大臣らがイラン原油禁輸制裁を決定 EU

EU加盟諸国の外務大臣らがイランの核開発計画に対する原油禁輸制裁を公式に決定した（1月23日BBC）

この制裁は新規の原油に関する契約を直ちに規制するもので、既存の契約については7月1日まで有効である。テヘランは核兵器開発をしようとはしていないと否定し、この制裁が紛争を解決することにはならないと発言。EU諸国はイラン原油のおよそ20％を輸入している。

一方、国連の核監視機関のIAEAは“未解決の本質的な問題究明のため”1月29日から31日の間調査チームをイランに派遣すると表明した。昨年11月IAEAはイランが“核爆弾の開発”に関連した試験を行っていることを示唆している情報を報告これが米国EUによる制裁の動きに繋がった。
月曜日早く米国国防省は米国空母USS Abraham Lincolnと英国海軍のフリゲート艦、フランスの戦艦がペルシャ湾への入り口であるホルムズ海峡から湾内に入ったと発表、イランによる妨害はなかったと。

この新しい決定によりEU諸国はイランとの新しい原油契約を停止、この規制は今週直ちに適用されるとReuterが報じた。既存の契約は7月1日まで有効である。イラン中央銀行に対する規制もEUで決定される予定であるが、詳細はいまだ不明。（以下省略）

汚染魚販売の噂は嘘 中国厦門

最近、中国沿岸で漁獲された魚が重金属で汚染されているという噂が旧正月の買い物客の間で広まっている。このため多くの人が購入を控えているという（1月20日Whatsonxiamen）

厦門で水産物の重金属テストを行ったところ、すべて食べても問題がないという結果であったと厦門海洋漁業局が18日発表した。当局は無作為抽出により市場の20種類のサンプルを検査した。このテストは無機ヒ素、メチル水銀、鉛、カドミウム、銅などを対象にしたもの。

メチル水銀のレベルはすべての魚で0.5mg/kg 以下であり、サメ、マグロ、カジキなどの肉食性魚で1.0mg/kg以下であった。当局は検査結果に満足していると表明。多くの魚で基準値の20分の一以下であった。

貨物船2隻が沈没、32人は救助された フィリッピン

フィリッピン中部でセメントを積んだ貨物船とこれとは別の鉄鉱石を積んだ船が沈没したが乗組員32人全員が救助された（1月22日AP）

鉄鉱石を積んでいたパナマ船籍のM/V Sun Spiritで,土曜日Catanduanes島の沖で傾斜をはじめ救難信号を発した。沿岸警備隊が直ちに3隻の救助船とヘリを捜索と救助に派遣フィリッピンの貨物船と漁船が船を離れたインドネシア人と韓国人乗組員12人を救助したと沿岸警備隊司令のRamon Liwag が語った。

沈没の原因は明らかになっていないが沈没した船はフィリピンのレイテから中国に向かっていたものと。
これとは別に、フィリッピン人18人が乗り組みの貨物船が日曜日早く中部のAntique州で何かに衝突し沈没、乗組員は漁船に救助された。 M/V Seaford 2は35,000袋のセメントを積みAntiqueに向かっていたもの。沿岸警備隊とAntique当局は沈船からの燃油の流出は認められないと。Iliganから出港したこの船は9トンの燃油を搭載していた。