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memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁師の迷信

2011-10-24 10:35:22 | 避風塘 (雑想雑事滞留地)
ステイービー・ワンダーStevie Wonderは迷信とは“理解していないことを信じることだ”とかつて歌った。多分それは正しいだろう(10月6日howstuffworks)

海員や漁師ほど迷信を信じる人々はいない。彼らが今信じている迷信のなかには数世紀前からにさかのぼるものもある。¬その顕著な例を挙げてみよう:

・金曜日に海に出てはいけない・海の上で歌ったり口笛は嵐を呼ぶ・イヤリングや刺青をしている船乗りは溺れない・女性を船に載せてはいけない海が嫉妬するからだ・ネズミが船から逃げるのは問題が起こる兆候・・・・などである。<日本の迷信とほとんど同じことに気付いた>

カニかご漁船の漁師はとても迷信深い。多分仕事が本質的に危険だからであろう。カニかご漁船は世界で最も危険な仕事である。あるいは仕事が長年にわたって引き継がれたので迷信も多いのか。ひとつだけ確かな知っていることは“バナナかスーツケースをカニかご漁船に乗せ、自分自身は行っておいでと桟橋で手を振る”という迷信があるそうだ。

バナナが不吉という理由には様々あるようだ。バナナを運ぶような船は漁をしない。この話の始まりは1700年代のカリブ海まで遡る。当時の木造帆船はバナナが腐る前にバナナを届けなければならない。漁師は快速の船で曳き縄をしなければならないからという。バナナが沈没の原因となったという話もある。この迷信が生まれてから人々はバナナを積まなくなったのだという。
またバナナの積荷が人を殺すことがあると。たしかに腐敗したバナナはメタンガスを発生する。不幸にも船倉で働いていた乗り組みが死ぬことはありうるだろう。また別の話ではバナナについてきた毒クモが船内で致命的な害虫となる。もちろんバナナは皮をむいたら乗り組みが滑り海に落ちるからということもある。

スーツケースも同様で漁船では禁止である。デイスカバリ-チャンネルのカメラクルーがカニかご漁船を対象にした“Deadliest Catch”の撮影に船に乗り込んだとき、スーツケースの持ち込みを断られたという事実がある。


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