蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

お客様の話

2008年12月17日 16時24分50秒 | 小川耕太郎
昨日、東京から一人の方が来られた。
ある大手食品関連会社の取締役会顧問をされている他、
これからいくつかの会社を立ち上げる予定だという。
藤井の家に2泊することになっている。


私が東京へ行ったときの話しをしたら。
その方が、
「本当に凄いことになっているぞ。
2、3日前恵比寿へ行って、その後、しばらく港区を歩いていたら
公園に毛布をかぶった若者が何人もいる。

東京の下町ではナイフで人を刺す事件が頻発している。
これから冬になるので、人を刺して刑務所に入れば
凍え死ぬことなく、ただ飯が食えると考えているようだ。

ナイフも燃えないゴミで拾ってきたナイフだった。」と言う。


「死ぬよりはマシだ。」と考えているようだが、
下町の口の悪いおじさんが
「そんなやつは死んだほうがマシだ。」と言っていたと言う。


「田舎に帰るとか考えないのですかね?」
と尋ねると、
「田舎に帰れない何らかの理由があるのだろう。」


「それじゃ、農業でも漁業でも働ける場所があったら
なんでもしてやろうと思わないのですかね?」と聞くと、
先日、面接に来た20代前半の若者が
「私を雇うんだったら年収400万円は保証してくれないと。」
と言ったと言う。
「変なプライドの塊で、そんな仕事を何で自分がするんだと
思っているのだろう。」とのことだった。


なぜこんな風になったのか私には判らない。
人も。企業も。国も。
ただ、「今のままでいけば国がおかしくなる」その事だけは判る。