memories on the sea 海の記録

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カゴ漁で海に引き込まれたが生還  英国

2011-08-10 11:14:46 | 水産・海洋
英国の貝漁業者の一人が足にカゴ漁のロープが絡まり水中に引きずり込まれたが、奇跡的な生還を果たした。(8月2日Western Morning News)

名前は明らかにされていないが、通常は安全とされている船尾にある投入口から転落、水中40メートルまで引き込まれた。残りの乗組員の2人が彼を救出し緊急処置を行った。そののち転落した乗組員は直ちに病院に運ばれたと海事事故調査局MAIBは報じた。転落した彼は救命胴衣を身に着けていなかったという。

カゴを投入する際は投入口の近くにいることは非常に危険とMAIBは8ページの報告書で述べている。船上に改修されたカゴはふたたび餌を取り付け積み重ねられて次の投入を待つ。昔は1~2人の乗組員がカゴを持ち上げてカゴの綱が来るまで待ちタイミングを合わせて海中に投じる。この危険な方法は投入口の採用により改善されてはいる。

MAIB の報告書は「6月11日の昼間、8.24m長さのカゴ漁船Blue Angelの乗組員がカゴの引き上げ綱に足をからませて海中に引きずり込まれた」と。「操業中に甲板上でこのロープの近くにいることは危険、ロープに絡まれ海中に引きずり込まれる」「さらに船長と乗組員の間に船速を落とす際の連絡方法がない」 「救命胴衣が有効ではあるが普段彼らはそれを身に着けず操業している」と報じている。(中略)
「乗り組みが船橋の後部ドアのそばに立ち、もう一人が右舷側の甲板に立ち操業状態を確認し、もし何かあればカゴの投下はしない」「Blue Angelはおよそ5.5ノットでカゴの投入をした」事故にあった乗り組みは深刻な状況にはないという。

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