完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

最後の婆さん役

2006年04月10日 | テレビ
私は中年である。
一昨日、夜更かしをして眠いまま
月曜日の仕事をして疲れている中年である。

昨日のUpは、少々重すぎて自分自身も
疲れてしまった。
今回は軽く行きたい。

私は基本的にテレビドラマを見ない。
余程面白くないと、ドラマを見た時間が非常に
もったいなく感じてしまうからだ。

だから、いつもテレビのチャンネルをカチャ
カチャと引っ切りなしに変えビデオ回す。
そして、ラジオをかけてパソコンを叩く。

一緒にいる人は、たいがいは怒ってしまう。
(当たり前である)

そんな私が、昨日の日曜夜八時に某国営放送に
チャンネルを合わせて驚いた。

この時間は俗に言う「大河ドラマ」である。これに
ハマると一年見続けることになるが、最近は
先のブログにUpしたように、現代的に進化した
スタイルの良い若手俳優たちが、チョンマゲを
つけただけの時代劇になってしまって少しも
魅力を感じない。

しかし、あるシーンで思わずリモコンの手が止まった。

今年の大河ドラマは「功名が辻」私の好きな
司馬遼太郎氏の原作で、後の土佐藩主山内一豊と
その妻千代の物語だ。

今回は、主人公が国営放送のお気に入り俳優
「上川隆也」ヒロインが「恋のダウンロード」の
「仲間由紀恵」となっている。
最近の俳優の中では、二人ともかなりの実力派なのだが、
やはり、迫力的な時代劇になっているのは、皮肉な
ことにこの二人が出ていない、ベテランの脇役達が
出演しているときだけだ。

その中でも、私が手を留めたのは柄本明扮する
羽柴秀吉の母親役に「菅井きん」が出てきたからだ。

後に「大政所」と呼ばれ、天下人の母親として
武将達から平伏される女性であるが、ドラマの通り、
元は名古屋地方の百姓婆さん以外の何者でもない。

大河ドラマを含めこの「大政所」は様々な女優が
演じてきた。(最近では赤木春恵・草笛光子等々)
しかし、今回の「菅井きん」ほど、息子役の柄本明と
相まってハマっている人を私は知らない。

最近、テレビに出てこなくて、もしかして天に召された
のでは・・・。と不謹慎にも思っていた。
元気にこのはまり役を演じているのにホッとしている。

昔に良く見た「必殺仕事人」の中で「婿どの!婿どの!!」
と藤田まこと扮する「中村主水」に小言を言い続ける
姑役が、この人のハマリ役だったが、この「秀吉の母」役も
かなりいい出来だ。

近頃、名老優が次々と鬼籍に入り、ドラマの深みが
出せなくなってきている。

彼女には、かわいい「おばあちゃん」ではないが、
いかにも居そうな意地悪そうなお婆ちゃんを
いつまでも、演じて欲しいものである。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう!
これを読んだみんなに幸福が訪れますように。  
        今日はとても眠い・・・   may





コメント (2)
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