小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

ハートロック With Mother

2009-02-08 06:21:20 | Weblog
慌ただしい内地での生活を終え帰って来た父島は、我々を極上のお天気で迎えてくれている。

5日の入港日、オガマルから一番で下ろしてもらい、そのまま行った荷役は汗ばむほどの陽気の中での作業となった。そして翌日、久し振りの用務の仕事もたっぷりの陽射し。昼休みの前浜ではおじんランチコンビのバリトンと四方山話。彼の情報では我々が内地に行っている間、小笠原はまるで雨季と思わせるような、雨の多い天気だったらしい。

昨日、休日恒例妻との扇浦までの早朝ジョグも、満天の星空の下での気持ちの良いランニング。その後は、妻が内地から送った大量の荷物が届いており、その整理。普通なら半日はかかろうかと言う作業だが、相変わらず手際の良い妻は2時間ほどで綺麗に片付けてしまった。

その間にもランチの準備も怠り無く済ませ、予定通り9時半我家を出発、お気に入りのハートロックまでウォーキング&ランチ。そして昨日は、内地から持参したほんの一かけら母の灰も背中のバックに入っている。

途中、小港道路のトンネルを抜けたところにある桜が、ほぼ満開。何と言う種類か知らないが、道路沿いのヤシの木の後ろに濃いピンク色の花を付けた2本の桜の木が、元気に頑張っていた。昨年は確か見逃してしまい、2年ぶりの小笠原でのお花見を楽しんだ。

そしてハートロックへはいつものペース、我家を出てから丁度2時間で到着。強い日差と2時間の歩きで、妻も僕も気持ちの良い汗にシャツが濡れている。

ランチの前に昨日のメインイベント、母を父島の大地、しかも我家の極上のスッポット、ハートロックの赤土の上に眠らせてあげた。そんな我々を快く迎えてくれるかのように、昨日のハートロックは最高のコンディション。強い日差しに、時折吹いてくる爽やかな風。他に訪れる人も無く、我々だけのハートロック。初めて経験する、小笠原の強い日差しに少し戸惑ったかもしれないが、寒がりだった母の事、あの暖かさにきっとホッとしている事だろう。

お気に入りのハートロック、僕にとっては父島における本当に特別の場所となった。

写真は昨日のハートロック。