完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

週末の酒(2) ~最後のたこ焼き~

2006年04月01日 | 
私は中年である。
中年の男は懲りないのである。
先日、軽い二日酔いで次の日の
午前中をフイにしたが、こうして
週末が来ると、ついつい飲りたくなる。
困ったものだ。

今日は3月31日。で大抵のことは
「年度終わり」ということで「おしまい」と
なる。時間の流れにおいて、そう簡単に
区切りがつくとは思えないけれど・・・。

私が若い頃は(この言葉は中年を確認する
科白でイヤだけど・・・・)大雪の降るこの
地域では「たこ焼き」と「大判焼」は冬だけの
風物詩であった。そして今でも3月31日で
店を閉める所も多い。

マックもモスもケンタッキーも7・11も
ない時代に育った私ら「中年」にとっては
そうした「元祖ファーストフード」たこ焼き
・大判焼きはお祭りなどでしか食べられない
「ココロ躍る」食べ物だった。

「大判焼き」も、昔はアンコしかなくて
今みたいにクリームとかチーズとかハムマヨ
なんてのは、考えもつかなかった。
たまにそういうのも食べてはみるけれど
残念ながら「おいしい」と思ったことは
ないなぁ・・・。

そんなわけで、今日で店を閉めるという
店で「たこ焼き」を買った。本当は2箱欲しかった
のだが一箱しかなかった。それと「アンコの大判焼」
を3つ。「今日で店閉めるから」といってクリームの
大判焼きを2つおまけしてくれた。

「たべもの」というのは、とても恐ろしいもので
作る人の「すべて」が出てしまう。
薄っぺらな人間には、薄っぺらな食べ物しか作れない。
それがたとえコーヒー一杯でも、である。

極論をすればカップラーメンでさえ、ポットのお湯を
使うか、ヤカンで湯を沸かして使うか。2分半でフタを
あけるか、3分15秒で開けるかでは味が間違いなく
違ってくる。

「おまけのおばさん」のたこ焼き・大判焼きは、
その人柄が出た「やさしく、しっかり」した味がする。
それをつまみに「週末の酒」をやることにした。

前回は、「ナッツ」をつまみに「バーボンのハーフ
水割り」(ただし氷を入れない)だったが、たこ焼きが
つまみだと以下のようになる。

「たこ焼き」(最後の一箱)に「麦焼酎6:4」の燗

麦焼酎は「神の河」(かんのこ)と読む。
焼酎であるが、薄い琥珀色をしている。
わたしは昔からこの焼酎のファンだ。

米焼酎は、素直すぎてコクが足りない。
芋焼酎は、逆にクセが強くて楽しめない。
蕎麦焼酎は・・・まだ試していない。

焼酎専用の磁器ボトルを買って、6:4に
割って一晩寝かせる。それをゆっくりと燗する。
独特の香りが立ち上ってくる。

うーん、週末と年度末の両方をゆっくりと
想いながら飲るか。








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