最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

市、遺族に和解金1千万円。市立函館病院で手術中に女性死亡。

2016年09月17日 10時26分28秒 | 函館・道南情報
2016年8月26日の北海道新聞の記事から。



函館市の市立函館病院(木村純院長、668床)で昨年9月、渡島管内七飯町の60代女性が肺がんの手術中に大量出血して死亡する医療事故が起き、同市が遺族に和解金1千万円を支払う示談が成立していたことが25日、分かった。同病院は和解金について「一般的な手術の仕方で、対応に問題はなかったが、結果として患者が死亡したことには責任があると判断した」としている。
同病院によると、女性は昨年9月11日、胸部に開けた小さな穴から内視鏡を入れ、がんを切除する「胸腔鏡手術」を受けた。担当した外科医が切除したがんを体外に取り出す際に大量に出血したため、メスで胸部を切開して止血措置をしたが、同日中に死亡。死因は出血性ショックだった。
同病院の調査では、患者の胸の動脈がもろくなっており、手術器具などが当たった際に傷ついて出血したという。市と遺族が協議し今年7月、示談が成立した。市は9月1日開会予定の定例市議会に、和解金を盛り込んだ本年度病院事業会計 補正予算 案を提出。可決されれば10月31日に支払う。


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