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memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ホタテには200個の眼がある、その機能は望遠鏡

2017-12-25 00:07:28 | 水産・海洋

ホタテ貝はシンプルな生き物のように見えるかもしれないが、この生物の繊細さには、光を集中させるためにリビングミラーを用いて望遠鏡のように著しく機能する200個の眼がある、と研究者らは11月30日に述べた。(12月1日CHANNELNEWSASIA

ほとんどの生き物の目には光を集めるレンズがあるが、ホタテは目の後ろに凹面鏡がある。科学者たちは、1960年代から、Pectenのホタテが、これらの凹面鏡からの光を上の網膜上に反射することによって見ることを知っていた、とScienceジャーナルの報告書は述べている。いくつかの甲殻類や深海魚にもこのような目がある。

しかし、今では、試料を急速に凍結させて脱水して形状を保持しない顕微鏡を使用することにより、これまで以上にこれらの鏡をより深く掘り下げる方法を見つけた。

その結果、小さな鏡とクリスタルのモザイクが、マントルと呼ばれる外側の端を結ぶホタテの小さな種のような目の中に慎重に配置されている。各ミラーは、その生息地にある光の波長を反射し、それらの周囲の空間ビューを与えることで、層をなしている。また、各ミラーは「正方形の結晶のモザイクでタイル状に並べられ、より鮮明な画像を得るために表面の欠陥を最小限に抑える」とScienceの報告書は述べている。

「ミラーは、二重の層の網膜上に画像を形成し、周辺視野と中央視野の両方を別々に画像化する。研究者たちは、ホタテガイの世界がどのようなものかを知ることはまだ困難だが、この磨かれた周辺視力は、ホタテガイの制御を助け、泳ぐ間にその動きを誘導し、静的または動いているものを評価できるようにする。

この発見は、ホタテガイが独自の複雑な視覚システムを成長させる "驚くべき"能力を示し、 "イメージングとセンシングのアプリケーション向けの新しいバイオインスパイアされた光学デバイス"の道を開くかもしれない、と報告書は述べた。この研究は、イスラエルのワイズマン研究所とスウェーデンのルンド大学の研究者によって行われた。


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