小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

久しぶりのハートロック

2009-10-10 08:56:17 | Weblog
昨日は本来ならオガマルの入港日だったが、日本列島を縦断した台風18号の影響でオガマルの運行が一日遅れたため、僕は荷役、妻はオガマル清掃の仕事が無くなり、我家にとっては珍しく二人揃って平日の完全OFF。

朝方は曇っていたが、時間の経過と共に雲間からお日様が顔を出し、トレッキング日和。妻と2人久し振りにお気に入りの場所、ハートロックを目指す事に。

我家を出て、いつものように湾岸道路を歩きながら眺める二見湾は、一昨日とは大違い。湾内のいたる所のビーチに押し寄せていた大きなウネリは、嘘の様に消滅していた。島のサーファー達が大波を楽しんでいたバクダンも、多少の波はあるものの、サーファーは一人もいない。伝説の大波を楽しんだ翌日は、皆さんのんびりOFFと言う所だろうか。

歩き出して約1時間、北袋沢の登り口から山道に入る。入り口に設置してある竹筒の中を覘いてみたが、予想通りどの竹筒にも石は入っていない。この竹筒には目的地別、島民、観光、調査etcと利用目的別に色の違った石を入山の時に入れるようになっているのだが、オガマル出港中の平日、要するに山歩きをするのは我々だけと言う事。

歩きなれた山道だが、暑い夏の間山歩きをする人も少なかったのだろう、雑草が伸び放題で、道を見失いそうな所も何箇所かあった。18号の前に小笠原に接近した台風16号の影響は、おそらく整備に人も入ったのだろうか、思ったほどではなく、道の脇に伐採された木が横たわっている所が数箇所在った程度だ。

登り口から約1時間、我家を出てから2時間チョイ、いつものペースでハートロックの赤土の上にたどり着いた。昨日のハートロック、適度に雲の間にお日様が見え隠れ、そして心地の良い風が常に吹きぬける絶好のコンディション。妻と2人、約2時間、素晴らしい景観、美味しいランチ、そしてお気に入りのミュージック、転寝、とても平和な気持ちになれた。「何で戦争なんかするんだろうネ?」そんな会話が自然と出てくるような、ハートロックでの2時間だった。

帰りは山歩き観光スポットの一つ、ガジュマルの森を抜けるルートから途中の分岐点を右に折れ、辰巳道路へ抜け、夜明道路を山周りで我家まで。流石に帰宅後は「あ~疲れた!」でも心地よい疲れだ。

さて本日はオガマルの入港日。先ほどの防災小笠原の島内放送では、以外?にも定刻11時30分入港予定との事。流石オガマル、台風のウネリも全く問題なしのようだ。

所で、又台風19号が小笠原のすぐ南で発生、ゆっくりと北上中。ネットで見た1週間先までの気圧配置予想では、島の南を通過して行きそうだが、油断は禁物。又養生なんて事にならねば良いが。今年はどうも台風当たり年のようだ。

写真は、昨日のハートロックから南島方面。