YORK, ENGLAND発:ヨーク大学のCamilla Spellerとフランス国立科学研究センターAna Rodrigues氏が率いる鯨骨から得られたDNAとコラーゲンの研究によれば、ローマ人が産業規模で鯨を捕獲した可能性があるとBBC Newsが報告している。(7月11日Archeology)
骨はジブラルタル海峡周辺の4つの考古学的遺跡とスペイン北西部の海岸にある遺跡から回収され、そのうちのいくつかはローマの魚の塩漬けとローマの魚醤の製造に関連していた。
骨の3つは、18世紀の北大西洋から消滅したコククジラの骨であり、このクジラは今や北太平洋のみに見られる。
この調査の骨のうち3つが北大西洋の鯨骨と同定された。 セミクジラはスペイン北部の海岸で繁殖していたが、現在は西北大西洋でしか見つかっていない。この研究は、これらのより遅く動くクジラが、かつてローマ帝国の漁師が容易にアクセスできる地中海を旅したかもしれないことを示唆している。
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