memories on the sea 海の記録

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干ばつに見舞われた養殖業者    中国

2011-06-25 09:20:38 | 水産・海洋
揚子江の中・下流域の淡水養殖業者は進行する干ばつと格闘している。Qingpu郊外の養殖業者のZheng Hongbingは近くのXinyangクリークから4月25日、水を自分の池に引き入れた(6月7日Shanghai Daily)

しかしひと月後水位はおよそ40%、2~1.2メートル低下しているのを認めた。この、町では1873年以降最低の雨量となっている。通常はこの時期水量は十分であり、ひと月に20センチも下がることはないとZheng氏は言う。
もしこの干ばつが続けば、彼はクリークからふたたび水をポンプでくみ上げなければならない。つまりふたたびなり消毒と電気代が必要になると。「もっとたびたび水を入れ、魚の成長は遅れる」とZheng氏は訴える。

干ばつの影響はこの地方のJunzeでも見られ、そこはDianshan湖から10KMのところにある。「最近は池でドジョウを見つけることもまれだ」と老漁夫はいう。「ドジョウが獲り尽くされたのかそれとも干ばつの影響か」

ともあれ町の池は水で満たされているが、養殖業者は揚子江流域の干ばつを恐れている。「季節の天候が養殖には重要だ」と養殖業者で魚商人の Zhu Lingenはいう。「仮に池が満水でも、異常な天候で魚はうまく成長しない」とZhu氏はいう。 彼によれば今年は魚があまり餌を食べないという。何週間もの間、一日当たり餌を3袋しか食べないという。「今年の漁獲を心配している」という。

しかしながら、上海養殖業協会はあまり気にかけていない。その理由は必要となれば他の資源もあるからという。当局者のFun氏は市内の養殖物市場は55%が海産魚であり、上海に淡水魚はZhejiang, Jiangsu, Guangdong, Anhui、Hubei省から 来るという。


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