マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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石見野神祭り

2007年05月31日 08時14分27秒 | 三宅町へ
奈良県平野中央部で行われる野神祭りの多くは子どもらが主役。

昨日に作られた蛇綱は三宅町石見(いわみ)の鏡作神社に納められている。

杉の葉を覆い被せた鱗、顔からは赤い舌を出した蛇は雨を呼ぶ水神さん。

今年から制度を変えて、オヤ頭屋(3人)とコ頭屋(2人)に客人と呼ばれる先輩頭屋が同神社に集まると蛇綱を担いで、南方数百メートル離れた新池西にある一本木の野神塚の祠に向かいます。

神職の降雨祈願祝詞奏上を終えると、子供頭屋らが厳かに拝礼します。

オヤ、コ頭屋は年少者らにアンツケモチとお茶の接待、大人にはお神酒を配り直会が始まります。

野神祭事を終えると蛇を祠の後方に供えて戻っていき、集会所でタケノコゴハンをいただきます。

無事に祭事を終えたオヤ頭屋は農業に従事できる大人の仲間入りとして認められます。

(H19. 5. 5 Kiss Digtal N撮影)