デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

2号嫁・4回目の入院!その3~いよいよロボット手術に臨む! そして術後は泥。

2022-07-21 17:26:27 | カラダのこと・病気のこと
さていよいよ手術日の朝!
6時過ぎに起きてトイレに行ってみるものの、なかなか出きらない。
こんなんでワタシの腸は空っぽになるのか? 腸が空っぽじゃなくてオペ不能とかにならんのか?
などとイマイチ不安になりながらも、朝7時で水分摂取もストップ。
手術用のガウンに着替えて点滴を装着される。

そして9時前にオペ看さんが迎えにきて、点滴ゴロゴロ状態で手術室へ。

ああ、2度目の手術部・・・。ちょっと薄暗い無機質な空間にいくつもの手術室が並び、やっぱり独特な雰囲気である。
これだけで緊張MAXになってしまう人も多いだろうなあ。
さて、坊主頭にキャップを装着し今回はイチバン奥の手術室へ。
手術台に横になり、今回は硬膜外麻酔があるので体を横向きにしてエビのようにカラダを丸める。
褥瘡予防のためのテープをあちこちに貼られたあと、
背中を消毒して、背中を触りながら背骨の隙間を見つけて位置を決めてから注射をする・・・のだが、
なんか痛くてスムーズにいかず、手間をかけさせてしまった(つд⊂)。
クスリが入った時なのか、背中がぐぐっと重たくなる感じがして気持ち悪かったなあ。
やはり背中側で何かをやってるのに自分ではそれが見えないってのが、ちょっとした緊張や恐怖を感じさせるのだなあ。
この硬膜外麻酔が終わるまでがイチバンしんどかったかもしれん。
やっと終わっていよいよ全身麻酔。前回と同じように『はーい、ゆーっくり深呼吸してくださいね~』で、
『はいはい、どうせ深呼吸3回くらいで眠くなるん・・・』
・・・
・・・・・・

・・・などと思う間もなく、寝た。

・・・と思ったら、また一瞬で意識が戻った(ような気がしただけ)。
今回は肩をバンバン叩かれ『2号さん!終わりましたよ!』『目ぇ開けられますかー!!』
と、前回に比べてやや乱暴(笑)な起こされ方で目覚める。
ああ・・・無事に終わったのね・・・と一応安心したのだが、
管が入ってたおかげで喉は痛くて声出ないし目は重たくて開かないしで返事もままならない。

予定では術後はICUに一泊するはずだったのだが、緊急の患者さんが入ったらしくワタシはこのまま病室に戻ることになったらしい。
で、まずは手首動脈の止血をしっかりとしてもらってから、ストレッチャーに載せられたままエレベーターに乗って病棟へ。
病室に戻ると、ストレッチャーからベッドへ寝た状態のまま移動。看護師さんたちが助けてはくれるものの、
半分寝ているような意識の状態で自力でずるずると横移動。キズは痛いし、腰は痛いし(つд⊂)
その後は血圧、血糖、体温測定を定期的に行う。
手術が終わったのは14時頃だったらしいが、病室に戻ってからは時間の感覚なんてなく、ひたすら寝ていた気がする。

しかし・・・寝返りをうとうにも腹がどーんと痛いため、体位が変えられない。脚を少し動かすのが精一杯。
いや~~『このままワタシ動けないんじゃないか』と思うくらいしんどかった。
思えば、前回の手術後にICUに入った時は常にナースが近くに居てくれて、
『2号さん、ご気分どうですか?』『苦しくないですか?』
『お傷の痛みはどうですか?』『腰にクッション入れますか?』などと聞きにきてくれたのだが、
今回は病室なもんで、いつもそばにナースが居るわけじゃない。
こんなに腹は痛いし腰も痛いし動けないのに・・・、
何だかほっとかれてるみたいでワタシ淋しいっす・・・( ノД`)シクシク… てな感じの一夜であった(笑)。

そんなこんなで長い夜が明け、手術翌日。
相変わらずハラのキズは痛いので、朝イチで痛み止めの点滴を入れてもらう。
そしてベッドに横になったまま簡易レントゲン。狭い中でワタシも技師さんも大変であった。
その後のドクター回診で『痛みどうですかあ?』と訊かれ『・・・痛いです・・・』と力なく訴えたら、背中に入っているカテーテルから痛み止めを追加してくれた。

いや~~まいった。
前回は開腹手術、今回はハラに数ヵ所1センチ程度の穴を開けるだけなので、絶対に今回の方が楽でしょ! と思いこんでいた。
ヘソから下をかっさばいても翌日から動けたんだから、ハラに穴開けるくらい平気平気♪
なんせほら、ロボット手術よ?『最先端医療』よ? 痛いわけないっしょ! ・・・と、完全なるシロート考えでナメていたのである。
しかし・・・めっちゃ痛いじゃん(´;ω;`)ウッ…

よくよく考えてみりゃ、傷口そのものは1センチ程度でもカメラを入れるわけだからそれなりに深くは切ってるはず。
そらあ痛いわなあ。

ただ、泥のような痛みの中にあっても、夜中から何だかお腹が落ち着かない。何だか前日の下剤が残ってるような変な感じが続いていた。
朝10時頃ナースに『ちょっとトイレ行きたいかも』と言うと、まずは車椅子で行ってみましょうということに。
で、痛みと闘いつつベッドから自力で何とか起き上がり、点滴ゴロゴロ+尿道カテーテル+硬膜外麻酔のカテーテル+麻酔薬が入った?ボトル(巾着みたいな袋に入っている)、トドメにハラの中にはドレーンが入っているため、体液を貯める容器までハラからぶら下がっている。
これらをすべて装着したお祭り状態でナース2人に助けられながら車椅子に乗り、トイレへ。
前回はベッドから起き上がった時にアタマがくらくらして起きていられなかったんだが、
なぜか今回はすんなりと起きることができて、頭くらくらも吐き気もなく、スムーズに車椅子に乗ることができた。
うーむ・・・半日以上寝たままだったが、今回は頭くらくらよりも便意の方が勝ったのだろうか・・・。

そこからも数十分おきにトイレに行きたくなり、いちいちナースを呼ぶのも面倒になり(おい)、2回目からは自力で歩いてトイレへ。おかげですっかり歩けるようになったわ・・・。トイレの目の前の病室でよかったわ・・・。
とはいえ念のため、看護師さんがフラットおむつから穿くタイプのおむつに換えてくれた。大人になってから初のおむつである!!でも結果的に必要なかったけど(∀`*ゞ)エヘヘ
歩けるようになったので水飲んでもOKに。最初はちびちび、飲んだ量を記録しながら飲む。
そして手術中に預けていた荷物も持ってきてもらえたので、無理しないよう少しずつ元の位置に戻し、自分用にベッド周りをカスタマイズしていく。
単純にキズの痛みはあるのだが、不思議と前屈みになっても痛くなくて、そこは開腹の時よりも楽だった。

ベッド周りもとりあえず整ったので病棟を1周してみる。まだキズが痛いので背筋が伸びず、やや前屈みになりながらよちよち歩く感じが情けない。
歩いている最中に病棟の師長が『2号さん、ちゃんと歩けてるじゃないですか!すごいすごい』とおだててくれるのだが、どう見ても前屈みでナオコおばあちゃんのようなのに、ナースって優しい・・・。

夕方、PTさんが病室へ来る。ワタシの姿を見るなり『えっ!』と驚き、続いて
『手術の翌日にベッドに座っている人、久しぶりに見ましたよ』
だいたい、術後一発目のリハの時は皆さん起きられずに寝た状態が多いのだそうで、翌日にフツーに座っていられるのは珍しいとか。
半分はワタシの気分を上げるために盛ってくれたんだろうとは思いながらも、ココは素直に喜んでおく。
まして、トイレに行きたい気持ちが強すぎてベッドから起きて歩いたことは黙っておくさ・・・。
この日のリハはふくらはぎと腰を軽くケアして終了。1号旦那の時もそうだったが、揉むわけでも押すわけでもなく、たださすったり触ったりするだけ。不思議。PTさんも『僕たちのやってることって、傍目にはわからないんですよね(∀`*ゞ)エヘヘ』と言うんだけど、ちゃんと学問があるんだよね。

リハが終わると猛烈にお腹が空いてきた。明後日の朝までは絶食といわれているのに、もう腹が空くとは・・・。
ワタシのカラダ、どうやらちゃんと動いているようだ(単に食い意地が張っているだけかもしれん)。
夜、執刀してくれたドクターが来て『手術はうまくいったと思うけど、あとは腸がちゃんと動くように歩いてね』
手術がうまくいったのなら、あとはワタシのカラダ次第ってことですな。

そんなわけで、ロボット手術(ロボット支援下直腸切除術というらしい)は無事終了。
しかし、ロボット手術といってもハラに穴開けられてる本人は何されてるかわからんのよね・・・。
夜になったらまたキズが痛み出したので、痛み止めの点滴を追加してもらって・・・消灯。

そういや手術が終わって病室に戻ってからは、キズが痛み出すと『うんうん、大丈夫大丈夫』『全部うまくいってる』『痛みはなくなるから大丈夫』『思いどおりに進んでるから大丈夫』と、呪文のようにアタマの中で繰り返していた。
少しでも痛みから意識を逸らしたかったってのもある。
はたから見るとちょっと危ないヤツみたいだが、病気の時なんかは意外とこういうポジティブな思いこみが効くのかもしれないですな。
つづく。

※個人の体験であり、個人的な感想を書いています。診察・治療などについてはワタシの記憶で書いてあるので正確ではない部分もあります。あくまでも『ワタシの場合は』の話で、すべての人にあてはまるわけではありませんのでご了承の上読んでくださいね。
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