島便り

スペインはマヨルカ。2004年9月生まれの息子、2009年6月生まれの娘と、島出身のだんなとの4人家族の日々。

一足お先に・・・

2009年12月20日 | 日常
朝9時、カタラン語に行くときに地下鉄の駅から見えた風景。山の上にうっすら雪が積もっています。市内でも5度という寒さ。


昨日、日本でいう「仕事納め」でした。
こちらの仕事納めは6月なのだが、一応クリスマス休暇前ということで、こちらの人も「1年間ご苦労」という雰囲気は少しあるみたいです。10月に始まったばかりで、なにをいっている!ともいえるけれどね。

昨日は学期末試験。
もう2週間近く試験詰めの生徒たちですが、昨日が最終日。
緊張の連続から解放された生徒たちと先生陣、合同打ち上げがありました。

いやー打ちあがった打ちあがった

16名の生徒中14名が本土出身者なので、昨日の夜のうちに実家へ帰ることもあり、打ち上げは試験が終わったと同時、つまり午後2時からスタート。
市内のバーでとりあえずビールで乾杯し、レストランで食うわ、飲むわ、笑いっぱなしの5時間連続打ち上げ。そのまま空港へ直行した生徒もいたようです。

自分の出身大学の管楽器科もそうだったのだが、管楽器科の打ち上げのアルコール摂取量は弦楽器やピアノ科の比ではない!
すでに経験済みなので、昨日はタクシーで帰宅しましたが、いやいや、若いっていいね~学生万歳。一番楽しい時期(なはず!)なので、いろいろ学業は大変だろうけれど、思いっきり楽しんでほしいですね。

ところで、この打ち上げには、彼らの「彼女ちゃん」たちもやってくるのですが、昨日は2名の彼女ちゃんたちが参加。
二人とも昨年卒業した打楽器科の生徒で、一人はロンドンの音大へ、そしてもう一人はスイスのバーゼル音大へ留学中。
ちょうど冬休み、ということで、相方のいるマヨルカへ寄ってから本土の実家へ帰るらしい。

このバーゼルの打楽器科の子、名前はルシアというのですが、彼女は、私の長年の友でピアニストの岡部亜希子氏のだんなさん、クリスチャン・ディアシュタインにバーゼル音大で師事しているのです。
ちょうど、数日前まで、大倉正之助さんという、能の世界の「国宝」と称されている方が、バーゼルの音大とFreiburg音大(亜希子氏や私の出身大です)でマスタークラスを開催し、その通訳として亜希子氏が駆り出された・・という話を亜希子氏本人から聞いていたのだが、その話を今度はこのルシアから直に聞かされ、とっても不思議な気分を味わいました。

何度もいいますが、この音楽の世界、本当に狭いです!


しかし贅沢なクラスをやるもんですな。私も聴講したかった!

さて、冬休みです!
ナルは来週の水曜日まで幼稚園があるので、子供より先に冬休みに入ってしまいました。
年明けは1月12日からサックス科は授業なのだが、12日はテクニックの試験がある(冬休み怠けないためでしょうか・・・・可哀想に)ので、私の年明け出勤は13日になります。
なーんて長い冬休み。
演奏活動は今年はまだやらないので、のんびり子供と遊んだり(はたしてのんびりかどうかは謎だけれど)家族行事に顔を出したり、そんな冬休みになりそうです。

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2 コメント

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Unknown (akiko )
2009-12-20 06:07:20
ひゃー、本当に狭いよね、この世界。そうそう、ルシアも頑張って大鼓打ってましたよ。午前中は能や日本文化についてなどの説明があって、興味ある人たちからもどんどん質問が出たりして、どんどん話は広がっていきほとんど休憩無しで3時間くらいやったのだけど、その後christianがルシア達にはきつかったと思う....と言っていた。確かに眠そうにしてました。
それにしても素晴らしかったよ。私も音楽観、人生観にばっちり影響を受けました。フライブルグの学生も一人”人生が変わった” とまで言っていた。
如何ですか、そちらでも。ヨーロッパにはしょっちゅういらしているらしいよ。
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Unknown (YUKO)
2009-12-22 07:02:17
亜希子さま

そうなのよ。メールで聞いている話を、ライブでやられる、しかも1,2日違いでね。
Baselが近く感じられました。
来年、サックスで一人受験するよ。

いやーここでそのマスタークラスはないだろうな。だってそれ、打楽器管轄でしょ?
ここの打楽器のProfは結構閉鎖的なのよね。
まずはDierstein先生をおよびしてから・・・
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