蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

伝統木構造の会

2008年12月08日 14時29分54秒 | 小川耕太郎
今年の夏、大平建築塾でお話を聞いたことがきっかけで
「伝統木構造の会」に入会しました。


先日その会から、
「伝統工法で建てられた建物の実大振動実験の映像が見られます」
とユーチューブのアドレスが送られてきました。


http://kino-ie.net/kinoienews/?p=21
このアドレスからご覧下さい。
阪神大震災並みの試験を行った映像が見られます。


コンクリートの布基礎ではなく、石の上に柱を立てる建て方で
筋交ではなく、貫を使った工法です。
簡単に言えば柔構造の建て方で
建築基準法で忘れられていた昔ながらの建築物です。


どちらかというと今は、ガチッと固めた方が耐震性が高いという傾向にあり、
筋交、火打ち、構造用合板などを使用した家が多くなっていますが、
こういう昔ながらの建て方でも耐震性があるという事を示したものだと
私は思っています。


どういう建て方を望まれるかは個々人の判断に任せるとして、
昔からの建て方では建てられなくしようという動きには、私は反対です。


こういう実大実験を行ってくれた事を心から喜んでいます。
色々なデータを取って、安心して伝統的な工法で家を建てられるように
していただきたいと願っています。