完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

スポーツ2題話  ~世代の差?~②

2006年09月21日 | スポーツ
私は中年である。
政治というものは、ある種の「緊張感」があってこそ
正常な状況なのだ。
それが、さしたる根拠も経験も無く単純に「人気」があるから
「自民党の総裁」になれる。
こんなことがまかり通る国に、不安を抱かない国民に
腹を立てている「中年」である。

さて、今回の安倍晋三の総裁就任については、言いたいことは
山ほどあるのだが、今は興奮して冷静な文になりそうに無い。
回を改めてUp使用と思う。

前回の続きである。同じ題の「スポーツ2題話~世代の差?~①」を
先に読んで頂きたい。

「柔道世界国別団体選手権(W杯)5位」の話であるが・・・。
日本柔道は、サッカーにおける「ブラジル」と思ってさしつかえ
無いと思う。

柔道発祥の国であり、輝かしい今までの記録をみても「最強国」だと
いえると思う。
しかし、サッカーでブラジルが負けることより、日本が柔道において
大会に優勝できなくなったことのほうがあまり「驚き」に値しなくなった。

特に今回は、団体戦だったから「オーダー」というものに、勝敗が
大きく左右されたのは間違いない。

しかし、しかしだ。日本の柔道は「国際的スポーツ」になったときから
既に衰退が始まっていたのではないかと思う。

我々の中には、柔道をいまだ「武術」の枠に捉える意識が少なからず
残っている。日本人は特に格闘技に関しては、すべてにおいて
その傾向がある。ゆえに「心」の修練を他の国より重きを置いているし、
それが勝ちにつながると考えている。

どこかに「いさぎよい闘い」「美しい技・立姿」等を重視して、その上に
勝利を期待する。そこにこそ「武術」の匂いがする。
しかし、国際的スポーツになった現在は、ルールの網の目を徹底的に
掻い潜ってポイントを取る柔道こそが「勝つ柔道」になっている。

特に今回、捨て身の投げ技が「掛け逃げ」に取られにくくなったから、
首を傾げたくなるような試合が続いた。日本人選手にそうした戦略を
使うような素振りは微塵も見えなかった。(もしかして、知らなかった?)

日本はそのいさぎよさ故に「きれいな一本」を取りに行き惨敗した。
結果的に一番頼りにしていた「野村・泉」の二人が、完全に計算外で
優勝どころか、メダルにも届かない「5位」に終わった。

     伸び代のあるサッカーの若い世代の代表
     
      いっぱいいっぱいの柔道の今の代表

ちょうど正反対のものを、見せてもらい「世代の差」というものを
痛感させられた連休明けだった。

小さい頃から「テレビっ子」で特に、スポーツは訳の分からない
特殊なモノまで見ていたので、そうしたものにまで最低退屈しない
位にルールと見所を身に付けている。

そんな「中年」にとっては、これからが各スポーツの「全日本選手権」
つまり、総決算の季節である。秋から冬は寂しいけれど、それだけは
楽しみな今日この頃なのだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。

それにしても、プロ野球にすっかり興味が無くなったなぁ。
そのことについてもそのうちUpしますね。
                        may

コメント
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