完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

私の注目ドラマ    ~のだめカンタービレはおもしろい~

2006年11月05日 | 音楽
私は中年である。
11月7日は「立冬」である。初めて冬の気配が現われてくる日。
なのだそうだ。

現実だいたいこの頃、山に初雪が来る。
天気予報では、その予報どおりに寒くなるという。
あ~あ、ヤダヤダ・・・。「中年」である。

さて、私はテレビの世界で言う「1クール」(一年を3ヶ月で区切り
それをシリーズの単位とすること・・・だと思う)のなかで
ちゃんと見るドラマは、まあ1本あればよい方で、いつもはほとんど見ない。

そして、この10月から年末にかけての秋クールでのそのドラマは、
1本あった。

      「のだめカンタービレ」
                      である。

原作は同名のマンガで、私は読んだことがない。しかし、ドラマになる前から
クラシック音楽をテーマとして、かなりの好評を博していることは、
知っている。


なんにせよ、その題名は謎だった。「カンタービレ」は知っている。
「のだめ」とは何ぞや?

それが知りたくて、このドラマを見始めたといっても良い。

いざ、ドラマを見始めると「のだめ」とは「野田恵」(のだめぐみ)の
省略系のあだ名だということがわかった。(固有名詞なら分からんわな)

実際、上野樹里の演じる「のだめ」はマンガっぽいがとても魅力的だ。
この子は、たしか映画「スイングガール」の主人公だったような?

この「のだめ」は若い女優がやるには(若くない女優じゃ無理があるが)
かなりむずかしい役だ。彼女はとても良くやっていると思う。

さて、11月6日の放送でベートーベンの「交響曲第7番」が
演奏されていた。

私の今回のブログで一番言いたいことは、この「第7番」は、
是非全曲を聴いて欲しい。ということだ。

クラシックに興味のない人も多いと思うが、是非とお奨めしたい。
ドラマの中で演奏されていたのは、1楽章の途中と最終4楽章の最後だけだ。

じつはこの7番の一番の聴きどころは「第2楽章」なのだ。
ベートーベン自身は、たしかにこの曲に「運命」や「英雄」などの
名前をつけなかった。

しかし、シューマンはこの主題を基に変奏曲を遺しているし、ワーグナーは
この楽章をさして「不滅のアレグレット」と呼んでいる。

「葬送行進曲」としての重みは、同じベートーベンの第3番「英雄」の
第2楽章、マーラーの第5番の第1楽章に勝るとも劣らない。

クラシックはどうも・・・。って人も多いと思うけど、人生において
聞いておいたほうがいい曲って、ジャンルじゃないから。

ちなみに、この楽章を「のだめ」の千秋はどう表現したろう?

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんながベートーベン「第7番」を聴いて
幸福になれますように。

初心・初級者には、カラヤン指揮(ベルリン・フィル)・ワルター指揮
(コロンビア・フィル)の物を。
中上級者には、朝比奈隆指揮(大阪フィル)ないしはフルトベングラーの
ベルリン帝国放送局のテープ録音版をお奨めします。



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