memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

タラバカニから副産物

2012-04-27 10:16:06 | 水産・海洋
タラバニの腹側はあまり利用されることが少ない。しかし研究結果によればボイルしてから殻をむいた腹側の肉は味が強くレストランなどでも利用できるという(4月12日WFAN)

ノルウエーのNOFIMAは殻、腹肉、内臓などから生産したカニミールがロブスター養殖の初期餌料に非常に良いという。またこのカニミールをサケの餌料に加えることで成長が良くなるという。ノルウエーのFinnmark地方のタラバカニからその32%およそ700トンが得られるという。さらなる処理のための貯蔵所がない場合はこうした副産物は埋め立てられるか海に投棄される。その結果、会社は凍結や輸送コストを負担することになる。

このプロジェクトの目的はタラバガニの副産物から工業的な活動を行うことの知見を得ることを目的としたものである。科学者らはカニミールの生産ライン、その利用方法について模索している。 このプロジェクトにより簡単で機能的なカニミールの副産物からの生産が考えられようとしている。タラバカニの副産物からのキチン質のレベルは高くキチン生産の資源い適している。アミノ酸や重金属類の分析もタラバカニについて現在行われている。

「カニミールのアミノ酸類は甲殻類や魚類餌料における誘引物質として有望である。重金属の分析結果からは餌料としてのカニミールの使用に制限はない」とプロジェクトマネジャーのEven Stenbergはいう。この結果から新しい2種の乾燥餌料がロブスターの初期餌料と海面養殖のサケに用いられる。ロブスターの初期餌料に好適で、生残率や成長率もよいという。(以下省略)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿