小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

新発見

2009-05-24 14:04:36 | Weblog
3年以上この父島で生活してきたが、今日は僕にとってこの島での新しい発見が多くあった。

僕は完全休日の日曜日だったが、妻は母島から2時に帰って来る‘ゆり丸’(ドック中のハハマルの代船)の船内清掃の仕事が入っており、今日は2人で丸一日の山歩きは無理。昨日チラシの入っていた生協での特売でお買い物、その後夜明道路を歩き境浦でランチ、そして妻はお仕事と言うスケジュールで決定。

まずは7時オープンの生協へ、勿論その前に境浦までの早朝ジョグは欠かしてませんよ、念の為。実は生協の特売にお付き合いするのは、どうも初めてのような気がする。「毎月あるの?」僕の問いに「二ヶ月に一回位じゃない」と妻。

7時過ぎに入った店内は、気のせいか何時に無く活気があるように感じた。内地では珍しい事ではないが、ジャガイモや玉葱の一袋詰め放題ナンボの販売や、高く積まれたトイレットペーパー、BEERの箱売etc普段ここでは見慣れない光景がなんだか新鮮に思えた。

我家も大きな冷蔵庫を頂き収容能力が格段にアップした事もあって、ここぞとばかりにお買い物。帰りの自転車では、両腕に重たい荷物の紐が食い込み結構ヤバかった。そんな荷物を妻は手早く冷蔵庫に収納、朝一で用意していたランチを持って夜明道路一周のウォーキングへ。

途中後ろから来た車が車を止めて御挨拶。妻のオガマル清掃のお知り合いで、夜明道路の中央山先にある農園のお手入れに御夫婦で向かう途中との事。「良かったら、後で覗いて見て!」

今まで何度も歩いたりジョギングしたり、時にはサイクリングで夜明道路を行き来しているが、中央山を過ぎ下りに掛かった途中の右側にあるその場所は、車一台が入れるほどの入り口があり、周りは林と所々に見えるネットで囲まれていて、中の様子は全く分からない。一見して何か栽培でもしているような手造り農園といった感じだが、妻と「ここの中どうなってるんだろうネ!」なんて何度も話していた場所である。

せっかくのお言葉に甘え車が駐車してある入り口を入っていくと、先ほどの妻のお知り合いが快く迎えてくれ、その後中を丁寧に案内してくれた。約1時間ほどだろうか、それでもその敷地のホンの一部と言うくらい広大な所で、趣味でお気に入りの草花を手入れしたり、育てたりしているとの事。ビックリするくらい大きな桜の木があったり、先日行った躑躅山の躑躅よりはるかに大きな躑躅の木があったりと、自然の中でのガーデニングとでも言ったら良いのだろうか、とにかく素晴らしい所だった。

草花や庭弄りの好きな妻にとっては、この上ない場所だったに違いない。「又何時でもどうぞ」と優しい言葉をかけていただいたが、あまり草花に興味の無い僕だが、満開のあの桜の木は是非一度拝見させていただきたい物である。

予期せぬ嬉しい出会いで時間が押してしまい、ランチは扇浦のレストハウスで手短にと訪れて見ると、人はほとんどいないのだがレストハウス前の駐車スペースは満車状態。何事かと思いきや、この島でのNO1ホテル、古くは天皇陛下、そして昨年は石原都知事も宿泊したホテルホライズンでの初試み、千円ランチ目当てのお客さん達らしい。

食事を終えたお知り合いの話では、ウェーティングが出るほどの盛況で、4種類から選べる食事もボリューム満天で好評のようだ。普段敷居の高いホテルでの、こういった島民向けの試みも良い企画かもネ!

写真は、夜明道路の途中で妻が撮った一枚。