観光客の楽園であるセイシェルの当局者はアデン湾海域から移動した海賊からの保護のための警戒艦船を送って欲しいと西側諸国に要請した（ムンバイ発UK’s Daily Telegraphほか ８日）
印度はセイシェルの緊急要請に応えて２週間前に１隻を派遣。だが海軍司令部は装備の良い別の艦船を送ることにしている。セイシェルの経済水域の中ではウクライナ船員の乗った英国商船やフランスの海軍艦までが襲われている。印度当局は海賊がセイシェルを選ぶのは同国が無防備に近いためと見ている。ただ一隻の攻撃可能なパトロール艇があるのみで、それも現在はインドで修理中である。また印度海軍士官もセイシェル政府が襲撃阻止の手立てを持たぬために基地を移動したのだと考えている。海賊はモガデシオからセイシェルまで僅かな日数到達できるがその距離は６７０海里にすぎない。香港の有名船主が語るところでは、彼の持ち船が最初に襲われたのはソマリアの５００海里沖であったが二回目は900海里沖であったと。
＞＞＞＞（かように海賊は活動範囲を拡張している）