memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

またクルーズ客船が

2012-02-06 00:02:28 | 海事
205m長さ積載トン数5400の客船Seven Seas Voyagerが豪州からNZに向かう途中激しい時化で損傷した(2月3日SWL)

11mの大波が本船の舷窓、家具などを吹き飛ばした。その家具の一部が電気設備を損傷し小さな火災を起こした。火災は乗組員により消火された。負傷者や油漏れは報告されていない。

ベトナム漁船員からの叫び

2012-02-06 00:01:34 | 海事
台湾漁船に乗船していてソマリア海賊に2年前から囚われているベトナム人船員が自宅に電話連絡をした。連絡では台湾人の船長は腕を切り落とされたという(1月22日TNN)

海賊は身代金280万ドルを要求している。1月26日のこと台湾漁船旭富1號FV Shiuh Fu No. 1の26人の乗組員のうちの一人のベトナム人Tran Van Vinhが父親に助けを求める電話をしてきたと、その父親が Tuoi Tre (Youth)新聞に伝えた。ソマリア海賊が5分間に限り家に電話をすることをVinhに許したのだという。彼によればこれが最後の連絡になるかもしれないという。

漁船は大きく破損したという。海賊らは乗組員を陸にあげ拘束、船主に対して身代金を要請しているという。船主が身代金を支払わないため海賊は船長の腕を切り落とし、しばしば彼やその部下を殴ったりしているとHungが伝えた。船が損傷がひどいため台湾船主は身代金を払わないのだという。

1月20日にはこの船の別のベトナム人の Luu Dinh Hungが自宅に電話をしてきて, 彼らを救出するためにベトナム政府当局や彼らを漁船に紹介した仲介会社に救援を要請するよう求めたという。Hungは乗組員らは声明を脅かされる状況にあるという。本船FV Shiuh Fu No. 1は2010年12月25日マダガスカルの北端から120浬のところで海賊に襲撃された。乗組員はベトナム人12人、中国人13人、台湾人1人という。

87種の海獣が114か国で食用に

2012-02-06 00:00:10 | 水産・海洋

イルカ、小型鯨、アザラシなどの87種の海獣が世界中の114か国で1990年以降食用とされていることが新しい研究で判明した(1月25日Eartyhtimes)

希少種である南アジアのカワイルカ、イッカク、チリーイルカ、ヒレナガゴンドウ、ピグミークジラなどが含まれ、またコハリイルカもこの中に含まれていると野生保護協会WCSとOkapi野生協会OWAが発表した。また、マンタ、ジュゴン、アザラシ、オットセイ、それにシロクマ(海獣としてみなしている)などの海洋哺乳類が食として消費されている。WOSのMartin D. Robards博士は「,国際規制機関はクジラ類の状態を調べるために存在している」 「こうした種は世界の海獣類の一部に過ぎない。多くが事故的に網に入ったり、絡んだり、あるいはその種が持続可能かどうかの追跡もなく直接漁獲されている」

この調査はOWAの共同著者のRandall R. Reevesとともに行われたもので、Biological Conservationに掲載されている。この著者らは1966年以降はじめはゴンドウクジラ、イルカ、ネズミイルカなどを対象にしていた。その後彼らは900件の事象について解析人間が消費しているものについての解析を進めたもの。
1970年以降、小形の水棲哺乳類、特に沿岸や浅瀬において漁業の混獲により捕獲されたものが消費されている。これは世界の貧しい国々で顕著である。

WCSの海洋ジャイアント計画の理事の Howard Rosenbaum,博士は大西洋やインド-太平洋のザトウイルカやその他の種の監視を改善する必要がある」と。「遠隔地や様々な国での海獣の消費の背景にあるものを理解する必要がある。それによりこうした象徴的な種の保護のための効果的な管理と保護が可能になる」

WCSは世界中でイルカやその他の海獣に対する脅威を防止するため評価作業を行っている。マダガスカル、コンゴ、ガボンではWCSの保護科学者. Salvatore Cerchio 博士とTim Collinsが地元漁師による混獲のイルカ資源に与える影響を計算している
マダガスカルではWCSは地元集落と協力し保護協会を設立。これによりイルカの保護の関心を高め、ホエールウオッチングやイルカ見物を代替えに収入の道として提案している。ガボンや今後ではWCSは希少種であるザトウイルカの保護に努めている、この種は地元の漁師に刺し網で混獲されている。

写真:このフレーザーイルカはスリランカの市場でのもの、食用としての利用が増えている。