点も加えて解説させていただいたころ、和歌山から手みやげを持った3人が到着した。

懐かしい顔ぶれだ。

5年前、積雪の野迫川で出会ったご夫妻とはその後も写真やHPを通じて交流している。

一期一会はたしかに存在する。

午後にはこれまたびっくり。

いつもお世話になっているカメラのキタムラ奈良南店の店長が突然来館された。

店長は今年に赴任されたばかり。

これを機会に奈良のことをもっと知ろうとして来られた。

じゃあというわけで、壁面にある奈良県の大きな地図を前にして、盆地部に起伏の激しい山間部、紀ノ川から吉野川に十津川から新宮、伊勢街道などなど地理のお勉強。

毎年、年末一ヶ月はカメラのキタムラで個人展を開いている。

昨年末には今回と同じ大和郡山がテーマだった。

このときは写真だけで解説はない。

場所を明示しただけではつまらない。

民博と同じように、次回は解説文付きでしましょうと決まった。

セレクションにはいつも悩まされるが今度は解説文も加わった。

先のことだが今から気が重い。

(H20. 6.20 SB912SH撮影)

民博解説⑥

2008年06月25日 23時53分17秒 | メモしとこっ!
祭り行事写真展も後半に入った。

ご自由に持ち帰ってもらう郡山の案内ガイドペーパーは、来るたびに補充しておかなければならないくらい好調です。

特にハガキ大の板に刷った邪馬台国古代遺跡歩きコースが飛ぶようになくなっていく。

民俗博物館を拝観したあとは、このコースを歩んでいただければ嬉しいですね。

さて、民博解説にと滞在回数も今日で6回目。

慣れてきたせいか、喋って伝えたい気持ちが高まってきているのが自分でもおかしい感じだ。

そんな時間を過ごしていると、京都からご夫婦が来館された。

受付の方に紹介されて解説をさせていただいた。

京都には見られないものや昔し懐かしい民俗行事に感動されたお二人。

写真を前にして会話が弾みます。

そしてもう一人が来館された。

自己紹介されてすぐに判ったHP「奈良大和路のこと」を運営されているかぼすだちさんだ。

わざわざ足を運んでくれて感謝申しあげる次第です。

(H20. 6.18 SB912SH撮影)