同年代のプロスポーツ選手が引退というニュースを聞くたびに、自分たちも歳とったんだなぁ・・・としみじみ感じ入ってしまうデブ夫婦であるが、ついに清原和博の引退試合を見ることになろうとは。
23年前、あの運命のドラフト。読売の指名選手を読み上げたパンチョ伊東さんの一瞬の間。そして清原の涙。あの時、読売の監督だった王さんも今季でユニフォームを脱ぐ・・・なんだか感慨深い・・・。
この年に入団した選手は『桑田清原世代』と呼ばれたもんだった。ざっと挙げてみても、
佐々木(横浜)、中山(横浜)、田中コユキ(日ハム)、渡辺智男(西武)、大塚光二(西武)、葛西(阪神)、遠山(阪神)、佐々岡(広島)・・・まあスゴイ選手がそろったもんだw
この中で、今年も現役を続けていたのは清原だけ。
1986年デビュー、プロ初ヒットが初ホームランという華々しい記録で幕を開けた清原のプロ人生。
西武が良くも悪くもイチバン派手だった時代だな。石毛を筆頭に工藤、渡辺、辻、伊東、秋山などなど、強すぎて能天気すぎてキライだった(。・m・)クスクス
そして1987年日本シリーズ、9回2アウトでの涙・・・(´Д⊂グスン
あの時だけは、2号嫁もテレビの前で一緒に泣いたもんだw←タメ歳(* ̄m ̄)プッ
それだけに、いわく『初恋』の読売に移籍した時は
『キヨハラ!てめぇあの涙はなんだったんだ!!』とテレビを齧るような想いだったのだが。
でも、結果的に読売に行ったことが彼の野球人生を変えてしまったような気がする。かつてのチームメイト・桑田と同じチームでプレーができたことは大きかったかもしれないが、この頃からケガや故障に悩まされ、高い年俸と知名度が仇になって使われにくくなり・・・。もし、あの時吉田監督の『縦縞のユニフォームを横縞にしても・・・』の名言で阪神に行ってたら・・・などと考えずにはいられない。
西武が伊東監督になった時も『キヨハラ・・・西武に戻るなら今だぞ』と思ったが、最後の花道に選んだのはオリックスであった。
読売時代の『番長』チックな言動や、ダイヤのピアスや、シーズン途中での引退発表や、派手すぎる引退セレモニーに至るまで
『キヨハラ、お前はそうじゃないだろ!!』と言いたくなることはたくさんあったw
それでも、23年間野球バカであり続けたことは同世代から見ても立派だと思う。
ホントはこのひと、見た目よりも純粋で優しくてバカなんだろうなぁ・・・。
清原には『あぶさん』で居てほしかったデブ夫婦。50歳を過ぎても、1年に何回かでいいからバッターボックスに立ってほしかった。
野茂同様に『そこに居るだけでいい』それがスター選手だ。
そんな選手、もうこの先出てこないんじゃないか?
そう思うと、陳腐な言い方だがひとつの時代が終わった・・・ということを痛感してしまう。
23年のプロ生活でオールスターではMVP最多受賞、日本シリーズでも優秀選手賞や敢闘賞を受賞している。お祭り男たる所以ですねwタイトルこそ一度も獲れなかったが(これも彼がチームプレーを優先する性格だったからだといわれている。つまり当時の森監督のせいw)、確実に記憶に残る選手であったことは間違いない。
『無冠の帝王』と呼ばれた清原が、引退試合で王監督から花束をもらい、桑田が観客席で見守り、まるで23年前のドラマの結末を観ているかのような気持ちになった人も多いのでは。
よくよく考えてみれば、この3人って全員、読売に捨てられた人たちなんだよなヽ( ´ー)ノ フッ
プロ野球離れがますます加速する一方で、なぜだかセリーグは読売逆転Vの可能性で無理矢理の盛り上がりを見せている。これも何かあるのかもしれませんがw
ここ10年くらいは、プロ野球界にとってはツライ日々が続きそう。
野茂以降の人たちが指導者になって、新しい日本プロ野球をリードしてくれる時まで、デブ夫婦もじっと待ってるとしますか。
・・・・・・今でも『キヨマー』って呼んでる人は居るのかしらんw