memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

南シナ海紛争の前線での操業   中国 (2)

2013-02-08 00:09:58 | 海事
「ベトナムの警備艇が故意にわれわれの小さなボートを沈めた」 「われわれは中国領海にいたにもかかわらず」と彼は言う。「自分の3人の乗組員は船を離れ岩にしがみついた。そこで自分が救出した。しかい今彼らは海に戻ることを怖がっている」と。もちろん、この地方の漁業者らは南シナ海のライバルの手によって嫌がらせ、来襲、逮捕などを体験したことを報告している。そこで、中国は警備を強化、漁民保護が目的であるという。

北京は南シナ海の紛争海域と領有にについてのもっと具体的な手段をとった。それはまったくあたらしい都市を南シナ海の心臓部に設立した。三沙市の設立であり、ここのあたらしい軍事基地も設置した。この動きは中国の近隣諸国を神経質にしたと国際紛争の防止のための団体ICGの Stephanie Kleine-Ahlbrantはいう。
「それぞれの主張が対立するためここには紛争のリスクがある」と彼女は言う。また、ベトナムやフィリッピンはいかなる紛争の場合もワシントン(米国)が支援してくれるものと信じている。南シナ海に関する国家研究所のWu Shicun は「緊張は中国の経済成長、政治的軍事的な力、その意図の見通しの欠如によって形成されている」という。

これに呼応して、アジアの多くの小国はワシントンとの友好関係をリニューアルしている。しかし中国当局者らは 米国は中国の台頭の問題を利用しようとしていると信じている。
南シナ海国家研究所の所長Wu Shicunは, 政府がスポンサーであるシンクタンクはアメリカの介入が緊張に油をそそぐと非難している。「ベトナムやフィリッピンはいまやいかなる紛争にあってもワシントンが支援してくれるものと信じている」と彼はいう。「これが南シナ海問題に関して彼らが北京を挑発する理由である」と。

彼の漁船に話を戻せば王船長はじりじりしていた。彼は扮装か帰結のために中国は武力を用いるべきという。「われわれは領有水位域の奪還のために舞台を派遣すべきだ」という。彼の船室の壁には毛沢東の写真が掲げてある。「自分には戦いの用意がある。自分は長年にわたり 軍事的対立を期待していた」こうした話は中国の近隣諸国をきわめて神経質にするだろう。北京は平和的解決を主張する。しかし中国の成長力と確信はこの地方を波立てている。

古網のリサイクルで環境破壊を防ぐ 

2013-02-08 00:09:24 | 水産・海洋
カーペット製造業者のINTERFACEとロンドン動物協会ZSLが廃棄された魚網のリサイクルをおこない持続可能な生活を守ると(1月16日Guardian)

小規模漁業はしばしば魚網を投棄、それが浜辺に打ち上げられたり海洋生物に害を与える。毎年、投棄された魚網が何トンも浜にあがりボートの航行の邪魔になったり敏感な生態系を毀損する。国連の最近の推計では海洋で回収される瓦礫の1割が魚網によるものであるという。

この問題の解決は世界最大規模のカーペット業者のビジネス戦略には見えないが、しかし結局のところ、こうした網にはナイロンが使用されていてリサイクルが可能でカーペットのとして利用できる。

古網にあたらしい命を与えるNet-Worksはカーペット製造業者INTERFACEと保護と境域活動に当たる慈善団体ロンドン動物協会ZSLによるもの。この計画はフィリッピンのDanajon バンク近くの4つの漁業集落で6ヶ月間の試験が行なわれた。この脆弱なサンゴのある地区で漁民らは地元の水域で生活を成り立たせている。しかし何千まいるにもおよぶ廃棄網が毎年生まれている。このNet-Worksプログラムでは漁民が網を回収することで報償を得ることが出来る。網はINTERFACEによって買い取られリサイクルされてカーペットのナイロン糸となる。

地元漁民は古網で現金を得られるとともにマイクロファイナンスとして利用されたり共同体の貯金や融資に利用されるとINTERFACEのイノベーション担当Nigel Stansfieldはいう。(以下省略)


南アジア最大の漁港を開設   スリランカ

2013-02-08 00:08:48 | 亜細亜海道
スリランカ大統領 Mahinda Rajapaksaが金曜日Dikkowita漁港の開港を宣言する。この建設コストは5100万ユーロ (8.5億スリランカルピー)である(1月17日Colombo Page)

Dikkowita漁港計画は2008年い開始された。資金としてオランダ政府、香港上海銀行、スリランカ政府から4100万ユーロのソフトローンを受けた。Dikkowita漁港は地元漁民がハミルトン運河を通らずに海に出られることを目的にしたもので、これまではNegombo環礁地区では接岸施設が不十分なために代替として建設されたものである。オランダのBAM International社がこの建設を世界基準のコンプライアンスに沿い行なったもの。

この新港には国内と国際用途の二つのターミナルがある。ここでは一日に125トンの漁獲物の取り扱いが可能である。この港はおよそ1kmの長さがあり防波堤と岸壁がある。深さは6mで500隻の船が接岸できる。この港には給油設備、製氷プラント、保冷庫、給油場所、大規模な魚加工エリア、食堂、魚網補修場、リモコンによるボートの吊り上げ設備などがある。

これらに加え、事務所棟、魚の入札場所、乗組員スペース、船の修理場所、大型コンテナや車両のスペース、排水処理設備などもある。漁獲後のロスを抑え品質を維持するために近代的なコンベアも備えている。セイロン漁港会社の役員Lal Samarasinghe はこの港により海外との交易やスリランカの魚の自給に役立つという。