完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

漁師にとっての「密漁」

2006年08月17日 | Weblog
私は中年である。
ひどい暑さである。
冷房の無い部屋で、冷静にパソコンに向かって
ブログをUpなどしていられない「中年」である。

さて、ロシア日本国境で悲しい事件が起こった。
海で接した国において「国境」は非常に微妙なものだと
思う。実際、ロシアとは海域どころか北方四島の帰属さえ
はっきりしていない。

「排他的経済水域」などと、素人の私らにはよくわからない
取り決めがあるらしいが、簡単に目で確認出来ないもので
あることは理解できる。

もっとも、漁師たちにとっては車の「カーナビ」以上に
必需品の「シップナビ」が付いていたはずだ。
自分がどの海域にいたのか知らなかったという言い訳は
通らない。

今回の事件が、カニかご漁船「第31吉進丸」の密漁であることは
ほぼ間違いないと私は思っている。


私の住んでいる地域は、日本海側で「例の」北朝鮮・韓国・ロシア
等々の国と海を隔てて対峙している。
地域ニュースでも第九管区海上保安本部の「密漁」取締りの状況が
よく取り上げられている。

特に韓国・北朝鮮の船が「密漁」目的に領海侵犯をして、ひどい
やり方で逃げていく様子も、何度も見ている。

逃走していく様を見て「なぜ、実力行使をして海上保安庁は
無理やりにも拿捕しないのか!?」と憤ったことは数知れない。

そのドキュメントを見ながら、日本が逆に「違法な密漁を
していることは無いのだろうか・・・・」と、考えたことが
無かったわけでは無い。

残念ながら、人間の考えることは時代や土地を選ばないと
いうことが今回の事件で立証された。

今回の事件のニュースを見て、少なからず溜飲を下げた
ロシア人がいたであろう。

しかし、とにかく死者でてしまったことで、事態はとても
「まずい」方へ向かおうとしている。

もちろん、ロシアの沿岸警備隊が船員を狙って発砲したとは
思えないが、どういう形であれ「死者」が出たことだけは
間違いが無いのだ。

国境を海で隔ててしか持っていない「日本」にとって、
そこに存在する「海洋資源的経済権」というものを外交と
切り離せないのは「外交下手」な、日本においてかなり
つらい状況であり続ける。

しかし、漁師たちにとって「密漁」とは、それほど魅力的な
行為なのだろうか・・・。今回の事件からも、それは「死」を
かけた行為になりつつあるのに・・・・。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。
どんな理由でも、人が「死」んではいけない。     may


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