完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

そういえば・・・・

2006年04月19日 | 料理
私は中年である。
今日は風が強い。
風の吹く日は大嫌いである。
子供の頃や若い時は、全く気にならなかった
のに・・・。歳を取ると何事にも臆病になる。
今夜も良く眠れないであろう「中年」である。

さて、よく考えたらブログに「料理」のことを
全くUpしていなかった。
別に意識していたわけではないのだが、あまりに
Upしなければならないことが、後から後から
溢れ出てきて、そこまで気が回らなかったのだ。

先々回のブログで「炒飯」のことをUpして包丁を
持って仕事をしている自分から見た「家庭料理」と
いうか、ちょっとしたコツみたいなものをUpするのも
良いか、という気になってきた。

私の母は、隣町の畑どころの村から昭和30年頃
嫁ついで来た。
昭和一桁生まれの父と共に、いわゆる「戦中派」である。
そうした母は家業の農業をはじめ、外に勤めにも出ていた。

母にとっての「家事」は苦痛であったろう。一通りのことは
もちろん間に合わせていたが、今の家庭では考えられない程
忙しく、疲れもしただろう。ボイラーも無ければ、掃除機も
無い時代だ。もちろん炊飯器もレンジも無い・・・。

そして、彼女は「料理」が大の苦手だった・・・。

私が料理を作り始めたのは、その反動だったかもしれない。
いまだに私は「人に作ってもらう」事を期待していない。
自分で作ることを、すくなくとも普通の男ほどイヤだとは
思っていない。

そんな私の得意料理が「炒飯」なのだ。

「炒飯」は私が初めて作った料理だ。
今でもはっきり覚えている。子供雑誌の片隅に
炒飯の作り方が出ていて、それをやってみる気になった。
小学5年の時の話だ。

本当に簡単な炒飯で

 「長ネギ(青い部分)」「ハム(1センチ角)」「卵」

                  具はこれだけである。

味付けも「塩・コショー・化学調味料・醤油」これだけである。
初めて作った炒飯は、なにか不思議な味がした。

つまり・・・とても「おいしかった」のだ。

今このレシピで作るとすると、以下のような手順になる。

①長ネギ・ハム共に荒ミジン切り。
②フライパン(使い込んで油がなじんだもの、もしくは
 テフロン加工)を、充分熱して煙が出る位になったら
 油を入れる(テフロンはもっと低い温度で)
③荒ミジンの長ネギ・ハムを入れ、さっと火を通し軽く
 塩コショー。
④よくかき混ぜた卵を入れる。
⑤半熟のうちに、ジャーで保温して、ある程度水分の
 抜けたご飯を入れる。(このごはんが炒飯にはベスト。
 量を多くし過ぎない方がパラリと仕上がる)
⑥ご飯に卵がまとわりついてくるので、フライパンを煽り、
 具とご飯 を充分混ぜ合わせながら炒りつける。
⑦化学調味料を振り入れる。(炒飯の素・味の素等々お好きな
 物を、ただし最小限に)
⑧最後に、鍋肌に醤油を回しいれて香りをつける。仕上げは
 あくまで パラリと。

炒飯は「中華料理」の基本。いかに手際よく短時間で
仕上げるかが勝負どころ。慣れてくれば、5分で出来る
はずだ。また、出来なければおいしい炒飯にはなっていない。
もちろん、火をつける前にすべての下ごしらえ、調味料は
揃えて置くこと。

私の仕事の原点が「ここ」にある気がする。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。
                        may








コメント (2)
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