マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

同じ形式の低床高座椅子を求めて

2019年03月31日 09時15分49秒 | むびょうそくさい(おかん編)
おふくろが我が家で過ごした試験外泊の翌朝である。

食事をするのに食卓前に座るのだが、長時間も座ったあとの立ち上がりが困難とわかった。

これまで2カ月間も病院ベッドに高椅子暮らしであたから、膝を屈めることが少なくなったのが要因である。

そこで求めることになった低床型座椅子。

外泊を終えて杖を買いにきたアピタ大和郡山店のリビングコーナーに立ち寄った。

思ったような形の座椅子はあるのか、ないのか。

これはどうなんだろうかと思って展示してあった座椅子を引っ張りだして試用してみた。

座り心地は良い。

ソファであればお尻がぼこんと入って腰を上げるのが難儀する。

また、背もたれが斜めになればなるほど起き上がれなくなる。

つまり、ゆったり感は不要なのだ。

座の部分は斜めであれば背中は後方になる。

だからすぐには立てない。

私は心臓病で手術をした。

成功はしたものの心不全に陥った。

それ以来、ソファに座れない。

座っても端っこの方にちょこんと座るだけだ。

奥まで座り込んでしまうと呼吸がしにくい。

息苦しくなるから滅多に座ることはない。

おふくろは心臓病ではないが、膝の力がそうとう弱っている。

お尻が立て膝よりも下にあれば立ち上がれない。

なにかに掴まって手で支えないと立てない。

その高さは実に微妙。

高くもなく、低くもないほどよい高さ。

試しに座ってもらったら気に入ってくれた。

さあ、レジにと思ったが、5%割引券を忘れた。

一旦は戻って持って来てから買おうと思ったところにある婦人がキョロキョロ。

試用していたときに現われた婦人はえっ、という表情であった。

これっ、買われるのですか、と尋ねられた。

5%割引券のことは言いづらく・・どうぞといって譲ったら、その婦人はありがとうとお礼をいう。

レジに走っていった婦人は店員さんを連れてきた。

これですと指で示した低床型座椅子。

店員さんがいうには現品限り。

それでもよろしいでしょうか、といえば、婦人はそれで・・。

店員さんがふと漏らした声は3割引きだったような気がする。

展示している座椅子しかないから、現品限りの得値。

5%割引券がなくとももっと安い値段で引き取られていった。

あーなんということか・・。

値札はたしかではないが、4千円台だったような気がする。

おふくろは云った。

ベージュ色の風合いも良かった座椅子をなんで買わんかったのかいって云われるが・・。

アピタ大和郡山店の南側店舗はDCMダイキ。

ここでも何らかの座椅子があるのではと思って探してみたらあった。

ただ、最低でも7千円台。

しかもおふくろが気に入った同様の商品はない。

翌日、富雄南イオンタウン内にあるニトリも見てみたが、同様の形の商品は見当たらない。

逃した獲物はどんどん大きくなって膨らんでいる。

前日に逃した大魚の座椅子はどうしても手に入れたくなって再び訪れるアピタ大和郡山店。

リビングコーナー担当の店員Kさんにお願いした。

婦人が買われたときのレジ履歴から探せばなんとかなると思われて、その時間帯(午後3時12分)を伝えた。

その日の夕刻に店員さんから電話が架かった。

アピタ西大和店にはリビングコーナーはないから、そこにはない。

他店舗もあたってみてあれば、取り寄せるし、なければ本社に伝えて在庫があれば同型を発注、なければその旨をお伝えするので、それまで待ってください、ということになった。

それからの数日後。

電話が架かった。

見つかったということである。

ありがたい知らせに思わず\(^o^)/をする。



おふくろが退院する前日に立ち寄って購入した低床高座椅子は新品。

箱を開けて中身の座椅子を確認する。

ベージュ色の座椅子に間違いない。

やっとのことで手に入れることができた店員さんに感謝する。

ところでこの座椅子は中国製であるが、アピタ独自で開発した自社製品。

それゆえ型番がないのだろう。

翌日に退院したおふくろが真っ先に座ってくれた。

とっても座り心地が良いと云ってくれた。

(H29.12.14 SB932SH撮影)
(H29.12.19 SB932SH撮影)

試験外泊の夜食だんらん

2019年03月30日 09時52分29秒 | だんらん
許可をもらって我が家で一泊の試験外泊。

病院とは違って室内廊下は寒々。

おふくろがずっとそこに居るリビングルームは暖房もあるから良いようなものだが、一歩廊下に出れば、寒い・・とくる。

院内ではそういうことはないから安心であるが、我が家は隙間だらけ。

室内温度の差が身体状態に影響があるのか、どうか、これもまた試験外泊の実証項目である。

我が家では子どもたちが小さいころから食事をするのはリビングルームにしている。

お客さんが来られてもそこである。

おふくろが来たときはそのリビングルームが寝室になる。

お布団はその都度において運んでいる。

さて、久しぶりに顔を合わせる今夜の食事は何だ。

たった一日の試験外泊を祝って豪華な料理にすることもない。

病院食は薄味。

しかもあっさりしているから明日に戻った食事が摂れなくなっても意味がない。

とはいっても我が家の味付けは薄味だと思ってはいるもののついつい濃くなってしまうのが難点だ。

そういった点を考慮して配膳された料理はシャケのかす汁。

酒粕は美味しい地元産。

番条町にある造り酒屋の中谷酒造。

会長がお元気だったころにいただいた酒粕は抜群に美味かった。

大手メーカーが製造販売している酒粕はスーパーで通年販売であるが、中谷酒造の酒粕は期間限定の販売。

滅多に見ることもないが、地産地消の「よってって」大和小泉店にあったから買っておいた。

我が家のシャケのかす汁の具材は一番に必要な鮭である。

その他はチクワにダイコン、ニンジン、コンニャクだ。

これがむちゃくちゃ美味いから何杯もお代わりをしてしまうのが辛い。

もう一品は鶏肉を入れて炊いた薄切りスライスのヤーコンの甘煮。



シャキシャキ感が大満足のヤーコンも売り出すようになった「よってって」が嬉しい。

遠くにある道の駅まで出かけることなく手に入れられるのが嬉しい。

鶏肉は柔らかに。

おふくろの口にもぴったし合う味付けに大満足。

手前のもう一品は松茸飯。

いつも注文して美味しさを届けてくれる「北前船のカワモト」の製品だ。

味は保証するが松茸のクオリティは・・・。

そうであっても松茸飯はマツタケメシ。

旨いもんだとおふくろは喜んで食べている。

それが嬉しいのである。

後方にもう一品。

これこそ極上の商品。

大阪住之江のスーパーサンコーにしか売っていない「北海道産の柚子かぶら」。

製造販売は㈱福田屋。

所在地は大阪市東住吉区今里1丁目・・。

探してみれば東部市場内にあるらしいが・・。

原材料は皮に赤みをもつ赤かぶら。

甘酢と思われる酢漬けの味にごきげんさん。

所用に立ち寄る際には必ずといっていいほど買っておく「北海道産の柚子かぶら」は袋から取り出したら一夜しかもたないごきげんの味。



なんせ箸が止まらない、困った商品におふくろも大喜び。

いつも極上の味を提供してくれる「北海道産の柚子かぶら」に乾杯する。

その㈱福田屋が製造販売する「北海道産の柚子かぶら」が、地元の大和郡山市内のスーパーで売っていた。

奈良市、天理市などにある卸値市場ハッスル店である。

大和郡山市内にあるハッスル店はハッスル5大和郡山店。

所在地は新町だ。

正月用の食材を求めてやってきたハッスル5大和郡山店。



長年に亘って利用させてもらっている激安スーパーの商品棚に出ていたので思わず、籠に2袋を入れた。

これでわざわざ大阪住之江に行く手間が減った。

しかもスーパーサンコーは毎週の水曜日が休店日。

せっかく来たのに休みだったと知ってがっくり。

その点、ハッスル5は棚卸の日でない限り、毎日が開店日。

嬉しいよね。

と、まぁ、いつでも買いに行けるや、と思っていた。

日が経つにつれてお口が欲しがる赤蕪漬け。

そうだ、この日はハッスル店の木曜特売日。

玉子が安い日に合わせて出かけたら、商品棚に見当たらない。

商品札に「毎日 このお値段!」にある「福田屋の赤かぶ甘酢漬け」が見当たらない。

隣にある商品も福田屋製だが、商品は「リンゴ茄子」。

これも良いかなと思って一つ、二つ・・・奥から「赤かぶ甘酢漬け」が現われた。

なんと、1袋が残っていた。

むちゃくちゃ美味しい「赤かぶ甘酢漬け」は病みつきになるほどの旨さ。

何時、来ても難なく買えるように、もっと多く仕入れてもらえるよう、店員さんに伝えたら、「配送に入庫量は業者さんでないと・・わからない」という。

そう云われてので、とても美味しいので、業者さんに、大ファンがここに居りますので、どうぞお伝えくださいと、お願いした。

(H29.12.13 SB932SH撮影)
(H29.12.30 SB932SH撮影)

退院、移転先が決まればケア相談に引っ越し手配

2019年03月29日 09時02分20秒 | むびょうそくさい(おかん編)
12月11日、大阪市都市整備局住宅部管理課から大和川住宅移転斡旋住戸決定通知書が届いた。

えっ、まさかの、こんなに早く決定されるとは思ってもみなかった。

早くとも半年は過ぎる、と思っていた。

大和川住宅は鉄筋コンクリート造りの5階建て。

おふくろは4階に居住しているが、エレベーター設備はないから歩いて階段の上り下り。

4階まで47段もあると云って、毎回の上り下りに段数を数えている。

8月初めに発症した痛みに歩行困難。

しばらくは我が家に来てもらって養生していた。

壁伝いに手をついて倒れないように歩きでトイレの往復。

その身体状況に、今後のためにと思って居住する地域の住之江地域包括支援センターに相談したのは9月27日だった。

主目的はケアマネジャーのお願いである。

時期はいつになるのか予想はできないが、いつかはやってくると判断される“介護”である。

介護にあたる住居などもお話したら1階への移転希望をされては、と云われた。

そのような対応があることさえ知らなかった。

ありがたい情報に市営住宅入居移転申請したのは10月半ば。

申請願いは市営住宅を監理する大阪の阿倍野住宅管理センターであった。

主治医診断書を添付の上、申請書に但し書きとして“階段昇降は困難・無理”であると復帰後の状況が見込まれることも記して申請した。

その結果が届いた。

移転先はなんと、なんとの居住する棟の1階だった。

おふくろにそのことを伝えたら、知っている人が多くいるところやし、その階には介護施設に通所している人もいるので話が通じるからありがたいと云ってくれたが、部屋の向きは東西、まったくの逆向きであるから、住んでみれば、しばらくは落ち着かないであろう。

翌日の12日。移転先は決定したが、正式の移動は審査があってのことだ。

その状況であるが、おふくろが戻ったときにお世話してもらう住之江の地域包括支援センターにも連絡をする。

移転が正規になった場合にしなければならない引っ越しに介護向き室内の改修工事などの手配もある。

はじめてのことだけに未体験ばかり。

いろんなことで支援お願いしたい地域包括支援センターである。

また、この日は一日外泊が認められ、退院の方向性も決まったことを住まいする大和郡山市のケアマネジャーにも連絡する。

その件を電話で伝えたら、明日13日の午後3時以降に伺いたいということだ。

その次の翌日の13日の動きはさまざま。

まずは前月11月の入院費用の請求支払いである。

請求金額の総額は先月より1万円も少ない9万7千円ほど。

医療費は91歳高齢者の一割限度額負担額の57,600円。

これ以上の高額医療費はあり得ないが、お世話になったオムツ代と食事代がある。

オムツ代は1,040円で済んだが、食事代は別途ということで38,400円。

食事は完食の毎日3食。

先月より2日分ほど多くなった。

もっともオムツ代は月初めまでしていた枚数だけの支払いであった。

請求金額の内訳はそれだけでなく、別途扱いの口腔ケア費用が1,350円だった。

支払はクレジットで済ませて許可をもらっていた外泊の準備をする。

外泊理由は「試験外泊」。

外泊場所はおふくろの息子の長男宅の我が家である。

借り住まいの我が家に戻るにはリハビリ運動に使っていた杖を借用する。

慣れた杖にはネームも貼っているからおふくろ専用でもあるが、病院の付属品。あくまで借用である。

そして毎日の処方箋服用である。

院内であれば食後に必ず看護士さんが間違いのないように手渡してくれる一日分の夜、朝、昼の処方箋薬だ。

私が運転する軽バン。

それほど遠くない位置に停められた場所に歩く姿に不安はあるが、難なく、これまで通りに乗車できた。

遅い速度で我が家に戻った時間帯は午後3時半。

2カ月ぶりの我が家に玄関を上がってリビングルームに。

ここまでまったく何の問題もないスムーズな動きである。

座る席はソファ。

腰を下ろすと深みに尻、となるが、なんとか席を立つこともできるようだ。

ただ、これまでとは慣れない姿勢。

背中に装着しているコルセットはいつ外せるやら・・だ。

痛みはないようだが、できうる限り、院内でしてきたときと同じように手で支える場所さえあればなんとか対応できる。

ただ、院内と同じような椅子に高さのあるベッドがあれば、と思った。

と、いうのもコルセットと背中にどうしても隙間が生じる。

空間があるから背中の温かさが逃げてしまう。

隙間に手揉みの使い捨てカイロ。

入院直後は寒い、寒いと訴えた際に使っていたカイロであるが、その後はまったく利用することもなかった。

当時、買った使い捨てカイロは30枚入り。

一度も使うことなく我が家に置いていたが、早速の再出番。

こういう非常時に役立つ。

おふくろが希望する退院日は一週間後の12月21日辺り。

それまでの一週間にお会いするリハビリ療法士、看護士、介護士などさまざまな人たちに礼を伝えたいという数日間を考えたわけだ。

この日に退院することを伝えていたウエルケア悠のFケアマネジャーが面談を、ということで訪問してくれた。

私ら家族が希望するのは入浴付きにリハビリ運動ができる通所デイサービスである。

介護認定が4であれば一か月に利用できるポイント数が多いから、週2回、あるいはそれ以上も可能というが、どれだけの費用がかかるか、である。

ざっと概算された1回当たりの費用は5千円。

予想を上回る金額におふくろが云った。

そんなに高いなら利用したくないと云いだした。

もっともあくまで概算なのできちんと精査したものを後日に提供します、という声に期待を寄せる。

さて、本日借用した杖である。

要介護が重度であれば、例えば足が四つもある歩行補助杖などはレンタルもできるが、介護4であれば、そのような杖を使うほどでもないからレンタルはないという。

つまりは自身で一般的に売られている杖を購入することになる。

Fさんのお母さんも要介護に杖の保持者。

柄の良い高価なものも売ってはいるが、平凡なデザインの杖を買って百均に売っているような可愛いシールを貼っているという。

名前シールを貼って自己表示することなく百均シールで可愛くデザインしたものを喜んで使っているそうだ。

先駆体験者のアドバイスに、なるほどと相槌を打った。

今の状況での相談はそれぐらい。

とにかく自立して住之江に戻られる状態にしていきましょう、である。

おふくろが本日始めて対面するFケアマネジャーとの顔合わせ並びに相談事はここまでだ。

次の相談事は移転の件である。

引っ越しをして新しい住居に住むとなれば、不要なものは捨てて、おふくろの身を軽くしようと思っている。

通知があったことは大阪の住之江地域包括支援センターに伝えていた。

忙しく動き回って仕事をこなしているセンターのBさんより電話が架かった。

正式に伝える「移転先決定通知」を受けて今後の対応に何をすればいいのか、を相談する。

気になるのは引っ越し業者の選定と介護用の住宅改修サービスである。

Bさんが云うには、住宅改修は1階に住民票を移してから、ということだ。

住民票が移されてからの手続きは改修工事をしたい、例えば手すりはどの位置、段差の除去はどうすればいいのか、である。

介護保険の住宅改修の利用限度額は20万円。

その1割か2割が自己負担になる。

また、介護保険の住宅改修とは別に「高齢者住宅改修費給付事業」があるらしい。

いずれにしても手続きの順序は、改修希望の場所を写真に撮って書類申請。

次に業者の見積もりをとって核にする。

それに問題がなければ区役所介護福祉課の担当者が現地確認。

その結果、問題がないと判断されるまで。

最終的に承諾されるには長期間を要するらしい。

まずは、引っ越し転居が先立つから引っ越し業者の見積もりからになる。

移転先が正式に決まれば、たぶん移転期限が設けられるであろう。

年末辺りになるのかどうか、今のところは予想もつかないが、通知が届くまでにしなくてはならないのが引っ越し業者の選定である。

おふくろが住んでいる住宅ポストにいつも投函されるチラシに引っ越し業者もある。

事業者の所在地はどこも明示していない。

連絡先は0120か、もしくは携帯電話番号である。

信頼できる業者であるのか、さっぱり掴めない。

事業者名でネット検索してもHPですらない。

一社は見つかったが、評判は二つに分かれる。

引っ越しでなくて異業種であっても、どこの業者であっても評判は分かれる。

口コミも探してみたが似たり寄ったり。

逆に口コミのすべての評判が良い場合は、なんとなくサクラのような気がしてならない。

また、チラシが多いのは遺品整理業者である。

高齢者団地であろうが、なかろうがポスト投函は団地に多いような気がする。

そんなあれやこれや頭に入れておいて地域包括支援センターに相談したら、これまで利用歴があった業者を探してくれた。

ところが業者数が少ないから判断できないので、わざわざ隣接事務所の担当者に聞いてくださった。

利用業者は何社かあるらしい。

なかでも評判が良かったという業者を教えてくださった。

ありがたいことである。

事業者の所在地、社長名、連絡先電話番号である。

ありがたいことにその業者は廃棄処分込みこみで処理してくれるそうだが、電気やガス製品の取り外し、取付は・・・と聞けば、もう一度確認をとってくださった。

結論から言えばクーラーなどの電気製品の移設は専門業者を連れてから一括契約で済むそうだ。

これまで実績がある業者であれば安心できる。

また、他社見積もりがあればさらに安くしてくれるというからそれもありがたい。

ここまでわかればひと安心。

それまでに大和郡山市内のケア施設で受けるサービスで自立しておきたいおふくろの身体状態。

良い状態で戻れるとともに、丁度そのころがピカピカの転居先。

うまく重なって戻ってからが住之江でのケアになることであろう。

外泊の夜を過ごした翌朝は14日。

その夜のトイレは2回。

特に問題もなく、昼間も同様の壁伝いをすることなく歩いていけたという。

布団から起き上がる際は近くにあるテーブルとかに手をついて身体を支えるように上半身をあげてから膝を立てれば起き上がれる。

ただ、食事をするのに食卓前に座るのだが、長時間に亘って座り続けたあとの立ち上がりが困難だ。

これまでの2カ月間は院内ベッドと椅子暮らしに膝を屈めることが少なくなったのが要因であろう。

つまり、お尻を床に下ろして座り込んだ場合である。

その状態から身体を持ち上げるどころか膝で支えることもできない。

時間が立てば少しはマシになるかと思われるが、低床型の座椅子が要るのではと思われた。

外泊も時間切れ。午後3時には病院に戻らなければならない。

我が家の玄関土間。

床の高さは40cmもある。

私はどうしているのだろうか。

意識していないから思い出すのに立ち位置まで。

そうだ。下駄箱の縁に手を置いて身体を支えていた。

場合によっては反対側のガラス窓の桟に手を置いていた。

自然とそうなる手の支え方。

若い時なら土間にある靴に足を突っ込むところから始まる。

つまりは土間に先にあるのは足。

手で支えることなく下りて靴を履いた。

草履であっても同じである。

そうしなかったおふくろは手すりに手を添えることなくいきなり玄関の床に腰を落とした。

ドスンと音がしたくらいだから尻もちである。

この尻もちによって圧迫骨折に陥った事例はよく耳にする。

痛くはないというが、後日を待たなければ後遺症・・のこともあるが、玄関に手すりの設置を考えたが、改修費用は介護から出ない。

我が家の改修工事は自前工作の手すり、となる。

乗車時に杖はどうすればいいのか。杖をつきながら乗車しようとするおふくろ。

杖に気をとられて車に手を添えることを失念してしまう。

それこそ危険。

乗車時の杖は不要である。

では、どこに・・。

杖は床に放りだせばいいのである。

我が家の車は軽バン。

後車の床に寝かすよう置く。

丁寧な置き方をする必要はない。

その行為で良いと知ったのは、6年前。

接骨鍼灸院で患者さんを家前まで迎えにあがる送迎ドライバーをしていた。

その行為を教えてくださったのはFさん。

当時、足が不自由な80歳の高齢者だった。

正式に退院すれば自前の杖が要る。

そう思って病院に戻る前に立ち寄ったアピタ大和郡山店。

同店は介護用品も販売している。

いろんな形、柄の杖が商品棚に並んでいる。

アドバイスもあるが色柄のない製品を手にする。

何本か選んで手にする。

借用していた杖よりもぐっと軽い杖。

ハンドルも手に馴染みやすい形状の杖。

これに決めたと買った杖は3300円。

ついでに見ておこう、リビングコーナーに移動する。



そこにあった木製座椅子に座ってみたらこれもまたお尻にフィットしたが・・・・なんというか、血眼になって探していた婦人に譲ってしまった。

そうして規程時間内に戻ってきた病院。

途端にアピタで歩いていたときよりも早くなった。

院内はいつもリハビリしていたから安心できる施設。

アピタは始めて出かけた施設。

始めて体験する場は不安さが先走りして、というか慎重さで遅くなるのだろう。

戻ってきて看護士さんらに見せる買いたての杖。

ほんまに、これは軽いって大評判。

本来なら時間に間に合って入浴もできるのだが、疲れたといって明日にした。

入浴よりも気になっているのは後ろ髪。

3カ月も美容院に行っていないから伸び放題。

首がうっとおしいからとY看護士に美容カットを尋ねたら、院内では10日に一度の割合であるという。

いわば美容師の院内出張。併設する幸寿苑に出入りする美容師だった。

その日の夕刻、Fケアマネジャーから電話が架かった。

要件は前日に伝えられたウエルネス悠契約関係の情報である。

予め、要介護4の場合の単価は要支援よりも高額になるが、週3回の通所サービス利用ができると聞いていた。

通所サービスは自宅までお迎えにくる送迎付き。

一日コースの通所さービスに20分程度のリハビリ運動もできる。

昼食におやつもあるし、その日に通所する人たちとお遊びなどのコミュニケーションもある。

入浴は集団で入ることのできる設備がある。

要介護4の単価から計算したら1回辺りの費用は2500円。

これなら1週間に2回の利用として1カ月に2万円。

1割負担の費用という。

施設は利用契約する前、500円で短時間の見学体験もできるそうだ。

介護施設は年末の12月30日まで。年始は正月2日からサービスをしているという。

通所利用は施設医師の検証に指定書類診断書が要る。

前日にその用紙をもらっていたので外泊から病院に戻った際にY看護士に渡してお願いしておいた。

(H29.12.13 SB932SH撮影)
(H29.12.14 SB932SH撮影)

久御山町佐古・泥棒除けまじないの逆さ十二月十二日護符

2019年03月28日 09時59分37秒 | もっと遠くへ(京都編)
入院していたおふくろが無事に退院した2週間後の12月26日に尋ねた泥棒除けまじない。

その思い出はおふくろの生家である大阪の富田林の錦織。

私の記憶にあるのは茅葺民家の母屋である。

おふくろが云うには父親の仕事は石垣造り。

建屋の基礎部分を仕事としていた。

いつしか業態を替えて豆腐造りに転業したようだ。

その光景は今でも映像に出てくるというおふくろ。

12月12日の何時だかわからないが、母親が書いていたのかどうかも覚えていないが、玄関の庇(ひさし)に貼っていたという。

玄関に入ると左側は雑なものを隠すための引き戸の板扉。

その向かいが板の間の半床。

中は空洞で板を外して何かしらのモノを収納していた。

その板の間で茶粥を食べていた。

茶粥は椀に、よそってもらっていたことを思い出す。

その奥は座敷。

それはともかく土間を突きつけると正面に井戸があった。

その左側がオクドさん。

窯は二つだったか、三つだったか思い出せないが、種火を点けて竹筒を吹いてフーフーしていたような気がする。

井戸のすぐ左手は鉄釜のお風呂。

ここも竃と同じように薪を入れて燃やしていた。

お風呂は五右衛門風呂。

従妹の子らと入ったような記憶もあるのだが・・・。

五右衛門風呂に入るには下駄を履いたような気もする。

それか、丸い蓋があって、それを沈めて入浴。

動いたら危ないと思ってか、じっとしていた。

五右衛門は大泥棒。

盗人の大泥棒が入って来やんように玄関の庇に書いて貼ったお札の文字が「十二月十二日」。

縦に書いていた「十二月十二日」は逆さに貼っていた。

それが泥棒除けのお札。

効き目があったのか、泥棒に入られたという話しはまったく出なかった。

田中家に嫁いではみたもののその行為は継がなかったが、父親の母親がしていた。

田中家に生まれた私にとっては祖母である。

おおばあさんが「十二月十二日」と書いた貼り紙。

生まれ育った大阪市内の住之江に住んでいた住居の玄関の庇に貼っていた。

その光景は今でも思い出すが、書いて、貼っていたのは戦前まで大阪中央区の瓦町で呉服屋を営んでいた祖母のおおばあさんだった。

おふくろはそのことを継がなかったのであらためて聞いたわけである。

ちなみに家内の記憶である。

東大阪市内の枚岡が居住地だった。

ここも母親が書いて貼っていたという。

我が家の関係先は、いずれも女性が書いて貼っていた。

30云年前に大阪から奈良に引っ越した。

それから十数年後。

数々の民俗を記録する身になった。

親、或いは祖母がしていた泥棒除けのまじないは奈良県内にもままあることを知り、記録取材を重ねてきた。

私が記録した事例は、桜井市脇本のM家、同市脇本のN家、大和郡山市万願寺町のI家、天理市荒蒔のK家、田原本町矢部のN家の5軒。

他にあるように思えるが、いずれも民家だけに実態を掴むことは難しい。

京都検定受験者向けにネット公開している「京都通百科事典」なるものに書いてあった逆さ札の件。

12月12日は、三条河原で五右衛門が処刑された日と書いてあった。

子どものころから、そういわれて育った私も思っていたが、実際に処刑された日は別の日。

ウキペディアによれば、文禄三年(1594)の八月二十四日のようだが、なぜに処刑された日がまじないになるのか・・・。

広く流布された泥棒除けの護符は謎である。

京都住まいのある人がブログ「歴史探訪京都から」に書いていた事例。

大阪・松原市では十二月二十五日。

地域はわからないが大阪の南部では「十二月二十三日」の事例もあるらしい。

二十三日であれば二十三夜を思い起こすが、二十五日は・・。

四代目市川九團次さんがブログに綴った記事によれば、永禄元年(1558)12月12日は五右衛門生誕の日にあたると書いてあった。

またまた謎である。

関西ではなく九州の福岡県飯塚市にも事例がある。

事例の場は木造芝居小屋の嘉穂劇場

日付けは「十二月二十五日」である。

また、奈良民俗文化研究所代表の鹿谷勲さんがテレビインタビューに答える泥棒除け取材も参考になるが、放映された映像は消えている。

さて、本日の泥棒除け取材先は京都。

久御山(くみやま)町にお住まいのYさんである。

平成28年6月4日に取材した佐古の野神神事に奉る御供作りである。

私は事情があって、その夜に行われる神事は拝見していなかったが、製作に同行取材していた写真家のKさんが、神事取材に伺ったYさんから聞いた件が泥棒除けまじないの逆さ十二月十二日護符だった。

そのときの話しによれば、十二月十二日の護符は実家のお姉さんが書いていたそうだ。

その護符、貼る日をつい忘れてしまうことがあったらしい。

かつてはY家のおおばあさんがしていたという。

Yさんの奥さんは京都の宇治小椋。

割合近い地域であるが、奥さんの出里でもしていたところから、おおばあさんに倣って今でも自然体でしてきたという。

ただ、なぜにこのようなことをするのかは聞かずじまいだったようだ。

貴重な家の民俗を知って取材をお願いしたら、ありがたく承諾してくださった。

御供作りにも同行取材していた写真家Kさんとともに訪問するY家。

どうぞ、上ってくださいの声に玄関を開ける。

敷居を跨いですぐさま見上げる玄関土間。

視線は土間でなく庇である。

そこにはなかったが柱に貼ってあった一年前の護符である。

貼る場所は玄関と裏口の2カ所。

いずれも柱にしているという。

12月12日に書いて、その日の24時までに貼り終える。

本日は私どものために待ってくださっていた。



奥さんは出かけなければならない用事があるが、書いている様子も撮らせてほしいとお願いしていた。

いつも使っている硯石に墨。

墨汁でなく奥さんが墨を摺って護符文字を筆で書く。

書の卓はとても素敵な風合い。

落ち着きのあるパッチワークの紋様にあこがれる。

一年間も守ってくれた古式的セキュリテイの護符を柱から剥がして、新しい護符に貼りかえる。



玄関扉上のガラスに貼っていた護符の文字は「五大力尊御影 上醍醐寺」。

醍醐寺ご本尊の「五大力尊お分身、昼夜を問わず陰の形に従うが如く、その人の御身を守り、かつ家を護り、あらゆる災難を払い除け、その身は無事息災、一家は安泰隆昌になります」と、世界遺産京都醍醐寺・五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのうえ)が伝えている(※醍醐寺HP参照)。

また、五大力といえば、度々テレビで取り上げられる「五大力餅」の奉納である。

五大明王の霊験を授かりたく、巨大な餅を持ち上げる名物の「餅上げ」だ。

女性の場合は90kg。

男性であれば150kgの大鏡餅を抱え上げる。

抱える時間を競い、無病息災に身体堅固を祈ってもらう。



五大力さんの護符取り上げともにY家を護ってきた「十二月十二日」の護符は一年のお役ごめんをして新しくした。

ちなみに奥さんが書をしてくれた「十二月十二日」の護符は、物差しで計って綺麗に分離する。

カッターナイフで切断した護符は家にある扉の柱に。



残りの護符はどうされるのか、聞きそびれたが、たぶんに近い親戚筋におすそ分けするのであろう。

ちなみにY家の護符は、広い範囲に伝承されている「十二月十二日」の護符であるが、一つ、紹介しておきたい護符がある。

奈良市須山で拝見した護符は「十二月十二日 朝の水」だった。

平成29年の3月26日に拝見した「十二月十二日 朝の水」は、まさに防火のまじないであったことを付記しておく。

(H29.12.12 EOS40D撮影)

串虎久御山店のチキンミソカツ定食

2019年03月27日 09時20分01秒 | 食事が主な周辺をお散歩
この日の午後は習俗の取材がある。

伺う民家により近いところで昼食を摂る。

その食事処は今年の6月4日に入店した串虎久御山店が最適。

税込み500円のワンコインでいただけるお昼の定食があるお店。

味は美味いしボリュームもある。

ご飯も美味くておかず無しでもパクパクいただける美味しいワンコイン。

機会があれば、是非とも利用したいと思っていた。

おすすめの定食はすべてがチキンカツ定食。

お味は4品目。

チキンデミカツ定食、チキンミソカツ定食、和風おろしチキンカツ定食にチキン南蛮定食がある。

定食はご飯、味噌汁、漬物付きでポッキリの税込500円。

断然、お得なチキンカツ定食は大盛ご飯が無料とくる。

席に案内されて注文する。

前回は和風おろしチキンカツ定食であったが、今回はメニュー替え。

4品から選んだこの日の一品はチキン味噌カツ定食。

同店舗にはワンコイン定食以外に550円の豚しょうが焼や620円の唐揚げ定食、650円の日替わり定食、白身フライ定食、まぐ丼とミニうどんセットや780円の海鮮丼とミニうどんセットもあるが、HPには一切書かれていない。

とにかくお店に行ってみなきゃわからない店舗であるが、どこか魅力を感じて2度目の来店になった。

注文して5分も経てば配膳される。

前回に食べた和風おろしチキンカツ定食とどこがどう違うのか・・。

白飯、味噌汁、高菜の漬物にチキンカツを盛った皿のポテトサラダもドレッシンングをかけた千切りキャベツ・ニンジン・サニーレタスはまったく同じ。

もう一つ同じものがある。

それこそ主食の一枚のチキンカツである。

違いは和風おろしチキンカツであればふわふわに盛った大根おろし。

それがチキンミソカツとなればお出汁で溶いたと思われるお味噌である。

つまりはチキンカツにのせたタレに違いがあるだけだ。

合理的に徹底した効率化調理はタレのみで切り分けているから500円。

そう考えるのは私だけであろうか。

衣がサクサク、カリカリの味噌カツ。

気持ちいい歯ごたえに主張の緩い味噌ミソカツ味に食が進む。

薄切りであるのだが、何故だかジューシーさがある味噌カツはあっさり系。

サバサバでもないから、なんぼでも口に入っていく鶏肉はムネ肉のように思えた。

ご飯は前回同様に旨みのある白飯。

ふっくらほくほくするご飯は漬物、サラダだけでも食べきってしまいそうになるくらいに美味い。

どこ産のお米かわからないが、炊き方が上手いのでは・・と思った。

これ一皿で満腹になるが、定食に「ジャンボ」もあるらしい。

値段は倍ではなく、750円。

何がジャンボであるかと云えば、チキンカツがダブルの2枚である。

大食い、大飯食いの人でも充分な満足感を味わえることだろう。

入店した時間帯は丁度の昼どき。

まだ数人のお客さん程度であったが、あっという間に満席。

数組のグループは席が空くのを待っているくらいの美味しい店。

人気はワンコインランチだと思うのだが・・。

お腹が満腹になって支払いを済ませる。

同店はクレジットカード支払いが可能。

これがまた嬉しい。

支払いを済ませたレジ横にあったカレンダー。

「KUSHITORA 2018 CALENDAR」の文字がある。



オレンジ一色に阪神タイガース・・・ではなくて可愛らしいデザインで描いた「虎」顔。

試しに広げた正月の月。今では見ることのない羽子板。

富士山に日の出を描いた翌年の2019年の正月まであるカレンダーに切取り型半額または無料券がついている。



半額は生ビール(中)・ソフトドリンクに肉5本セットやチキン南蛮。

無料はお子様セット。

お得なサービス券は当月の月までが利用期間。

1組来店で5枚までの利用ができるってのがいいょね!。

(H29.12.12 SB932SH撮影)
(H29.12.14 SB932SH撮影)

大阪ふくちぁんラーメン大東店のニラダレ肉醤油ラーメン

2019年03月26日 09時10分09秒 | 食事が主な周辺をお散歩
所用で大阪に出かけることになった。

行先は3カ所。

いずれも大阪市内。

北はおふくろが白内障手術した浜田眼科

市内中央区平野町にある

もう一カ所はこれもまた市内の中央区心斎橋筋。

大阪大丸の心斎橋店である。

そして南部。

おふくろが居住する住之江区北島である。

3カ所は離れ離れで、距離はままある。

どこにどういう順番で行くのか、条件は開店時間であった。

浜田眼科の診療時間は午前の部が9時から午後1時。

一時間の休憩を挟んだ午後の部は午後2時から4時半まで。

午前中は用事があったから、昼前に家を出た。

行先コースは食事処を第一に、2番目が心斎橋。

3番目が平野町。

4番目が住之江とした。

高速道路を利用するほど急ぎの要件でもない。

そういうことで無料の阪奈道路を利用する生駒の山越え。

下っていけば国道170号線と交わる「東大阪変電所西」信号にでる。

たしか、そのまま真っすぐ西に走れば大阪ふくちぁんラーメン大東店があるはずだ。

他店では味わえない魅力があるというかーさんの希望が「ふくちぁんラーメン」なのだ。

味、味覚が口に合っているということである。

大阪ふくちぁんラーメンを初めて味わった場所はたしか大東市の道路沿いにあった所であった。

義兄が居住していた地が大東市の中層住宅地。

そこからそれほど遠くない地にあった。

帰り道にときおり立ち寄って味わったふくちぁんラーメンがとても美味しかった。

今でもそこにあるのか、どうかとにかく「東大阪変電所西」信号から西に向かって車を走らせる。

南北に流れる寝屋川に架かる橋を渡ってすぐ。

スーパーオークワがあった。

駐車場は広い。

その一角にあった大阪ふくちぁんラーメンの看板。



えっ、ここにあったんだ。

何十年も行かなくなって久しい。

当時はスーパーオークワ大東店も大阪ふくちぁんラーメン店もなかった。

我が家を出発してから30分足らず。

大阪ふくちぁんラーメンは奈良県内から消えた。

奈良市神殿町に1店舗あったが、閉店した。

諦めていた大阪ふくちぁんラーメンがたったの30分の距離にあった。

ただちに車を停めて入店した大阪ふくちぁんラーメンは大東店だった。

大阪ふくちぁんラーメンを狙っていたのは大東店。

大阪ふくちぁんラーメンのHPには所在地の住所表示はあっても地図はないが、ここにある。

情報、手がかりは見つからないが、大東市新田中町(4-11)にあったと推定される大東店は、ここに移転した・・と思った。

着いた時間は午前11時50分。

食べどき時間に入店して案内されるテーブル。

席に着くなり提示した一人一杯のラーメンが200円も割り引いてくれるサービス券である。

もらったのは大阪市住之江区にある加賀屋店。

一応は店員さんに聞いておいたが、「ここも利用できますか」である。

二つ返事でご安心ください、である。

大阪ふくちぁんラーメンのラーメン味はお気に入り。

そこへもって一杯のラーメンを割り引いてくださる。

こんなおいしいお店は行かなくてはならない。

週に一度は飽きてくる。

月に2度でも頻繁。

難しいところだが、口が欲しくなったら出かけるに限るサービス券に使用期限がある。

加賀屋店でもらったサービス券は12月分だけでなく1月分もある。

家計も助かるサービス券は有効利用。

そこで決めるメニューは・・。

かーさんは前回と同じくふくちぁんラーメン。

分類メニューによれば該当するのは「大阪とんかつ」である。

紹介コメントに「創業以来守りつづける“ふくちぁん”の味。当店のスープは豚骨やコラーゲンたっぷりの豚肉、鶏、野菜などをふんだんに使い、長時間かけてお店で仕込んでいます。すっきりとした後味の豚骨スープは当店時間の味です」とある。

750円の“ふくちぁんラーメン”には豚骨味の他、同じく750円の醤油味、800円の味噌味もある。

前回もそうだが、ニンニクのトッピングに量定めや麺の堅さ指定もできる。

味わい方は人さまざま。

かーさんは普通量のニンニクに普通麺を指示した豚骨醤油味に決めた。

さて、私は何を注文するのか・・。

狙っていたのは肉醤油ラーメンである。

誉れ高き熟成した醤油味スープに具材は炊き込みの豚肉である。

メニューにはあっさり醤油味とある。

注文を受けている店員さんに伝えた渡しの好み。

麺は堅めの普通量のニンニク盛り。

ニラがたっぷり盛ってあるメニューを指で示したニラダレ肉醤油ラーメンは650円。

HPでは730円になっているのってどういうこと・・。

注文してから数分はかかかる。

待っている時間は、この店に来ても身体が自然と動く無料のトッピングコーナー行き。



お酒の肴にもなる品々は特製キムチにニンジンも入っている薄切りダイコンナマスやもやしのナムルに紅ショウガなどだ。

小皿に取ってテーブルに運んだ3品。

これがまた美味いんだな。

特製キムチにダイコンナマスは前回もいただいた。

この日は赤く染まったもやしのナムルも食べてみる。

ラー油などに漬けていると思われるナムルの味は辛目。

子ども向きではなくヒーハーゆう。

その点、特製キムチは辛さもあるが、甘みもあるから子どもでも食べられるのが嬉しい。

注文したニラダレ肉醤油ラーメンは6分後に配膳された。



こりゃ見るからに美味そう、と思った。

第一印象の喰いつきはぎょうさん盛ってくれた大根おろしである。

ぱっと見たときは、これがニンニクかと、思ったがそうではない。

若干の色があるからもみじおろし。

その周りにある盛り盛りの盛りはコチジャン漬けのニラに刻みネギ。

そして豚肉であるが、メインの豚肉が目立ってないのが気にかかる。

さて、注文したおろしニンニクはどこにあるのだ。

あとから出てくるだろうと思ってニラで包むような恰好で箸で麺を摘まんだ。

がっつり摘まんでがっつり食べる。

美味い、の一言である。

醤油味は濃い。

とても濃いが、またすすりたくなるスープ。

絡まった麺とともに口に入る。

喉の奥が歓んでいた。

レンゲでスープを掬ったら豚肉が入ってきた。

ネギもニラも僅かな麺も入れたレンゲを飲み干す。

至福の味にふぅーっと安堵の息がでる。

美味いラーメンはここにもある。

とにかく量が多いニラダレ肉醤油ラーメン。

そのうち、底に、とごっていたおろしニンニクがスープに溶けだした。

ニンニクがスープの味を増強する。

麺の味も同じように増強する。

主張は強くないが、ニンニクが混ざった方にインパクトがある。

なければ、駄々辛い醤油味。

最後の方には残してしまうスープであった。

その点、前回に食べた豚骨醤油味のふくちぁんラーメンのスープは美味かった。

甘味のある旨みである。

すっきりした醤油味と謳っているが、濃い目の醤油味に飽いてきた。

ただ、スープには玉ねぎの千切りのようなものがある。

シャキシャキ食感でそう感じたのだが、もやしよりも玉ねぎ。

そう思ったラーメンであるが、また食べたくもなる。

不思議なもんだ。

お口直しではないが、ラーメンと同時に注文していた鶏の唐揚げもある。

5個入りもメニューにあるが、3個入りであれば250円。



大きな唐揚げは一口で食べられない。

噛んだ鶏肉はとてもジューシー。

カリカリ、パリパリに包んだ唐揚げを噛んだらジュワーである。

塩も添えているが、まったく不要。

鶏そのものに味があるから十分に旨い。

千切りキャベツにドレッシング。

合わせて食べるといい感じ。

支払に手渡した住之江南加賀屋店で貰った200円割引サービス券のおかげもあってふくちぁんラーメンは550円。

ニラダレ肉醤油ラーメンは450円。

ありがたく活用させてもらった。

合計で1330円。

クレジットカード支払いもまた嬉し、である。

忘れずにポイントカードにスタンプも押してもらったが、満点になるのはいつごろになるのだろうか。

(H29.12.11 SB932SH撮影)

南山城村南大河原のヤマモリは・・

2019年03月25日 23時50分37秒 | もっと遠くへ(京都編)
今年もヤマモリの御供をしているのかどうか拝見したくなって一年ぶりに再訪する。

昨年の平成28年12月10日は土曜日だった。

伺った時間帯は午後5時前だった。

辺りは暗がりであったが、山の神の前に供えた竹で作った御供台があった。

風で飛ばされたのか、それとも鳥獣が食い散らかしたのか、御供のお米が散在していた。

御供台も倒れて常緑樹の椿葉も散らかっていた。

御供をされていることは行事が続けられていることである。

子どもがいなくなって大人の氏子総代が継承してきた「ヤマモリ」行事。

始まる時間帯はまったくわからない。

朝早くでもないように思えるし、昼頃でもなさそうと思って、午後も3時ころ。

行事をしておれば残欠を拝見したい。

もし、その場に人と出会えるなら、現状を聞いてみたい。

そう思って車を走らせた。

神社手前にあった地区の掲示板。

情報を掲示しているかもしれないと思って車を停めた。

そこにあった行事の通達は「ヤマモリのご連絡」であった。

ただ、時間帯は午後1時。

行事は2時間前に終わっている。

神社にはだれもいないだろうと、と思ったが、そうではなかった。

境内の一角に男性が3人。

話しを聞かせてほしいと願って声をかけたら新旧の氏子総代らであった。

10年どころか、もっと前。

当時子どもたちだった子たちは成長して立派な大人になったというから、20年も前のことであろう。

子どもが多かった時代は20人以上。

暗くなった地区を巡って各戸からお米をもらっていた。

そのお米でご飯を炊いた。

炊いたご飯は3カ所にあった山の神さんに供えた。

そのころの子どもたちは元気だった。

年長の子どもが下の子どもを引っ張っていた。

遊びでも一緒。

社務所内で火を起こしてご飯を炊いていた。



椀かなにかに盛って食べてともに過ごしていた。

成長は先輩の年長者がいたからだ。

ともに遊び、ともに地域で暮らしてきたコミュニテイがあった。

今ではゲームで個の世界。

ずいぶんと暮らし文化が替わったという。

残った御供飯はいただいた各家を巡ってお礼にさしあげた。

その際の囃子詞が「やまもりやでー・・・」だったそうだ。

何故に「ヤマモリ」であるのか、意味も分かっていなかった。

少子化の波を受けて、いつしか子供はいなくなった。

仕方なく、といえばではないが、村の大人たちで継承してきたが、それも中断することになった。

時代は移り変わって復活しようということになった。

それから子どもを呼ぶようになった。

神社行事でもない「ヤマモリ」は元々が12月10日の特定日にしていた山の神行事である。

来年はいつになるかわからないが、学校が休みの土曜、日曜になるであろうという。

行事日が決まれば1カ月前ぐらいに掲示するらしいから、そのころに伺って日程を掴むしかない。

掲示板にあった参加対象者は「就学前から中学生までの男子。

氏子・氏子の子どもおよび保護や」である。

参加人数を多くするに、外氏子にも声をかけて拡大する資格者も募っていた。

氏子総代がいうには、この日に集まった最年少者は2歳。

来年は3歳になることだろうが、御供のおにぎりを食べさせてくれる行事だと認識するだけだろう。

「ヤマモリ」=「おにぎり」のイメージが焼き付くのでは・・、と思った次第だ。

ちなみに今年の御供台は竹製でなく、一般的なお盆にしたそうだ。

そのような状況になっていた南大河原の「ヤマモリ」。

来年こそ、実態を拝見したいものだ。

それというのも、本日参加したと思われる5人のうちの3人の小学生の子どもたちは神社前にある児童公園で遊んでいたから、である。

(H29.12.10 SB932SH撮影)
(H29.12.10 EOS40D撮影)

念願の日向工房の鶏の炭火焼き

2019年03月24日 08時54分35秒 | あれこれテイクアウト
待ちに待っていた今夜の酒の肴。

はじめて口にしたときの印象は、うまぁーーい。である

あれから何か月も経っていた。

所用で訪れた大阪市内の住之江区。

加賀屋にあるスーパーサンデイ住之江店しか売っていないと思い込んでいる商品がある。

あれはいつだったのだろうか。

先月に立ち寄った際に見た日向工房の鶏の炭火焼き。

あるある、である。

思わず4袋も買ってしまったほどの美味さ。

袋から絞り出して皿に盛る。

ラップを張ってたったの20秒。

電子レンジでチン。

それだけで薫り高い炭火焼き鳥ができあがる。



一口サイズの鶏の炭火焼きが香ばしい。

炭火ってほんまに美味くなる。

鶏料理でも燻製で製造される場合があるが、まったく違う。

燻製にこんな素晴らしい香ばしさは、生まれてこない。遠

赤外線の効果もあるのでは、と思ってしまうぐらいだ。

とにかく箸が止まらない。

数週間前にも食卓に並んだのだが、そのときはたった一口で口が止まった。

停止思考が働かなくなったほどの身体異常。

ドキドキ感が酷かった頻脈に不整脈。

味わうどころではなった。

今夜は万全の体調状態。

箸が止まらないのは健康が戻った証拠である。

今夜は美味しくいただいた日向工房の鶏の炭火焼きは、一袋で税抜き159円。

それととてもよく似ている日向屋が製造販売する「昔ながら鶏炭火焼」がある。

近くにあるアピタ大和郡山店で売っているが、税抜き350円。

とてもじゃないが、買う気は起らない。

(H29.12. 9 SB932SH撮影)

ならコープ七条店で買った野菜かき揚げでたべる熱々うどん

2019年03月23日 08時22分07秒 | カンタンオリジナル
前日夕方、歯医者帰りに立寄った奈良市五條町にあるならコープ七条店。

つい最近というか、3週間前の11月17日にグランドオープンしたコープ店舗である。

この日は夕方だったので天ぷらとかフライものに弁当類は2割引。

お安くなっているのなら、買って食べてみようと思って手にした野菜かき揚げは筒揚げ。

これまで拝見した大きさよりかは若干の小ぶり。

形は十分な高さがある筒揚げ。

本日の昼食は簡単料理。

ラ・ムー京終店で買っておいた冷凍うどんを湯もどししてかき揚げ天ぷらをのせるだけだ。

七味唐辛子は一切も使ったことはないが、出汁は必須。

当然である。

出汁はいつもの白だし。

トライアル大和小泉店で買っている白だしは万能。

たいがいというか、ほとんどの料理に使うようになった。

サツマイモ、ナンキンにタマネギ、ニンジンを混ぜた具材で揚げるかき揚げ天ぷらは筒かき揚げ。

野菜天、若しくは小海老天の2種類を売っている。

小海老は喉に引っかかりそうだ、と家人は不満をいうから除外する。

稀に食べたいときもあるから、買って食べる場合もある。

熱々だしに漬かったうどんの上にただ乗せただけの簡単料理。



良い香りが鼻にすいこまれていく。

見た目もすっきりしたかき揚げ天ぷらうどん。

箸で摘まんで口に放り込む。

うどん麺がちゅるちゅる。

つるっ、と滑って喉の奥に仕舞われる。

美味いんだな。

清廉な油で揚げたと思われる天ぷらの味覚は油の種類で決まる。

2点目は具材ではなく、てんぷら粉。

ダマもない、ちょちょっとつけて油に落とす。

精製した綺麗な油が美味しければ、天ぷらも美味い。

もちろん色具合も良い。

思った通りの味にがつがつ。

箸休めもなく、一気に食べあげた。

(H29.12. 8 SB932SH撮影)
(H29.12. 9 SB932SH撮影)

ケンミン食品の米粉専家四川風ピリ辛汁ビーフン+CO・OPのたまごスープ

2019年03月22日 09時04分50秒 | あれこれインスタント
この日の昼飯は独り食。

大切に保管していたケンミン食品の四川風ピリ辛汁ビーフンがやっと登場する。

買ったのはずいぶん前。

半年以上も経過していると思われる商品の賞味期限が平成29年12月5日。

二日も過ぎているが、味は落ちることはない。

四川風ピリ辛汁ビーフンは袋麺。

売っていた店はどこだったけっ。

確か、ザ・ビッグ・エクストラ大安寺店に立ち寄った際に見つけて買った、と思う。

売り場の棚を思い起こせば、たぶんにそこであろう。

ときおり欲しくなる辛麺。

いろんなメーカーからカップ麺で販売されているが、袋麺は見ないなぁ。

袋のデザインが気に入って手にした。

袋の裏面をみれば塩分含有量がわかる。

これはギリギリセーフの4.5g程度。

汁なしであればもうちょっと少なくだろうが・・。

四川料理は私が住む町にある。

当地へ越してきたときからあるので、かれこれ35年。

ものは試しに一度は味わいたい四川料理

辛いと思っていたが、それ以上であった。

あんな辛いもんはあかんと云われて、再訪することもないが、地元だけにしょっちゅう通る川沿いの道路。

否が応でも目に入る。

味は変わっていないだろうか、今のところ試したい気持ちはあっても入店にまでは至らない。

さて、ケンミン食品の四川風ピリ辛汁ビーフンは簡単にできあがる。

フライパンにカップで計った500ccの水を注ぐ。

火を点けたら早くもフライパンに泡が出る。

お米や馬鈴薯で作られた乾燥麺を入れる。

中火で4分間。

あまり混ぜずにできあがったら、火を止める。

火を入れたまま添えつけの液体スープを入れて煮込んだら風味が損なわれると書いてあるから、火を点けずにスープを流し込む。

真っ赤なスープはやや堅めの粒がある。



それが胡麻なのか、それともチキンであるのかよくわからない。

熱いうちに皿に移した汁ビーフン。

真っ赤な汁にラー油の脂も浮く。



こってり感がありそうなのでワクワクする。

一口食べて、美味いやんか、と声が出る。

胡麻味噌風味は効きすぎるぐらいと思えるほど・・。

ノンフライ麺はシコシコの堅め。

しっかり噛んで喉の奥に吸い込まれていく。

スープは多い目。

麺をすすってはスープを飲む。

これが美味いんだな。

裏面に書いてあった調理人のおいしいレシピにニラがある。

豚ひき肉とか茹でタケノコとか書いてあるが、そこまでしなくとも刻んだニラを入れるだけでも風味が増す。

これって晩ご飯のおかずにもなりそうな味。

余ったスープは飲み干さずにご飯を入れて雑炊にしたくなった。

辛めの四川風ピリ辛汁ビーフン喰いにあうスープを探した。

辛目に対して甘め。

それもほっくりする甘め。

砂糖のような甘い味ではなく、こころが落ち着くたまごスープを選んだ。



フリーズドライ製法のCO・OPのたまごスープは5食入り。198円で売っていた。

先週にグランドオープンしたならコープの特売品。

販売者は日本生活協同組合であるが、製造は八戸東洋㈱

マルちゃんでお馴染みの東洋水産製品の製造工場である。

自社東洋水産でも販売しているが、滅多に口に入らない。

たんまにラ・ムーの店頭に置かれたこともあって食べたことがある。

他社にもたまごスープはあるが、東洋水産のたまごスープは絶品である。

お味はしっかりしているし、たまごがふわっふわ。

身体がとろけそうな味覚をもっていると思っているスープは極上の味。

これでいろんな洋風スープを食べるようになったきっかけになった一品である。

(H29.12. 7 SB932SH撮影)