デブ夫婦のビバ!お気楽人生&ぐーたら生活

体重合計約150㌔のちょっぴりデブ夫婦です♪毎日ぐーたら暮らしているお気楽夫婦のゆる~い日常を綴っています。

ぶっかけ飯の快感/小泉武夫@白米LOVEな人は必読!

2011-06-20 09:33:18 | 読書感想・レビュー

2号嫁は、いわゆる『丼モノ』が嫌いではない。というよりむしろ好きである。
それでも若い頃は『やはり女子が丼モノをガツガツと食うのはいかがなものか?』という恥じらいが一応あり、男の子の前ではもちろん、女の子とゴハンを食べに行くときも丼を頼む勇気は無かった。
でもたまにそば屋なんかで『カツ丼』や『カレー丼』なんかを堂々と頼み、湯気をたてている丼と格闘している女性なんぞを見かけると、すごーくうらやましく思ったものだ。
『ああ、ワタシもいつか周りの目なぞ気にせずに堂々と丼モノを食えるようになりたい!』
と切望したことを覚えている。

2号はデブになる要素アリアリだったので、丼モノでも天丼とか親子丼とか玉子丼などという女子でも許されそうな丼よりも、カツ丼、牛丼、カレー丼などのガッツリ系を愛していたので、その分ストレスもたまるわけだ。
その頃かろうじて外で食べられたものといえば、そば屋さんでミニざるそばとミニ丼がセットになっているようなシロモノであった。これなら『ミニ』とついている分『女のくせに丼をかっこんでいる』という感じにはならないのでよく食べてたなあ。たまに実家でそば屋の出前なんかを頼む時は迷わず『カツ丼』『天丼』『すき焼き丼』のどれかだった(*^^*ゞ家で食べるので誰の目も気にせず、丼いっぱいに盛られた白飯とちょっと濃い目に味付けされた具のハーモニーを楽しめる。最初は具と飯のバランスを考えつつ食べるのだが、食べ終わりに近づくとタレと飯が渾然一体となってきて、箸で持ち上げるのが難しくなってくる。ゆえに左手に丼を持ってかっこむ。ああ、あの快感! というわけで、家で思う存分丼が食える時はそうやって堪能していた2号である。

そしてそれから数十年。
未だにひとりで丼を頼む勇気は無いが、1号旦那と一緒とか誰かと一緒であれば丼OKになってしまった。(´ヘ`;)ウーム…すっかり『恥じらい』というものを無くしてしまったようである。無念である。
そんなこんなで、白いご飯に何かをかけるだけで立派な食事になってしまうという魅力。
いまや若いお嬢ちゃんが牛丼屋のカウンターで丼持ってかっ込んでいても許され、おしゃれ居酒屋のシメのメニューなんかにも堂々と載っていて、すっかり市民権を得た丼やぶっかけご飯。
そんなぶっかけ飯や丼に代表されるB級~D級?グルメをこの本で紹介しているのが、醗酵学を専門とする元・東京農業大学教授の小泉センセイである。

この方の本は、食べることに関する表現(特に擬音)がすばらしいなあ、といつも感じるのだが、この本もそんな『おいしい音とおいしい文字』が満載。猫飯から鰻までという幅広さに加えて、タイトルにある『ぶっかけ飯』だけではなく茶漬け、鍋物、麺、魚のアラ料理などなど、どれも読んでいるだけでお腹が空いてくるようなレシピが盛りだくさん。レシピとはいっても、そこはコイズミ先生なのでいわゆる『作り方』だけじゃないのだ。ホントに腹が減ります。危険なほど減ります(⌒▽⌒)アハハ!

2号のヨダレを誘った料理をいくつか並べてみると・・・、コンビーフを玉子でとじて毒々しい紅生姜をのっけた『C級食人絶賛のコンビーフ丼』、ご飯の芳香にネギの快香、削り節の燻香が交錯する『三杯飯が五分で食えるネギ削り節丼』、これを出されるとその旨さに皆が称賛するのでセンセイが鼻高々になるという、鮭の皮に砕いた煎餅入りの『天狗印の茶漬け』。すごーく食べたいけど食べる勇気が無いのが・・・モツとニンニクをたっぷり使ったその名も『悪魔のライスカレー』。臓物ゆえに溶け出す脂肪がハンパなく、でも旨いもんだからご飯が止まらない、結果として尋常じゃないカロリーになるので『悪魔』なんだと。でもね、読んでると食べたくなるのですよ~。

以前にコチラコチラの記事でも書いたが、基本的にゲスな食べ方や手抜き料理が大好きなデブ夫婦。値段が高い料理はそりゃ旨いに決まってるのだが、真に旨いものはB級以下にあると思うのだ。白飯に肉を焼いた後の汁をかけるとか、冷たい牛の缶詰を炊きたてご飯に埋めて食うとか、肉じゃがの残りを飯にかけて食うとか、カレーと半熟目玉焼きをぐちゃぐちゃに混ぜて食うとか・・・そらあ他人様から見たらゲスなことこのうえない食べ方かもしれんが、その中にココロまで豊かになるおいしさってあるんだよな。
ひと通り読んで、お腹が空いたら・・・実際にこの本のレシピ通りに作ってみると、コイズミ先生の表現力と食いしん坊ぶりと胃袋のすごさがわかるかもしれません(⌒∇⌒)デブ夫婦のように、食に貪欲な人にはオススメの本です♪

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=000000&amp;IS2=1&amp;npa=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=mamasaki-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=tf_til&amp;asins=4101259437" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひさびさに無駄な?お買い物♪ | トップ | 毎週ハラハラの『ママ友地獄... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
丼・・・ とついてるだけで (ばなな)
2011-06-20 19:22:23
丼・・・ とついてるだけで
3割増に美味しそうに思えます(笑)

米軍基地の近くの吉牛やすき家も、
米兵達が丼をむさぼっています。

丼カルチャーは世界に通じるんじゃないですかね?

でも、卵ぶっかけご飯なんてのは
欧米人にはカルチャーショックなんだそうです。
日本みたいに生後翌日とかの生卵を売っていないから。
返信する
丼ものっておいしいですよね~♪ (MAKI)
2011-06-20 19:35:44
丼ものっておいしいですよね~♪
私も大好きです★
そんなに料理上手じゃないのと基本めんどくさがりなので…
洗う皿を減らすために全部のっけて食べるというのはよくやりますw
お弁当に麻婆豆腐丼とか作りますし。
おかずなければシーチキンと醤油でご飯ペロリ出来る子ですので…w

ちなみに卵かけご飯食べれません。
温泉卵は平気なんですけど、どうしても生卵だけはうけつけなくて…
途中で吐き気がくるのでいつも挑戦するけど、諦めてチャーハンにします。笑
返信する
ばななさん♪ (デブ2号嫁)
2011-06-20 23:31:45
ばななさん♪

やはりやはり丼好きでしたか(´∀`*)ウフフ
どんなものでも、ゴハンにのせれば
立派に丼モノとなって、
これに味噌汁とお新香さえあれば食事が完結するんだもんな~。
ビバ丼! ですよね♪

アメリカの方々は、牛丼に生卵はかけないのかな?
ウチもたまに産みたて卵をいただきます。
そうなると1号旦那のご飯が止まりませんw
←酉年なので玉子好き。
返信する
MAKIちゃん♪ (デブ2号嫁)
2011-06-20 23:35:56
MAKIちゃん♪

ひとり暮らしには強い味方だよね!
ワタシもよくやってた・・・。
豚肉を焼いて甘辛に味付けしたやつを
丼メシにどーんとのせたり、
シーチキン丼もよくやった♪
オイルサーディンに醤油かけてネギのせた丼も好きだった♪

とにかく白いメシをたくさん食う子はエライ! とデブ夫婦は思うぞ。

ウチは大好きだけど、
生卵ダメって人の気持ちはなんとなくわかる。
やっぱりあれかね、白身がハナミズみたいだからかね?
←どこまでもお下劣
返信する

コメントを投稿

読書感想・レビュー」カテゴリの最新記事