完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

いつも政治は茶番    ~郵政民営化の本質~

2006年11月30日 | 時事ネタ
私は中年である。
このブログをはじめた頃に痛んでいた右薬指の「腱鞘炎」の
ことだが・・・。長らく低周波治療を続けてきたのが功を奏したようで、
だいぶ良くなった気がする。

痛みが出る前には比べるべくもないが、急に全力で握ったりしなければ
サポータをするのを忘れるくらいだ。

しかし、二度と思いっきり女性の手なんかを握ることが
出来ないんだろうな・・・・。「中年」である。

さて「小泉純一郎」なる人物が総理大臣を降りてから、いやに
「総理大臣」の価値が下がっているように感じるのは私だけだろうか。

特に外務大臣も大蔵大臣(あっと今は財務大臣か)も歴任していない
総理大臣だからか、または単に青臭い風貌と裏でかなり怪しい団体との関係が
うわさされているせいなのか、安倍ゾウリは「存在感」が薄い。

テレビに映る時間も、幹事長・政調会長達の方が多い気がする。

今回の「郵政民営化反対議員」の復党問題も、最終的な判断はゾウリが
したというけれど、厳しい注文をつけた中川幹事長が全部決めているように
見える。

小泉純一郎前総理の例の「郵政民営化解散」は、長らく政治に興味を
持って見てきた中年男にとっては「まさか」の出来事だった。

「自民党をぶっ壊す!」といい続けてきた彼は、この解散権という
「伝家の宝刀」をこうした形で使って本当にぶち壊した気がする。

歴代の総理大臣が使いたくて使いたくて仕方がなかったが、ついに
使えなかった「伝家の宝刀」である。それを彼は使ったのだ。

今回復党した議員の中には「私は郵政民営化に反対とは一言も言って
いない」といった人が4~5人いたが、これは決して嘘ではない。

彼らは「小泉純一郎氏が提案した郵政民営化法案」に反対しただけなのだ。

中年男もこの法案をしっかり読んだわけではないが、それでも
「この法案なら逆に成立しないほうが良い」と思ったことを覚えている。

だから、あの解散に対して「自民党大勝」の答えを出した国民の意識が、
いまだに中年男には分からないのだ。

そうは思いたくないが、だいたいの人たちが「民営化」という名前だけで
自民党を勝たせたのではないだろうか。(はたまた、小泉さんが好き!とか
いう理由で・・・)

あれ以来自民党は「派閥」は壊れ、良い意味での「仲間」がなくなり、
替わりに「主従」関係ばかりが目立つ組織になってしまった。

いくら政党といえども、政治家には政策・政論に違いがあってしかるべき
で、昔の派閥にはその「微調整」をする機能があった。
それゆえ総理大臣が簡単に「派閥」を無視して解散権という「伝家の宝刀」を
使えなかったのだ。

私には小泉前総理のあの解散には、多分に個人的権力の「誇示」が
含まれいたように思えてならない。彼にあったのは「国民の人気」だけで
あったが、あの選挙以後彼には目に見えない「勢い」が身に付いたのだから。

また、あの時かなりの人が「勝たせすぎた」と思ったのも間違いない。
それには必ず「反動」きて次の選挙での自民党の議席減が予想される。
それが分かっているから、自民党は今回の「造反議員復党」をさせて
来年の「参議院選挙」にそなえているわけである。

このブログを続けて読んでいる人(とっても少ないと思うけど)には
おなじみだが、政治においては「勢力の均衡」が、政治家達を真剣にさせる
最大の方法なのだ。自民党をいつまでもノホホンとさせないように
しようじゃないですか。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「政治的良識」を持ってくれますように。

どんな選挙にも必ず行きましょ~~~!!
                            may







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1 コメント

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Unknown (natsu)
2006-12-02 16:14:51
腱鞘炎が治って良かったですね。

今、政治はわけが分からんです。
そういう政治家たちが我が国の行方を決めるんですから…

いったい日本の国はどこに向かって行くんでしょう~

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