マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

今夜のヤーコンはサラダで登場

2018年03月31日 10時05分39秒 | だんらん
今夜のおかずの一品はヤーコンサラダ。

細切りしたヤーコンは湯通ししない。

生そのものである。

で、あるが多少の水洗いもしている。

揉む必要はない。

水に晒してサッサと水切り。

それだけだ。

貰い物のレタスに買い置きプチトマト。

このトマトは甘いものもあればそうでもないものも。

さっぱり感の酸っぱさもあるプチトマト。

どれに当たるのか口に入れてみないとわからない。

それはともかくドレッシングはごまだれ。

酢にエクストラバージンオイルを絡ませて作った。

たっぷりかけて食べてみる。

あー、たまらない食感に奥歯が嬉しそうに噛んでくれる。

ヤーコン自身には味はない。

あえていうなら薄い、薄い、とても薄い芋のように思えるが、芋でもない。

表現できない味覚にシャキシャキ感が相乗効果を発揮する。

(H29. 4.19 SB932SH撮影)
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一平ちゃんの夜店の焼きそばカラムーチョ・ホットチリ味

2018年03月30日 10時08分02秒 | あれこれインスタント
ブラマヨの小杉さんが思わず発する「ヒーハー」声。

湖池屋のカラムーチョ・ホットチリ味はビールのつまみの一級品と思っているから何度も買ってしまう。

カラムーチョ・ホットチリ味はステイック版とチップス版の2種類あるが、絶対に選ぶのはチップス版。

両方とも食べたこがあるが、食べ比べの結果、イチオシ、ニオシもするチップス版。

ビールに合うのはこちらだ。

イオン系スーパーにラ・ムー、トライアル、ハッスルなどで買う。

ラ・ムーも安いが最近になって知ったコスモス天理店が今のところのトップ賞。

近くを通りがかるときに買っておく。

湖池屋のカラムーチョシリーズに山わさび味もあれば梅干しのスッパ味もあるけど気合度が断然に違うホットチリ味。

山わさび味も美味しいが「ヒーハー」の声は出ない。

甘さがあるのである。

その大好きなカラムーチョ・ホットチリ味で絡めた一平ちゃんの夜店の焼きそばがある。

シリーズ化された一平ちゃんの夜店の焼きそばに辛子明太子味、わさびマヨ、すっぱムーチョなんかがあるけどカラムーチョ・ホットチリ味には勝てない。

いつ食べたのか覚えていないが衝撃的だったことは覚えている。

それがスーパーで売っていた。

どこで買ったのかまったく覚えていないが、我が家の買い置き棚に並べていた。

機会があれば味わってみようと置いていた。

それがこの日。

何のイベントもない日の昼食に湯を沸かした。

お湯入れ3分待ってすぐさまお湯だし。

別添えの香辛料ソースを垂らす。

真っ赤なオイルがどぼどぼとまでいかないが、そば麺が真っ赤に染まっていく。

もう一つはマヨネーズ。

辛子マヨネーズでもない単なるマヨネーズ。

そしてもう一品の粉ソースがドギャンである。



辛子そのまんまやん、といいたいぐらいのふりかけは赤い粉。

それもどっさりの量である。

箸で麺と絡めてハイ、いだきます。

一口食べて・・・「ヒーハー」。

美味い。

たまらん美味さに感動する。

オイルの香料が効いているのか、ふりかけが利いているのかわからないが、とても美味い。

こんなん食べたら普及版を買おうとは思えなくなった。

ところで一平ちゃんの夜店の焼きそばカラムーチョ・ホットチリ味の食塩含有量は3.6g。

普及品は4.6gだから心臓疾患の私にとってはありがたい塩分量。

少しでも少ない方が身体に良いのは健康体の人にも良いのである。

ちなみに原産地が中国と表記していた材料はキャベツ、ローストオニオン、香辛料だ。

最終生産地は日本国内だけで原料がねぇと云いたい。

ただ、すごく美味しい一平ちゃんの夜店の焼きそばカラムーチョ・ホットチリ味はビールのつまみにはしたくないと付記しておく。

(H29. 4.18 SB932SH撮影)
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大量にいただいた貰い物新鮮野菜を食す

2018年03月29日 09時05分05秒 | だんらん
前日にいただいた大量の新鮮野菜。

野依のMさんが自宅の畑をあっちこちへと回遊されて収穫した野菜は多品種。

キャベツ、レタス、キクナ、菜ばな、カラシ菜、ほうれん草、三つ葉、ブロッコリーにコゴミの9種類。詰めてくださるナイロン袋は三つにもなった。

どれもこれも嬉しい貰い物。

特に嬉しいのはコゴミだ。

そのコゴミは家の裏地で生えている。

先代が植えていたコゴミは春の恵み。

とても美味しいものを残してくれたのが嬉しいと笑顔で分けてくれる。

二十歳代のときから山野草にはまった。

植物図鑑も買って知識を得た。

山に入って見つけた山野草に見惚れている。

泊まった民宿で配膳される料理に舌鼓。

さまざまな味を覚えた。

山の恵みは今でも身体にしみついているし目に焼きついている。

今では山間辺りにある行事取材に出かけては在所の自然に魅入って佇んでいる。

ところが、だ。

コゴミの味覚は噂で聞いてはいるものの食べたことがない。

いつかは食べたいと思っていた云十年間。

目の前に差し出されたコゴミに身体が震えるほどに興奮して持ち帰った。

帰るなり伝えた言葉。

コゴミは天ぷらで食べたいである。

そうして出来上がった今夜のおかず。

皿に盛られたコゴミの天ぷらに伝えた言葉は早く食べたい。

食べたいけどちょっと待って、ね、と言いつつケータイ画像で撮っていた。

食卓を彩る採れたて野菜の一つに菜ばな。



黄色いお花も美味しいし、若い茎が柔らかいのでたまらない。

茹で菜ばなはからし酢味噌で食べるのが一番。

酢味噌だけでは物足りなさを感じるからそうした。

もう一品は冷ややっこ豆腐に乗せた茹でキクナ。



大きめのかつお節を振りかけてチューブから絞り出した生ショウガをたっぷりのせていただきます。

どれもこれも春の味。

特にコゴミは極上の春をいただいた。

思っていた以上のヌルっと感がたまらない。

軸の方はサクッと感がする。

二つの味わいにこれもまた舌が唸る。

優しくて、嫌みがまったくないコゴミは油炒めでも試してみたい。

とはいってもこれだけ。

あかん、どこかで売っている処を見つけなくては・・。

(H29. 4.17 SB932SH撮影)
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野依・稲苗に出る露の謎解き

2018年03月28日 09時22分11秒 | 宇陀市(旧大宇陀町)へ
荒起こしをした田んぼにJAで買った苗箱を並べたのは3日前である。

状態をみて毎日の水やりをしていた。

気温が上がれば幌を捲って風を通す。

温度調節は小まめにする。

そう話してくれた宇陀市大宇陀野依在住の田主の奥さんは被せていた白い幌を捲って育っている苗の状態を見せてくれた。

苗を見るとなにやらキラキラ光るものがある。



その数はとても多い。

水玉のように見えるが、水玉ではない。

苗が汗をかいたようにも見えるが、汗でもない葉先の丸い水玉はどうやら滴のようで、夜露のようにも思えた。

時間帯は午後の6時半。

昼間の気温がどんどん下がって肌寒くなる夕刻時間は脱いでいた上着をもう一度着る始末。

その気温差の関係でそうなったのか、それともこの時間だけでなくもっと前から幌内部で露状態になっていたのか。そ

うであれば、昼間の気温が高い時も内部で発生していたのか、疑問がふつふつと湧き上がる。

自然に生えている草の夜露とか朝露に濡れる体験をしたこともあるし、拝見したこともある。

夜露といえば小林明さんが歌う「窓は夜露にぬれてー♪都すでに遠のく・・」のフレーズ。

それは歌詞にもなるし、季語にある「白露」や「甘露」もあるが苗代の幌内の発生条件は何であろうか。

露が発生する基本的な原理は、冷えたものが接した空気の温度が露点以下に下がって空気中に存在する水蒸気が水滴に変化して物体の表面についたもの。

木の葉の表面に発生する場合もあればギザギザ葉の突出先端部につく場合もある。

稲苗は草の葉と同じ。

草原の葉っぱもそうだ。

草葉そのもの自身が水分を排出している場合もあるらしい。

ただ、私のクエッションは苗代である。

拝見したここの苗代は荒田にそのまま据えた苗箱である。

一般的には水苗代。

つまり苗床があって、その部分までヒタヒタに水を張って育てる方法である。

水苗代であれば気温の急激な変化があったとしても空気中の水蒸気は集めることはないだろうと思っていた。

その謎は数日後に訪れた和歌山県在住の写真家Kさんが伝えてくれたメールにあった。

住まいは田園地。

毎年に稲作もしている写真家である。

尤も作業のほとんどは旦那さんになるそうだが・・・。

Kさんが云うには苗代の苗に水滴がついてこともあったという。

その綺麗な水滴は自然の産物。

思わずカメラに収めたそうだ。

Kさんの話しによれば、苗代の場は水田ではなく土の田んぼである。

野依と同じように苗はJAから購入する。

育苗された苗を購入して荒田に苗箱を並べて、幌を被せる。

まったく同じ方法である。

Kさんが云うには水苗代では水滴が発生しない。

発生するのは荒田の場の苗代田である。

地表にそのまま置いた苗の場合に発生するという。

つまりは水田と地表の温度差。

水田の場合はどちらかといえば冷たい。

土であれば温かい。

その温度差でなるかならんか、であった。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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野依・M家の荒起こし田苗床の水口マツリ

2018年03月27日 09時34分25秒 | 宇陀市(旧大宇陀町)へ
写真家Kさんに見てもらいたい場はどこにあるのだろうか。

着いた時間帯は午後6時直前。

焦る気持ちに田んぼを探すが見つからない。

ここは宇陀市大宇陀の野依。

先月の3月15日に行われた仏母寺の数珠繰り涅槃会行事の際に教えてもらったM家の田んぼである。

涅槃会に数珠繰り法要、ゴクマキを済ませた村人は正月初めに祈祷されたごーさん札を持ち帰る。

すべての人たちでなくごく数人の農家さんである。

そのお札は苗代に立てる。

数年前までは白山神社下にある苗代田にあったが、今はない。

顔見知りの元総代にお願いすれば紹介してくださったが、顔合わせはできていないMさんである。

だいたいの場所を聞いていたので付近を探してみる。

陽も暮れてしまった午後6時10分。

白い幌を被せた苗代田がようやく見つかったが、そこは水苗代田でなく荒田であった。

丁度そのころに畑から戻ってきた婦人に声をかけたら、元総代が紹介してくれたお家であった。

想像していた水苗代でなかったから、見つけにくかったのかもしれない。



「苗の育ち具合を見てね」と云われて幌を捲る。

その瞬間に水滴が玉のようについたJA購入の苗。

大安の日にしたかったが販売時期があわず、4月13日の先勝の日に立てたそうだ。

M家は日にち固定ではなく先勝か大安の良い日に畑地に苗箱並べて、割ったススダケに挟んでお札を立てる。

霜が降りなくなる時期になれば幌を外す、ということだ。

霜にあたれば黒くなる。

霜がはっせいする時間帯は朝日が昇る前。

ジャガイモの芽に水をあげると霜にならんように、早よ起きてしているねんという。

かつてはモミマキしたときに立てた。

お米がたくさんできるように願って立てた。



それが終わればドンド焼きをしていたそうだ。

モミガラを焼いて油紙を引いた。

そうすれば芽が出やすいようになると話す。

一枚が百円もするJAの苗。

家で苗床、苗代をするなら安く済むのだが、50枚程度なので発注している。

これが100枚から150枚もなるようであれば、考えどころ。

穴の開いていないシートを敷いて購入した苗箱を並べる。

幌を被せてからはじっと我慢。

霜はもう降りてこないのか、確実的になってから幌を開ける。

井出から上流は電動ポンプで掻い出す田んぼ用の水。

風雨、天候によって雨量は変化する。

一定量にならない天水田(てんすいだ)だけに頼ることなく、水がある水路にパイプを引いて電動の揚水ポンプの力を借りて水を揚げるということだ。

苗の成長具合よって水やりをするが、水やりはたいへんやから揚水に頼る。

そういうことだろうか。

5月の末までは水やりをしているという婦人の話しである。

立ち話をしている間にあっという間の夕闇。

ちょっと待ってね、と云われて急ぎ足で動き回る奥さん。

家の奥にも、畑のあそこにも動き回っては運んでくれる自家栽培の野菜類。



キャベツ、レタスに、キクナ、カラシナ、葉バナ、ほうれん草、三つ葉、ブロッコリー。



しかもコゴミまで摘んでくださった。

一挙に、しかも大量にこんだけもいただいた新鮮な生野菜はありがたく頂戴して帰ることにした。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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再訪、榛原笠間K家のハウス苗代の水口マツリ

2018年03月26日 12時25分47秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
二日前にも訪れた宇陀市榛原の笠間地区。

ハウスにおました水口マツリを案内してくださった。

その様相を同行している写真家Kさんに見ていただこうと思って、今度は私が案内する。

尤も勝手にハウス内に入ることはできないので、携帯電話を架けて承諾を得る。

時間帯は午後5時50分。

二日前となんら変わらないかつての水苗代を思い起こす在り方である。



先日話してくれたかつての在り方はキリコを供えていたということであった。

今ではキリコ転じた袋入りのアラレである。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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榛原笠間のつくしの山

2018年03月25日 09時25分34秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
時間帯は午後5時45分。

ハウスのすぐ横にあるちょっとした小山である。

そこの光景に夢中になっていた。

キノコの山を食べたことはあるが、つくしの山は見たことない。

それもすぐに登れる低山にひしめくように林立していた。

どこにピント合わしたらえーねんと思うほどに多いつくしの山

どれもこれもピントを合わせたいが、そういうわけにはいかない。

射し込む光を待っていてもこの地では山影の向こう。



斜光は望めないと決断して適当に選択したつくしに合わせてシャッターを押す。

1ポイント、2ポイント、方向を定めて数枚を撮った。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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榛原萩原・小鹿野の水口マツリ

2018年03月24日 09時33分28秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
二日前の14日にも訪れた玉立(とうだち)地区は宇陀市の榛原萩原にある。

その玉立の南側になる地区が小鹿野(おがの)である。

玉立にあるなら小鹿野も水口まつりをしている可能性があると思って14日の夕刻に訪れた。

未だであったが、2年前に拝見した場はすでに苗床まで整地していた。

そういう状態であれば間に合うかもしれない。

苗床はできたとしても苗箱を運ぶには人足がいる。

家族の手伝いがあってこそ捗る作業。

そうであれば土曜か日曜になるであろうと判断して立ち寄った。

着いた時間帯は午後5時過ぎ。



そこにあったお札は2枚。

お札の文字は別の場であるが、昨年に拝見させてもらった。

一枚は「牛王 不動明王 宝印」。

もう一枚は「牛王 地蔵菩薩 宝印」。

版木摺りではなく自筆の札。

正月初めに地蔵堂で行われる初祈祷の際に墨書すると聞いている。

この日に苗代作りを終えて立てたお札はイロバナも添えていた。



向こう側に見える祠は庚申堂。

旧暦閏年の庚申行事をしているとわかって訪れたのは、この年の7月2日だった。

小鹿野地区では数か所に亘って水口まつりをしている。

区長の話しによれば小鹿野地区は28戸。

すべての家にごーさん札が行き渡るように戸数分の枚数を作るが、農家でない家もある。

また、農家であっても苗代を作ることもない。

苗代をしなければ水口まつりをすることもない。

夕刻が迫ってくる時間帯。

次の取材地を訪ねたくこの場を離れようとしたら人影が動いた。

手には花の色が見えたから、今から始めようとする水口まつりを追っかける。



走ってなんとか間に合った婦人に声をかけて撮らせてもらう。

場所は水口ではないが、二つに折った藁束を苗代田に置く。



枯れた竹に挿したお札を立ててイロバナも・・。

その後も何がしかの動きがあるが、遠目ではわかり難い。

近づかせてもらって教えてくれたそれは洗米。



小さく刻んだオモチとともにお皿代わりの表面の椿の葉にのせて供えていた。

お顔をみれば思い出した。

2年前に訪れた
ときに水口まつりのことを教えてくださったOさんだった。

先を割った竹は古い竹。

新しい竹に挿すのではなく古いものを使うのが決まりのようだ。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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再訪、榛原萩原・玉立の水口マツリ

2018年03月23日 08時55分12秒 | 宇陀市(旧榛原町)へ
曽爾村小長尾の村行事取材を終えて一路西へ。

国道369号線に沿って走る道程は宇陀市室生田口抜けの同市榛原へ、である。

17km先になる宇陀市榛原萩原・玉立(とうだち)に着いた時間帯は午後4時ころ。

小長尾の行事は写真家のKさんに同行していた。

その帰り道に、是非見てもらいたい習俗がある。

苗代作りをし終えたら、その一角。

つまりは水口に初祈祷、あるいは御田などの予祝行事でたばったモノモノを立てると云う豊作願いの印しである。

一昨年、昨年に拝見した榛原萩原・小鹿野の水口マツリである。

平成28年は4月15日

前年の平成27年は4月18日

この日は15日であるから、もしかしてはるのではと思って駆け付ける。

先に訪れたのは萩原の玉立(とうだち)である。

玉立の水口マツリの在り方を初めて知ったのはつい二日前の14日である。

玉立の信号待ちにたまたま車窓ごしに覗いた玉立橋の下にあった。

まずは、それを見てもらいたくて案内する。

橋の下の情景は二日前と同じ場にある。

違うのは時間帯だけである。

二日前は午後5時20分であったが、この日は午後4時過ぎ。

明るさはまったく違う。

晴れの日のハレ場を撮らせてもらう。



鳥除けのバルーンを揚げた苗代田にあったごーさん札。

黄色い花は水仙であろうか。



色も花もある場で数ショットを撮る。

判読できる文字は、この日も同じで「南無」、「大日」、「二聖」、「雨」であった。

次に訪れた苗代田は日蓮法華宗青龍寺の向かい側にある。



同寺に登る階段左に建つ祠は庚申堂。

14日に立ち寄った際に話してくださったHさんによれば、玉立に2組あるという庚申講が奉る庚申さんである。



それはともかく向かいの水苗代では太い藁束を横たえていた。

それに挿した棒は4本。

初祈祷でたばったお札を挟んでいたのは竹。

1本離れたところに短めの竹が1本。

その間はウルシかフジの木の棒である。

うち1本は皮が捲れている。

おそらくランジョー叩きに勢いがついて捲れたのであろう。

もう1本は青竹。

黄色い花は菜の花。

白い小さな花をつけた樹木の枝もある。

裏側も拝見する水口マツリの在り方は隣村の小鹿野とよく似ている。

ふと見上げるとその上の段丘に田んぼがあった。

田を起こしていた男性がおられたので尋ねてみたら、田主のKさんだった。

Kさんは昭和10年生まれの82歳。

「こんなことしたくないねんけど・・」という。

定年後に始めた畑作。

それまでは仕事半分に農作業が半分だったという。

稲作初めにモミオトシ。

芽出しして育苗を経て苗床作り。

幌を被せた苗床に一枚、一枚並べた苗箱は140枚から150枚になるという。

水苗代に敷いた藁束は昨年に収穫した稲藁。



挿した木の棒はフジの木。

山にあった長い1本を2本に割った。

その2本でランジョー叩き。

うんと叩くそうだ。

竹は先を割ってお札を挟んだ。

水口マツリをしたときはお菓子も供えたようだ。

苗が育って田植えをする。

植え初めの日は白ご飯に黄な粉を塗した椀を大黒柱におました、という田植え初めの在り方であった。

水苗代の在り方の聞取りに夢中になっていたのでつい失念してしまったモノがある。



水路の蓋に置いてあった巻貝である。

泥に塗れていた巻貝はたぶんにタニシ。

ジャンボタニシなのか、それともほんまもんのタニシなのか、田主に聞きそびれたので、始末をどうされているのか、わからない。

その場から集落を下っていけば、14日に拝見した水口マツリの場に出会える。



ここの水口マツリは庚申講のことも教えてくださったHさんの苗代田。

この日はお仕事に行かれたのか、田んぼには居られなかったが、田んぼに下りていく孫さんと散歩中の婦人が居られた。



長閑な田園風景を背景に思わずシャッターを押した。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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旧暦閏年に揚げる小長尾の庚申塔婆

2018年03月22日 09時23分06秒 | 曽爾村へ
昼過ぎまで曽爾村の小長尾に滞在していた。

昼前から始まった春の行事取材である。

帰路に就こうとして山から下ってきた。

その一角に石仏があった。

横には木の棒を立てていた。

これはと思って車を停めてみる。

石仏は青面金剛童子像。

肉彫りは深く、風化はそれほどでもない六臂の姿。

法輪、錫杖ははっきりと認識できる石仏である。

右横にある棒はたぶんに旧暦閏年に行われて奉られた庚申塔婆である。

長年に亘って埋もれていた塔婆に願文があるかもしれないと思って、手で祓って土を取り除く。



半面返してみれば文字が見つかった。

「阿沙婆寶家内安全南無青面金剛童子依願満□ 平成二十八年閏六月 庚申□□□五穀豊穣建之本旧 六月七日事 当屋□□□□ □□□□ □□□□ □□□□ □□□□ □□□□」とある。

六人の名の中の一人は昨年の8月に取材したセンゲンサンの件を教えてくださった長老である。

本日の春の行事には来ていなかったが、元気で暮らしているとこの日に聞いた。

(H29. 4.16 EOS40D撮影)
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