最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

第56号の一部を紹介

2015年11月01日 19時20分41秒 | メディカルはこだて
◎第56号の特集は「函館市の人口動態 死亡数トップの『がん』。その実態を数値で分析」。

函館市の高齢化率は昨年3月に初めて30%を超えたが、それ以降も高齢化に歯止めはかかっていない。この10年間で年少人口は1.4ポイント減り、高齢者人口は8.9ポイントも高くなった。死亡者数は平成17年に3千人を超えたが、その後も増加傾向は続いている。死亡者数のうち、がんの占める割合は29.6%と約3割に達している。
今回の特集では、がんの種類別の死亡者数と北海道や道内各都市、全国との比較。函館市の死亡者数の年齢別の統計。北海道健康づくり財団が発刊した「北海道における主要死因の概要」、がん研究振興財団の「年齢階級別罹患リスク」や「年齢階級別死亡リスク」などを紹介する。また、がんの早期発見のために行われている函館市の各種がん検診や、たばこによる健康被害を受けない環境づくりを効果的に推進する「たばこ対策」について取り上げた。
今回の特集は12ページ。10の「図表」を用いて函館市の人口動態や函館市のがんの死亡者数による分析などに取り組んだ。

◎カヌーポロの全日本代表、クラブチームを日本一にしたキャプテン。

カヌーポロというスポーツがある。1人乗りのカヌーに乗って、相手ゴールにボール(水球で使用されているボールと同様のもの)を入れる競技だ。1チーム8人。水上のコートのプレイヤーは5人で、残りの3人が交代要員としてコート外で待機する。国体やオリンピックでは非種目だが、日本でも徐々に競技者人口が増加している。
このカヌーポロの全日本代表選手として活躍したのが栄好堂美原店に勤務する日隠修さんだ。


日隠さんの波や風に負けないパドル操作は見事だった(大沼にて)。

カヌーポロはボールを所有している相手プレーヤーの体を押すことが可能で、非常にエキサイティングな競技だ。「水上の格闘技」とも呼ばれている。
東京で生まれ、千葉県佐倉市で育った日隠さんは高校1年からカヌーを始めた。地元の高校を卒業後は日本大学法学部に進学。大学1年のときには全日本のメンバーに選出されている。その後は地元のカヌーポロチーム「佐倉インヴァース」の一員となり、素人同然の友人(大学生)4人をチームに加入させ、キャプテンとして「俺と一緒に優勝して海外に行こうぜ」とチームを引っ張った。
(以上、本文より一部を抜粋)


1995年に佐倉インヴァースのキャプテンとして出場し、優勝した日本選手権大会(赤谷湖)。写真左が日隠さん。


◎慢性心不全患者の療養支援をする認定看護師

特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる認定看護師には21分野あるが、最も新しいのが2012年に開始された「慢性心不全看護」だ。今年度の合格者を含めても道内ではまだ3人しか認定者がいないが、そのうちの1人が函館五稜郭病院に勤務する梅木恵さんだ。


慢性心不全看護認定看護師の梅木恵さん(函館五稜郭病院循環器内科病棟にて)

心不全とは心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態で、心臓のポンプ機能が低下することで全身にさまざまな症状を引き起こす疾患です。
梅木さんは同病院に入職後は胸部外科や集中治療室での勤務を経て、現在の循環器内科病棟へ移り10年が経過した。「循環器に特化した資格を取得したいと考えていたので、認定看護師で慢性心不全看護がスタートしたときから興味があり、その翌年には資格取得を目指すことにしました」。
(以上、本文より一部を抜粋)





 
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