開国博Ｙ１５０が地味なまま地味に閉幕。

今年は横浜開港１５０周年ということで、本当はもっと華々しいイベントをやりたかったはずなんだろうが・・・気づけば横浜市民ですら『何やってんだかわからない』で終わってしまった『開国博Ｙ１５０』。

デブ夫婦も、開催していたことは知っていたがそれだけでｗ開国博のキャラクター『たねまる』が相変わらずセンスねぇな～と思っていたくらいでｗさらにポスターにでかでかと書いてある『つなガール、あそボーイ』のコピーに至っては『やっぱりおエライさんの考えることってのは・・・』とアタマを抱えてしまったくらいでｗｗああせっかくの開港１５０周年なのに。

とまあ、４０年ヨコハマに暮らしている２号嫁ですら、今回の博覧会は行く気が起きなかったってもんです。ニュースでもいろいろ言われているが、有料入場者数の目標５００万人っていう根拠のない数字だけがひとり歩きしてしまい、何やってるかわからんもんだから最終的にはその４分の１しか入場者が居なかったとか。それも公称なので実際はもっと少ないと思われる・・・(ノ_-。)　１日の入場者数を３万人と見込んでいたようだが、ＴＤＲの２パークを合わせても、１日約７万人だからなあ・・・無茶な数字でしょ・・・。

で、こんなニュースも。

＜「開国博」を担当の横浜副市長辞職へ＞http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/yokohama_port_150/

仕方ないっちゃー仕方ないよね・・・。でもなぜここまで惨敗だったんだろう。

で、思い出してみた。そう！　２０年前にもヨコハマでは博覧会なるものが開催されたのだよ。

覚えてますか？『ＹＥＳ’89』。

まだ空き地だらけだったみなとみらい21地区（当時はこう呼んでいた）を会場として開かれた博覧会。良くも悪くもヨコハマが観光地となっていった原点でもあるイベントだった。１３００万人以上の動員数だったそうだが・・・(*_ _)人ゴメンナサイ・・・２号嫁、このＹＥＳ89すら行ってません(*^^*ゞ←本当に横浜市民なんだろうか？？　当時はかなり無料招待券が出回って、閉幕近くになってすべりこみで観にいった人も多かったようだが・・・o(￣ー￣;)ゞううむ・・・どうして行かなかったんだろう？？

それはさておき、このＹＥＳ’89。時はまだバブルだったってこともあり、協賛企業も華やかだったし地元企業が多かった。さらにキャラクターは手塚治虫大先生による『ブルアちゃん』。何はともあれ、ＹＥＳ’89の場合『とりあえず観覧車くらい乗っとこうか？』というきっかけで訪れた人も多かったんじゃないだろうか。この大観覧車『コスモクロック21』をはじめ、動く歩道や横浜美術館、放送ライブラリーや汽車道など横浜博を期にできて、今も何らかの形で残っている施設は結構ある。それでも当時は失敗だと言われてたもんだがｗテーマは『宇宙と子どもたち』で、子どもたちと付けてしまったところが失敗だとか何だとか。

今回は『とりあえず見てみようか、乗ってみようか』って思えるものが何もなかったように思うのだが。エリアをあっちこっち広げたのもどうかと思うし、有料会場に、この時代お金を払ってまで観る価値があるアトラクションやパビリオンがあったのかなあ。無料会場だって何やってるかわからんし、最後まで無料招待券とかも配られなかったしｗ（まあ金券ショップなんかじゃ爆安で売られていたらしいが）

それにしても、もう博覧会ってイベント自体が限界なんだろうなあ・・・としみじみ思ったわけで。ヨコハマのようにある程度観光地として確立されてしまった都市では、もう開催する意味がないよな。さまざまな娯楽を、それぞれが自由に選んで遊べるようになってしまった現代では、時代遅れのイベントなのかもしれない。さらに、ＹＥＳ’89と違って、協賛する民間企業が少なかったこと・・・。景気云々の問題もあっただろうけれど、経済効果を期待するなら、何も税金遣ってやることもなかったろう・・・。

ボランティアの芽が育ったとか市民参加が受け入れられたとか、何とかいいことも見つけ出しているようだが・・・ねえε=(・o・*) フゥ　前々市長の箱モノ行政に続いて、さらに負の遺産をつくってしまった横浜市、この先どうなっていくんでしょうか・・・┐( -"-)┌ヤレヤレ...