完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

諸行無常の響きあり   ~バレーボール競技の衰退~

2006年11月08日 | スポーツ
わたしは中年である。
本気になったのである。メタボリック症候群は怖いのである。
しかし、私のウエストは正に86cmにならんとしているのである。

間食をやめるのである。一日一度は汗をかくのである。
納豆を食べるのである。豆腐を食べるのである。
青汁を飲むのである。ぶどう酢を飲むのである。

と、いつまで続くか分からないが切羽詰った「中年」である。

中年になると、どうしても「過去の栄光」というものにとらわれて
「現在」を見る癖がある。

私の歳の「45歳」というのは、東京オリンピックは本当にオボロゲながら
覚えている程度で、しっかりとした記憶としては「ミューヘンオリンピック」
からだろう。

そのミューヘンオリンピックの時に金メダルを取ったのが「男子バレーボール
チーム」
その前の東京オリンピックで金メダルを取ったのが「東洋の魔女」こと
「女子バレーボールチーム」だった。

どちらも、世界の強豪の「高さ・身体能力」の壁を「技術と頭脳」で打ち破って
奪取した金メダルだった。

信じられないかもしれないが、いまの数ある「クイック」や「時間差・一人時間差」
なんて技術は、ほとんど日本男子バレーボールチームが考え出した物なのだ。

一人時間差の生まれた逸話は有名で、スパイク練習をしているときに
上がったトスにジャンプしようとした瞬間、靴の紐が解けていることに
気づいた選手がジャンプをやめたことがきっかけでこの攻撃ができたのである。

バレーのネットに「アンテナ」がついたのも、日本の攻撃が「高さ」に対抗
するために「横幅」を広く大きく使ったことで規制されたしまったからだ。
(なんか、スキーのジャンプやコンバインド{複合}競技の話に似てる)

各テレビ局は、様々なタレントを使って「ワールドカップ」「世界選手権」
等々のバレーの大会を盛り上げようとしている。

会場も伝統の「ニッポン!チャチャチャ」を連呼しているが、そうした
「強かった日本」を知っている者には、なにやら「むなしさ」だけが
去来するのだ・・・。

現実にこれだけ進化したバレーボールのゲーム性において「頭脳」の
入り込む余地は、ほとんどなくなってしまったし「技術」は、これだけの
「パワー」が跋扈する世界のアスリート達が集まるの中では、そのパワーに
技術が追いつことはほぼ不可能だ。

日本人の体格・筋力からいって、バレーボールは再び「世界の頂点」に立つ
ことの出来ない競技になってしまった気がする。

ほかにも「体操・卓球・自転車」なんて競技は、一時の栄華を忘れさせられて
しまう状況だ。

人口が減少に転じて、これから徐々にスポーツ人口も当然減り、才能の
あるアスリート達も減っていくだろう。

これからの日本のスポーツは、競技を絞り強化をしていく形を取らないと
着実にスポーツ三流国になっていくんだろうなぁ。

でもそれじゃ面白くないし、スポーツ観戦大好きの中年男にとっては
とても悲しい状態になるなあ・・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

「横山」とか「白井」って女子バレーボールの選手知ってる?
 凄かったよね~~~~!!                
                           may
コメント
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